融資型クラウドファンディング(CF)サービス「Bankers(バンカーズ)」を運営する株式会社バンカーズは6月30日、通算2号ファンドとなる「バンカーズ地域医療機関支援・商業手形ファンド第1号」(2021年1月29日運用開始)が、同日償還となったと発表した。同サービス初の償還を迎えた。
同ファンドは募集金額5500万円、出資単位1口1万円で、1月15日に先着式で募集を開始、即日100%の申込額を受注した。借手は2001年の創業以来、金融事業を通じて主に関東圏の中小企業や医療機関のサポートを行っている企業で、融資金は借手が医療機関に対して診療・介護報酬債権担保融資を行うための事業資金に充当された。運用期間は約4ヶ月。
当初の予定利回り(年率・税引前)2.68%〜3.45%に対して、最終利回り3.40%(年率・税引前)の運用実績となった。予定利回りの上限に近い運用実績を上げられた要因として、同社は「同業他社にはない、融資事業(本ファンドでは5000万円)と商業手形割引事業(本ファンドでは500万円)の2つの対象事業を組み合わせたファンドで、商業手形割引事業で高い運用成果をあげられた点」と分析。「借手である金融事業者および本事業者が支援する医療機関へ新たな資金調達方法を提供するとともに、投資家へ着実な運用実績を作ることができた」と手ごたえを話す。
バンカーズでは7月に10億円規模のファンドを組成予定。詳細が確定次第、ファンド詳細ページを公開する。
同社は貸金業者として46年の実績を持つ泰平物産株式会社を母体に、2019年に株式会社バンカーズ・ホールディングの100%子会社として現社名に変更。銀行、証券、ノンバンク、IT業界での経験を有するメンバーが参画、20年10月に第二種金融商品取引業登録を完了。同年12月1日にサービスの提供を開始した。目標は「経済発展に貢献する総合金融プラットフォームの実現」。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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