最先端野菜栽培システム「アグロファクター」開発会社が株式投資型CF「ファンディーノ」で資金調達へ

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株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、151件目のプロジェクト「都会のド真ん中でも『通常の2倍サイズの野菜』が育つ!“根”に着目した効率的な野菜栽培システム「Agrofactor」の情報が公開された。株式発行者は千葉県柏市の株式会社エコデシックで、目標募集額1503万円、上限応募額6003万円。1株1万円、投資金額は9万円、27万円、45万円の3コース。申込期間は8月1日から8月3日。

エコデシックは2016年創業、高品質野菜の栽培技術「Agrofactor(アグロファクター)」の開発を行っている。屋内で多段栽培棚を活用した水耕栽培(土を使用せず液体肥料のみで栽培する方法)で多品種の野菜を、同じ液体肥料・同じ栽培棚で同時に栽培する。最大の特徴は、植物の根にある程度の厳しい環境を与えつつ、液体肥料で定期的な刺激を与え、根の能力を高め、成長ホルモンの分泌促進を計画的に行う。最大の特徴は、一般的な植物工場における水耕栽培と比べ、栽培期間が3分の2から半分ほどに短縮となり、かつ、サイズも2倍以上大きく育てられる。

さらに、他の屋内栽培工場と違い、独自に開発したLED照明による効率的な光合成と、液体肥料の流す量を意図的にコントロールする「周期的刺激」栽培法によって、栽培速度をある程度コントロールできる優位性を保持。特許も出願済みだ。成長の度合いをいつでも管理できるよう、スマートフォンやパソコンで栽培室の気温や二酸化炭素濃度、成長具合などを写真と数値でリアルタイムに、遠隔からも確認できる「スマート農業」の仕組みも構築している。

現在、柏市の研究施設と、鹿児島県内に他社と共同運営するショールーム的植物工場など全6箇所の拠点を持つ。年内にもう一箇所、再生可能エネルギー事業を行っている企業が、仙台に実験設備を作る予定。このうち、鹿児島の施設では、昨年初頭よりサンチュなどのリーフレタスが実際に地元のスーパーで販売されている。売れ行きと品質が評価され、他のスーパーや食品加工業者、レストランチェーンなどから数多くの問い合わせや、サンプル提供の要請が相次いでいるという。

先進的な工場をフラッグシップモデルとして模範にすることで顧客を開拓、葉物野菜の新たな栽培方法として定着させていき、およそ2.5兆円(農林水産省調べ)の野菜市場の獲得を目指す。21年をめどに中国への進出も視野に入れ、薬草栽培の可能性も探っていく。マイルストーンは2025年にIPO、売上高約14億円を想定する。

今回、エコデシック社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の33億448万円(2020年7月現在)。

投資家は、ファンディーノ上で一口10万円の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。

応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。

審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。

ファンディーノで投資を実行するには、下記ウェブサイトで事前に登録を済ませておくことが必要となる。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」[PR]
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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