電車やバスで使える人気の株主優待銘柄10本、配当や業績も【2022年9月】

交通費は細々とした支出ですが、まとまると結構な出費になります。日々利用する電車やバスで株主優待を活用できると、交通費が節約できてお得です。

今回は電車やバスなどの公共交通機関で使える、人気の株主優待銘柄を10本紹介します。交通費の節約に興味のある方は、参考にしてください。

※2022年8月23日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 電車やバスで使える人気の株主優待10選
    1-1.東日本旅客鉄道
    1-2.西日本旅客鉄道
    1-3.近鉄グループホールディングス
    1-4.東急
    1-5.京王電鉄
    1-6.小田急電鉄
    1-7.西日本鉄道
    1-8.東武鉄道
    1-9.京成電鉄
    1-10.北海道中央バス
  2. まとめ

1.電車やバスで使える人気の株主優待10選

運賃が割引になるなど、公共交通機関で利用できる株主優待銘柄を10本紹介します。

1-1. 東日本旅客鉄道

証券コード 9020
権利確定月 3月
株価 7,050円
優待に必要な最低株数 100株
必要な投資金額 705,000円
配当利回り(会社予想) 1.42%
主な優待内容 運賃・料金40%割引券

※2022年8月23日のデータ

JR東日本では、自社営業路線内で使用可能な40%割引券を、保有株式数に応じて下記のように贈呈しています。

  • 100~1,000株:100株ごとに1枚
  • 1,000株超~10,000株:10枚+1,000株超過分200株ごとに1枚
  • 10,000株超~20,000株未満:55枚+1,000株超過分300株ごとに1枚
  • 20,000株以上~50,000株未満:100枚
  • 50,000株以上~100,000株未満:250枚
  • 100,000株超~100,000株:500枚

運賃は普通片道乗車券、料金は片道の特急券・急行券・グリーン券および座席指定券とし、原則1列車に限ります。

2023年3月期第1四半期決算によると、売上高は対前年28.7%増、営業利益は前年が552億円の損失であったのに対し、今年度は402億円の黒字でした。コロナ禍からの需要復活で、運輸、流通・サービス、不動産・ホテルなどすべての事業セグメントが増収増益となりました。

1-2.西日本旅客鉄道

証券コード 9021
権利確定月 3月
株価 5,244円
優待に必要な最低株数 100株
必要な投資金額 524,400円
配当利回り(会社予想) 1.92%
主な優待内容 鉄道優待券

※2022年8月23日のデータ

JR西日本では、片道一人分の運賃・料金が50%割引になる券を、保有株式数に応じて下記のように贈呈しています。

保有株式数 鉄道優待券(通常発行) 鉄道優待券(追加発行)
※100株でも3年以上継続保有
100株~299株 100株ごとに1枚 追加なし
300株~499株 100株ごとに1枚 1枚追加
500株~999株 100株ごとに1枚 2枚追加
1,000株~1,099株 100株ごとに1枚 3枚追加
1,100株~10,099株 10枚プラス1,000株超過分200株ごとに1枚 3枚追加
10,100株~19,999株 55枚プラス10,000株超過分300株ごとに1枚 3枚追加
20,000株以上 100枚 3枚追加

2023年3月期第1四半期決算によると、20年3月期以来、3期ぶりに連結・単体ともに黒字を達成しました。感染再拡大や物価高騰の影響など、先行きの不透明感は増しているものの、想定の範囲内であることから、通期業績予想・配当予想は据え置くとのことです。

1-3.近鉄グループホールディングス

証券コード 9041
権利確定月 3月・9月
株価 4,710円
優待に必要な最低株数 100株
必要な投資金額 471,000円
配当利回り(会社予想) 0.54%
主な優待内容 招待乗車券

※2022年8月23日のデータ

近鉄グループホールディングスの株主優待では、以下3種類の乗車券・乗車証を贈呈しています。

  • 近畿日本鉄道線沿線招待乗車券
  • 株主優待乗車券
  • 株主優待乗車証

近畿日本鉄道線沿線招待乗車券と株主優待乗車券は、近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)で1枚につき1人片道ぶん利用できます。株主優待乗車証は、持参者なら誰でも利用可能です。もらえる券の種類や枚数は、保有株式数によって異なります。

