外国株取引に強い証券会社は?取扱国・手数料・ツール・評判で比較

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長期での資産運用を行う際に重要となるのは、リスク低減を目的とした国際分散投資です。国際分散投資は、国内株のみならず外国株にも投資を行うため、投資機会や収益獲得チャンスの増加が期待できます。しかし、外国株を豊富に取扱う証券会社は限られており、取扱国やサービスなども様々です。

そこでこの記事では、外国株取引に強い証券会社について詳しく説明していきます。外国株の種類、取引手数料、利用できるツール、評判について興味のある方は参考にしてみてください。

※本記事は、2021年12月29日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定銘柄などへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 外国株取引の特徴
  2. 外国株取引に強い証券会社4選
    2-1.SBI証券
    2-2.楽天証券
    2-3.マネックス証券
    2-4.サクソバンク証券
  3. 外国株取引の始め方
  4. まとめ

1 外国株取引の特徴

外国株とは外国企業が発行する株式であり、日本の証券会社を介して取引可能です。例えば、アップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、ツイッター(TWTR)、マイクロソフト(MSFT)、マクドナルド(MCD)などは身近な外国企業の例で、これらの企業が発行する株式を日本にいながら売買することが可能です。

外国株に投資するメリットは大きく分けて2つあります。一つ目は、国際分散投資が可能になる点です。例えば、一つの国の株のみに投資する場合、収益はその国の情勢や経済状況によって左右されやすいのですが、複数の国に分散投資すれば下落リスクの低減を図れます。

二つ目は、成長性のあるグローバル企業に投資することでそれに見合うリターンを期待できる点です。例えば、オンラインショッピングで高いシェアを獲得しているアマゾンなどは、国境を越えたグローバルな事業を展開しており、世界中のネットユーザーをターゲットにしているため、高収益を実現しています。アマゾンのようなグローバルに活躍する大手企業に投資できるのは、外国株取引の大きなメリットとなっています。

一方、外国株に投資するデメリットとして情報量の少なさも挙げられます。ただし、確かに国内株と比べると日本語での情報が取りづらい場合もありますが、最近は外国株の情報もオープンに発信されるようになり、有名企業の情報であれば日本語のニュースサイトや証券会社の情報ツールサービスを通じて確認できるケースも多くなっています。

2 外国株取引に強い証券会社4選

外国株取引をしたい場合、外国株の取扱が豊富な証券会社を選ぶことが大切です。取引手数料やサービス、ツールなどは証券会社によって異なるので、以下では外国株取引に強い証券会社4社の特徴をご紹介していきます。

2-1 SBI証券

SBI証券は、国内トップクラスの豊富な取扱商品や業界最安級の手数料、高機能ツールなど、総合評価の高いネット証券会社として知られています。

SBI証券の取扱国及び銘柄数は以下の通りです。

米国株 中国株 韓国株 ロシア株 アセアン株
約4,800銘柄 1,300銘柄 70銘柄 30銘柄 500銘柄以上

※2021年12月29日時点

一方、外国株取引の手数料(税込)は以下の通りです。

米国株 中国株 韓国株 ロシア株 アセアン株
約定代金の0.495% 約定代金の0.286% 約定代金の0.99% 約定代金の1.32% 約定代金の1.1%-2.2%

2021年4月9日に提供開始された「SBI証券 米国株アプリ」では、これまで総合証券口座の外国株取引ページでしか米国株を取引できなかったのに対して、アプリでの取引が可能になりました。そのため、外出時でもスマホ一つで取引することができます。

また、口座管理のほか、チャート分析機能や銘柄スクリーナー機能、米国株式の決算情報など取引に必要な情報もアプリ一つで完結します(※米国株以外の外国株を取引できるアプリは提供されておらず、総合証券口座の外国株取引ページのみの取引となります)。

このほか、米国株の銘柄スクリーニングツール「米国株スクリーナー」や、米国やアセアンのアナリストレポート、米国及び中国株の上場予定の銘柄を紹介する「IPOスピードキャッチ」などの豊富な情報ツールを利用できます。2022年7月からは米国株式信用取引サービスを予定しており、米国株式サービスを強化に取り組んでいくとしています。

