細胞医療の新技術を酪農分野やバイオマス分野に展開。医療ベンチャーがFUNDINNOで2回目の挑戦

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【第2回】最新の再生医療機器で細胞治療を変革‼ 細胞回収率が約98%まで向上。無菌状態による細胞の精製時間を約1/5に短縮する「FENIX」

株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で「【第2回】最新の再生医療機器で細胞治療を変革‼ 細胞回収率が約98%まで向上。無菌状態による細胞の精製時間を約1/5に短縮する『FENIX』」の情報が公開された。新株予約権型で、発行者のアライドフロー株式会社は細胞治療用の幹細胞のソーティング(選別)装置を開発するベンチャー。2021年にファンディーノで4941万円を集めて成約しており、2度目の資金調達となる。今回は目標募集額1251万円、上限応募額5004万円。募集期間は1月30日~2月5日。投資は1口9万円で5口まで、特定投資家には180万円、360万円、720万円、1440万円、2880万円コースがある。

アライドフロー社は、細胞治療の周辺技術に関わる最新技術の研究と開発を手がける、2016年設立のベンチャー。細胞治療の発展に欠かせない幹細胞のソーティング(選別)装置「FENIX(フェニックス)」の開発を行なっている。フェニックスは、無菌状態を保ちながら特定の細胞のみを高純度・高速・高生存率・高増殖率で選別できる「次世代のセルソーター」(同社)。1回目の募集時はフェニックスを21年下期から販売を開始する計画だったが、コロナ禍で22年2月にずれた。

画像出典:ファンディーノのウェブサイトより、以下同

しかし、その後のデモで技術的な進捗があり、第1回目の募集時の開発計画だった「フェニックスⅡ」の改善開発計画を約2年前倒し、約半年で実現させることができたという。23年度から2台の販売を計画している。今後は海外へむけた販売ルートを開拓し、25年の上期に中国、その後は欧米への展開を想定する。

FEXIXのアップデート

幹細胞は、自己複製能と様々な細胞に分化する能力を持つ細胞で、事故や病気で損傷した部位に移植して組織の生成を促したり、糖尿病のような完治が難しいとされる病気の根本的な治癒を目指したりする細胞治療に利用される。2度目の資金調達にあたり、同社は「細胞治療のさらなる発展、さらに酪農分野やバイオマス分野へ展開し、各分野での新しい価値創造にビジョンを拡げたい」としている。

29年には年間34台の研究用セルソーターの販売を計画、売上規模は22年11月の0.25億円から14.4億円を目指す。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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