未上場のベンチャー企業に投資できる株式投資型クラウドファンディングサービス「エメラダ・エクイティ」を運営するエメラダ株式会社は7月25日、第6号案件として「ナックルボール株式会社」のエメラダ型新株予約権の募集を7月26日の20時より開始する予定であることを公表した。エメラダ・エクイティは、個人投資家が49万円以下から投資できる特徴がある。
今回、エメラダ・エクイティが第6号案件として取り扱うナックルボール社は「より短い時間で楽しめるコンテンツを。」をコンセプトに、日本最大級の4コマ漫画専門投稿サイト「4コマgram」を運営する企業だ。誰もが無料で4コマ漫画を投稿でき、無料でスマホから4コマ漫画を読める日本最大級の4コマ漫画投稿数を誇る投稿サイトとなっており、投稿者が評価やPV数に応じて対価を受け取ることができる仕組みとなっている点に特徴がある。2018年4月には、お気に入りの作家のフォロー機能お気に入りの作家が新規投稿した際のプッシュ通知・いいね!やコメント機能を備えたiOS版のアプリをリリースしており、Android版のリリースも予定している。
ナックルボール社は2016年に創業して以来、日本のほかアジアのスタートアップ企業に豊富な投資実績があるベクトル社やクラウドワークス社、イーストベンチャーズなどから資金調達しており、今後は4コマ漫画という日本独自のコンテンツを知的財産化することで、中国を中心としたアジア市場に展開していくことを計画している。
エメラダ・エクイティでの今回の目標募集額は20,020,000円。エメラダ型新株予約権は1個あたり7万円で2個、5個、7個から希望の個数を選択可能だ。
エメラダ社はゴールドマン・サックス、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などの金融機関出身者がメンバーの中心となり、案件組成、コンプライアンス、内部統制の体制を整備している。また、エメラダ社はマネックスグループ傘下のベンチャーキャピタルであるマネックスベンチャーズ株式会社や日本生命保険相互会社などのほか、大手金融機関からも出資を受けている。エメラダ社が取り扱うのは、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家からすでに出資を受けており、IPOやM&Aでの換金機会を目指している企業となっている。
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《エメラダ型新株予約権》エメラダ・エクイティが募集するエメラダ型新株予約権は、一定の事由が生じた時に新株予約権をその発行者(投資先企業)が取得する定めがついた取得条項付新株予約権となっている。エメラダ型新株予約権では、投資家はエメラダ型新株予約権に投資し、主にIPOやM&Aが実現した場合に株式または金銭を受け取れる点に特徴がある。
このように、エメラダ型新株予約権は、一般的な新株予約権と異なり、発行者が上場を承認された場合もしくは発行から10年間が経過する最後の1ヵ月の間のみ権利を行使することができ、権利を行使した後に発行者が上場した場合には、権利行使により取得した株式を市場で売却することができる。また、発行者がM&Aにより売却されたときは、取得条項の発動により新株予約権が譲渡され、発行者から金銭を取得することができる。
ただし、エメラダが取扱う発行者の上場やM&Aによる企業売却の実現が保証されるものではなく、また、投資開始から権利行使をせず10年間経過または企業が解散した場合には、新株予約権の権利が消滅するため株式も金銭も受け取れない点、注意を要する。
【サービスサイト】エメラダ・エクイティ
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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