令和5年3月期 第1四半期の連結決算は、営業収益が対前年49.8%増、営業利益は前年のマイナスから63億円の黒字となりました。外出の自粛や店舗休業等の反動増に加え、不動産業でマンション分譲戸数が増加したこともあり、運輸業をはじめとして各事業で増収となりました。1株あたりの配当は昨年と同じく、年間25円を予定しています。

1-4.東急

証券コード 9005
権利確定月 3月・9月
株価 1,639円
優待に必要な最低株数 100株
必要な投資金額 163,900円
配当利回り(会社予想) 0.93%
主な優待内容 株主優待乗車証

※2022年8月23日のデータ

東急の株主優待では、優待乗車証、買い物に使える優待券を贈呈しています。優待乗車証は、東急線または東急バスの片道1乗車に利用できる切符タイプのほか、有効期間内に何度でも利用できるパスタイプのものもあります。保有株式数が12,000株未満までは切符タイプ、12,000株以上になると切符タイプに加えパスタイプももらえます。

2023年3月期 第1四半期決算では、売上高が対前年で5.0%増、営業利益は677%増となりました。先行きは不透明なものの、入国規制の一部緩和等により、経済活動の持ち直しの動きが見られたことが要因とのことです。1株あたりの配当は昨年と同じく、年間15円を予定しています。

1-5.京王電鉄

証券コード 9008
権利確定月 3月・9月
株価 5,290円
優待に必要な最低株数 100株
必要な投資金額 529,000円
配当利回り(会社予想) 0.76%
主な優待内容 優待乗車券

※2022年8月23日のデータ

京王電鉄の株主優待では、京王線全線の優待乗車券を贈呈しており、希望すると高速バス優待券に交換することもできます。100株~200株未満の場合、優待乗車券2枚となり、高速バス優待券への交換はできません。200株~6,000株未満は、200株につき優待乗車券4枚、高速バス優待券にする場合は2枚~11枚となります。

2023年3月期 第1四半期決算では、売上高が対前年で17.3%増、営業利益は前年度のマイナスから51億円の黒字に転換しました。事業の選択と集中により、各事業の利益水準を改善し、ポストコロナ社会に適応した事業構造への抜本的な変革を完遂するための取組みを進めています。1株あたりの配当は昨年と同じく、年間40円を予定しています。

1-6.小田急電鉄

証券コード 9007
権利確定月 3月・9月
株価 1,914円
優待に必要な最低株数 500株
必要な投資金額 957,000円
配当利回り(会社予想) 0.53%
主な優待内容 優待乗車証

※2022年8月23日のデータ

小田急電鉄の株主優待は、500株以上の保有者が対象です。下記の優待券を贈呈しています。

  1. 電車全線優待乗車証(きっぷ式、1枚1乗車有効)
  2. 電車全線優待乗車証(定期券式)
  3. 電車全線および小田急バス全線共通優待乗車証(定期券式)

10,000株までは、①を4枚~80枚もらえます。15,000株以上になると、②や③をもらえるようになります。

2023年3月期 第1四半期の連結決算は、営業収益が3.5%増、英領利益が132.4%増となりました。配当は昨年と同様、1株あたり年間10円を予定しています。

1-7.西日本鉄道

証券コード 9031
権利確定月 3月・9月
株価 2,848円
優待に必要な最低株数
(株主優待乗車券の場合)
600株
必要な投資金額 1,708,800円
配当利回り(会社予想) 1.06%
主な優待内容 株主優待乗車券・乗車証、優待カード、ホテル割引券

※2022年8月23日のデータ

西日本鉄道で株主優待乗車券をもらえるのは、600株以上の保有者です。

  • 600株以上:回数券方式4枚
  • 2,000株以上:回数券方式8枚
  • 4,000株以上:回数券方式12枚
  • 6,000株以上:電車全線または地区限定バス全線優待乗車証(定期券方式)1枚
  • 8,000株以上:電車全線またはバス全線優待乗車証(定期券方式)1枚
  • 13,400株以上:電車・バス全線優待乗車証(定期券方式) 1枚