SBI証券で外国株取引を行っている利用者からは、以下のような感想が寄せられています。

  • 外国株のラインナップが豊富
  • 住信SBIネット銀行と連携すれば、為替コストをさらに抑えられる
  • 取引手数料が安い
  • 米国株の貸株サービスがある
  • HYPER SBIで外国株を取引できない

SBI証券の外国株は9カ国と他社よりも多く、取引手数料も最安水準な一方、SBI証券の主要取引ツールである「HYPER SBI」で外国株を取引できない点が不便との声もあります。

2-2 楽天証券

楽天証券は、2021年12月時点の総合証券口座数で700万口座を突破し、SBI証券と並ぶ大手ネット証券会社となっています。業界最安級の手数料や高性能取引ツールに加え、楽天経済圏との提携も強みとなっているため、若い世代を中心に利用されている証券会社です。

楽天証券の取扱国及び銘柄数は以下の通りです。

米国株 中国株 アセアン株
4,500銘柄以上 1,000銘柄以上 240銘柄以上

※2021年12月29日時点

一方、外国株取引の手数料(税込)は以下の通りです。

米国株 中国株 アセアン株
約定代金の0.495% 最低550円~最大5,500円 約定代金の1.1%

※中国株の手数料(税込)は、約定代金10万円まで550円となっており、10万円超100万円未満なら約定代金の0.55%、100万円以上なら5,500円の手数料となっています。

楽天証券では、高性能取引ツールの「マーケットスピード」とスマホアプリの「iスピード」を提供しており、国内株と同じプラットフォームで米国株を取引可能です。また、マーケットスピードでは、20種類以上のテクニカル分析ツールを使用でき、ワンクリック注文も可能です。

※マーケットスピード最新版の「マーケットスピードⅡ」では、米国株取引は行えません。また、米国株以外の外国株を取引できるツール・アプリは提供されておらず、総合証券口座の外国株取引ページのみの取引となります。

楽天証券で外国株取引を行っている利用者からは、以下のような感想が寄せられています。。

  • 他社より米国株の注文受付時間が長い
  • 楽天銀行との連携で、スムーズに取引を行える
  • 国内株と同じツールで米国株を取引できて便利
  • 中国株の手数料がやや割高

楽天証券は、国内株と米国株の取引プラットフォームが統合されており、国内株と米国株を一括化して管理することができます。一方、中国株の手数料がやや割高に設定されているのがデメリットという声もあります。

2-3 マネックス証券

米国株の取扱いが豊富なマネックス証券は、中国株の取扱いも業界最多クラスとなっています。また、銘柄分析ツールやアナリストレポートが提供されており、銘柄分析にも強みを持つネット証券です。

マネックス証券の取扱国及び銘柄数は以下の通りです。

米国株 中国株
4,500銘柄以上 約2,600銘柄

※2021年12月29日時点

一方、外国株取引の手数料(税込)は以下の通りです。

米国株 中国株
約定代金の0.495%(最低0米ドル) 約定代金の0.275%

マネックス証券では、米国株専用取引ツールである「トレードステーション」を活用することで、米国株を管理・取引することができます。トレードステーションには、Web版とスマホアプリ版があり、どちらも無料で利用できるのが特徴です(※中国株を取引できるツール・アプリは提供されておらず、総合証券口座の外国株取引ページのみの取引となります)。

トレードステーションは、チャート分析のほか、チャートを見ながら注文できるため、タイミングを重要視するデイトレードにも適しています。また、「トレードマネージャー」機能により、注文の取り消しや訂正、ポジションの決済なども手軽に行えます。

また、銘柄分析ツールである「銘柄スカウター米国株」も活用できます。銘柄スカウター米国株では、米国株の過去10期以上の企業業績推移などをグラフで比較できるので、ファンダメルズ分析に役立ちます。

マネックス証券で外国株取引を行っている利用者からは、以下のような感想が寄せられています。

  • 取扱銘柄が豊富で選択肢が広がる
  • ツールが充実していて嬉しい
  • 米国株の時間外取引がある
  • NISA口座で外国株を買える
  • 取扱国が米国と中国しかない

