アクサIM、2020年アクティブオーナーシップ・スチュワードシップ報告書の日本語版を公開

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アクサ・インベストメント・マネージャーズ(アクサIM)株式会社は6月30日、「2020年アクティブオーナーシップ・スチュワードシップ報告書」の日本語版を公表した。同報告書は、新型コロナウイルスの世界的感染拡大に見舞われるなかで同社が行ったエンゲージメントと議決権行使について説明しており、英語版は今年4月に公表。「危機的な状況において責任ある投資家の声を届けることはこれまで以上に重要」と同社は報告書の意義を説明。また、20年度版では環境、社会、ガバナンス(ESG)要因を戦略に組み込む方法を追求し、気候変動に立ち向かう国や企業を支援するために、21年に向けた優先事項を紹介する内容。

報告書の冒頭で、アクサIMエグゼクティブ・チェアマンのマルコ・モレリ氏は「当社の目的(パーパス)は『すべての人々のより良い未来のために、大切なものに投資する』こと。それが当社のあらゆる決断の中心にある。責任ある資産運用会社として、顧客ならびに人々と地球にとってより良い未来が訪れることを目指し、当社はアクティブで長期的な資産運用を行っている」と表明する。

エンゲージメント活動について「アクサIMの責任投資において中心となる活動。企業との対話によって自らの投資を積極的にモニタリングし、社会と地球、ひいては顧客のために変化をもたらすようなオープンな交流の機会を維持できる。また、顧客が保有資産の価値を確認できるよう、投資の透明性も確保したい」と述べている。

内容は「エンゲージメントの実践」として気候変動、生物多様性の喪失、ジェンダーの平等、個人情報保護、新型コロナウイルスと公衆衛生の各テーマで、同社の活動を紹介。以下、債券投資におけるアクティブオーナーシップ、企業とのエンゲージメントの実践と続く。

議決権行使については、20年の議決権行使の状況、議決権行使の事例銀行セクターとの協力、ESG指標と連動した報酬、議決権行使のプロセスを解説。さらに「プラットフォームへのESG統合、ポートフォリオにESGを組み込む」として、アクサIMコア最高投資責任者のクリス・アイゴー氏が「投資に関連したESGリスクへの理解を深めることによって、持続可能なリターンを実現する可能性が高まるとともに、人々や地球に貢献できる」とメッセージを寄せている。

【関連サイト】アクサ・インベストメント・マネージャーズ株式会社

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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