2023年3月期 第1四半期の連結決算は、営業収益が34.8%増、営業利益は昨年の赤字から54億円の黒字となりました。配当は昨年と同様、1株あたり年間で30円を予定しています。

1-8.東武鉄道

証券コード 9001
権利確定月 3月・9月
株価 3,280円
優待に必要な最低株数 100株
必要な投資金額 328,000円
配当利回り(会社予想) 0.77%
主な優待内容 株主優待乗車証

※2022年8月23日のデータ

東武鉄道の株主優待では、①株主優待乗車証(回数券)、②株主優待乗車証(定期券)、③株主優待券1冊を贈呈しています。配布枚数は下記のとおり保有株式数によって変動します。

  • 100株以上:①を2枚+③(3月末のみ)
  • 200株以上:①を2枚+③
  • 600株以上:①を6枚+③
  • 1,000株以上:①を10枚+③
  • 2,000株以上:①を20枚+③
  • 3,000株以上:①を30枚+③
  • 3,000株以上:①を30枚+③
  • 4,000株以上:①を40枚+③
  • 5,000株以上:①を50枚+③
  • 11,600株以上:①を50枚+②を1枚+③

2023年3月期 第1四半期の連結決算では、営業収益が対前年24.2%増、営業利益が187.4%増となりました。1株あたりの配当は2022年3月期よりも5円多い、年間25円を予定しています。

1-9.京成電鉄

証券コード 9009
権利確定月 3月・9月
株価 3,855円
優待に必要な最低株数 100株
必要な投資金額 385,500円
配当利回り(会社予想) 0.46%
主な優待内容 電車線回数券

※2022年8月23日のデータ

京成電鉄の株主優待では、電車線回数券(1枚1乗車・片道)を贈呈しています。配布枚数は以下のとおりです。

  • 100株以上:2枚
  • 500株以上:4枚
  • 1,500株以上:7枚
  • 2,500株以上:10枚
  • 3,500株以上:20枚
  • 5,000株以上:30枚
  • 10,000株以上:60枚
  • 17,500株以上:60枚 または電車パス1枚
  • 25,000株以上:60枚 または電車・バス共通パス1枚

さらに3年以上の長期継続保有者は、下記のように優待乗車証が追加発行されます。

  • 2,500株以上:3枚
  • 5,000株以上:6枚
  • 17,500株以上:14枚

2023年3月期 第1四半期決算では、営業収益が対前年15.1%増、営業利益は前年の13億円の赤字から32億円の黒字に転換しました。配当は昨年と同様、1株あたり年間で17円を予定しています。

1-10.北海道中央バス

証券コード 9085
権利確定月 3月・9月
株価 3,280円
優待に必要な最低株数 100株
必要な投資金額 328,000円
配当利回り(会社予想)
主な優待内容 株主優待乗車運賃半額券

※2022年8月23日のデータ

北海道中央バスでは保有株式数に応じて、①株主優待乗車運賃半額券、②株主優待高速バス路線半額割引券、③株主優待乗車証引換券、④株主優待割引利用券の4種類を、下記のように贈呈しています。

3月末・9月末

  • 100株以上:①30枚
  • 300株以上:①60枚
  • 500株以上:①90枚
  • 700株以上:①120枚
  • 990株以上1,980株未満:②2枚
  • 990株以上:990株につき③1枚

3月末

  • 100株以上:④10%割引券10枚、④50%割引券4枚

2023年3月期 第1四半期決算では、売上高が対前年18.8%増、営業利益は昨年の14億円の損失から、9億5,000万円の損失に縮小しました。新型コロナの影響が続いており、旅客自動車運送事業及び観光関連事業においては、依然としてコロナ禍前の水準を下回る状況です。今年度の配当に関しては未定となっています。

まとめ

電車やバスで使える株主優待を10本紹介しました。保有株式数や期間によって乗車証の種類や枚数が細かく違うので、事前に確認しておきましょう。

業績に関しては新型コロナの影響が薄まり、コスト削減なども貢献して対前年で増収・増益となる企業も多く見られました。今後もプラス成長を続けられるかに注目です。

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