マネックス証券は、米国株の時間外取引やNISA口座で外国株を購入できるなど、他社にはないサービスが評判です。また、ツールも充実しており、銘柄分析で役立つと好評な一方、取扱国が少ないと指摘する声もあります。

2-4 サクソバンク証券

サクソバンク証券は、欧州系銀行傘下の証券会社なので、欧州株にも力を入れている企業です。取扱国と取扱銘柄数は業界最多級で、高性能取引ツールに搭載された多彩な注文方法を駆使できる強みがあります。

サクソバンク証券の取扱国及び銘柄数は以下の通りです。

米国株 中国株 欧州株
6,000銘柄以上 2,500銘柄以上 3,700銘柄以上

※2021年12月29日時点

一方、外国株取引の手数料(税込)は以下の通りです。

米国株 中国株 欧州株
約定代金の0.33% 約定代金の0.22% 約定代金の0.55%

サクソバンク証券では、日本、米国、中国、欧州株と全ての取扱商品を一つのツール「サクソトレーダーGO」で取引できるので、一括化して管理・取引しやすいのが特徴です。

注文方法も「成行注文」「指値注文」「逆指値注文(成行)」のほか、他社では取扱いの少ない「逆指値注文(指値)」「逆指値(トレイリング追随型)」「OCO」「IFO-OCO」を活用できます。

また、「オートチャーティスト」機能により、自動分析、取引シグナルを受け取ることができ、最適なタイミングをアラート通知してくれます。

さらに、サクソトレーダーGO内にあるアナリスト機能では、星5つからなる企業評価や1年後の株価予想など、投資家が必要としている情報を無料で提供している点も特徴です。

サクソバンク証券で外国株取引を行っている利用者からは、以下のような感想が寄せられています。

  • 米国株取引に強い会社
  • 欧州株を扱っている証券会社は少ないので貴重
  • 手数料が安い
  • 配当金再投資(DRIP)サービスが使えて嬉しい
  • 取引ツールが上級者向け

サクソバンク証券は、低コストで主要国に投資することができるほか、配当金再投資(DRIP)サービスにより、効率の良い資産運用が可能になります。一方、多数の機能が備わった取引ツールが上級者向けとなっているため、初心者にはやや難しいとの声もあります。

3 外国株取引の始め方

外国株取引を始めるためには、総合証券口座とは別に「外国株式取引口座」を開設する必要があります。外国株式取引口座を申し込む際は、外国株取引の注意事項や取引ルール、リスクに関する内容をしっかり確認し、証券会社の利用規定に同意すれば手続き完了となります。

次に、「外貨決済」「円貨決済」のいずれかを決めます。外国株取引では日本円を取引国通貨に両替する必要があり、例えば、米国株に投資する際は日本円を米ドルに両替します。外貨決済と円貨決済は、日本円を自ら両替するか、証券会社が両替するかの違いです。

外貨決済の場合、投資家自身が日本円を取引国通貨に両替します。両替する手間はかかるものの、外国株取引時の為替手数料は発生しない点がメリットです。

一方、円貨決済の場合、証券会社が日本円を取引国通貨に両替します。両替の手間はなく、すぐに取引できるものの、外国株取引時に為替手数料が発生します。

なお、外貨決済を選択する場合、取引を行う前に両替手続きを済ませておく必要があります。一方、円貨決済を選択する場合、注文時に円貨決済を選択し、発注を行う流れとなります。

まとめ

外国株取引に強い証券会社をまとめると、取扱国・手数料・ツールなど総合的に優れているのはSBI証券と楽天証券、米国株に特化した情報・分析ツールが使えるのはマネックス証券、米国株・中国株・欧州株と主要国に投資ができ、プロ仕様の取引ツールが利用できるのはサクソバンク証券となっています。

外国株取引に関心がある方は、外国株取引のルールやリスク及び各証券会社が提供するサービス等をしっかりと理解した上で、慎重に検討しましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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