株の取引手数料が無料の証券会社は?適用条件やキャンペーンも

株の取引手数料とは、証券会社の利用者が株式を売買する際に生じる手数料です。株の取引手数料は証券会社ごとに異なっており、各社が様々な料金体系を採用している中、最近では大手オンライン証券を中心に株の取引手数料を無料にするケースも増えてきています。

この記事では、株の取引手数料が無料となる証券会社やその適用条件をご紹介します。株取引のコストを抑えたい方や、様々な証券会社を株式取引手数料で比較したい方は参考にしてみてください。

※本記事は、2022年3月24日の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. 株の取引手数料とは
  2. 株の取引手数料が無料の証券会社7選
    2-1.SBI証券
    2-2.SBIネオトレード証券
    2-3.楽天証券
    2-4.GMOクリック証券
    2-5.松井証券
    2-6.岡三オンライン証券
    2-7.STREAM
  3. 株の取引手数料の注意点
  4. まとめ

1 株の取引手数料とは

株の取引手数料とは、証券会社を通じて株式を取引する際、利用者が証券会社に支払う費用のことです。株の取引手数料は証券会社にとって基本的な収益源の1つですが、利用者にとっては大きな負担にもなり得るので、手数料の安いサービス選びが重要になります。

株式取引手数料の主なタイプは、1回の約定ごとに取引手数料が発生するものや、1日の約定代金に応じて取引手数料が発生するものがあります。取引手数料無料を強みとする証券サービスの中では、1日の約定金額が一定金額以下であることを条件に設定している例が多いほか、最近では特定の条件のもと株の取引手数料が無料になる証券会社も増えてきています。

2 株の取引手数料が無料の証券会社7選

株の取引手数料が無料となる証券会社を確認していきましょう。

2-1 SBI証券

証券会社名 SBI証券
手数料無料の条件 アクティブプラン
約定代金1日100万円まで
手数料無料の関連キャンペーン 25歳以下現物手数料0円プログラム

SBI証券は、SBIホールディングスが運営している口座開設者数国内トップクラスのオンライン証券です。SBI証券の取引手数料には、1回の取引ごとに手数料が発生する「スタンダードプラン」と、1日の約定代金に応じて手数料が発生する「アクティブプラン」の2種類があります。

SBI証券の株式取引手数料「アクティブプラン」の詳細は以下の通りです。1日の約定代金が100万円以内であれば、取引手数料が無料となります。

1日当たりの株式約定代金 手数料
100万円以下 無料
100万円超え200万円以下 1,238円
200万円超え300万円以下 1,691円
以降100万円増加ごとに 295円加算

このほか、SBI証券では25歳以下の方の国内現物株式取引手数料が無料となる「25歳以下現物手数料0円プログラム」も実施しています。

キャンペーン名 25歳以下現物手数料0円プログラム
キャンペーン適用条件 SBI証券のインターネットコースを利用する25歳以下の方が国内株式を現物で取引する
特典内容 取引手数料無料

25歳以下の方の国内現物株式手数料が無料となるキャンペーンです。26歳の誕生日前日までに約定した株式の取引手数料が対象となり、25歳以下の方であれば1日の約定代金を気にすることなく、取引手数料無料で国内現物株を売買することが可能です。

2-2 SBIネオトレード証券

証券会社名 SBIネオトレード証券
手数料無料の条件 定額プラン
約定代金1日100万円まで
手数料無料のキャンペーン なし

SBIネオトレード証券は、SBI証券と同様、SBIホールディングス傘下の証券会社です。SBI証券が総合オンライン証券として幅広いサービスを提供する一方、SBIネオトレードはサービスを絞り低コストで株取引をできるのが特徴です。

取扱金融商品の種類などではSBI証券に劣るものの、業界最安水準の取引手数料が強みです。SBIネオトレード証券の取引手数料体系は、1注文ごとの約定代金によって手数料が発生する「一律プラン」と、1日の約定代金合計に応じて手数料がかかる「定額プラン」に分けられます。手数料が無料となるのは「定額プラン」で、1日の約定代金が100万円以下であることが条件です。

SBIネオトレード証券の株式取引手数料「定額プラン」の詳細は以下の通りです。

1日当たりの株式約定代金 手数料
100万円以下 無料
100万円超え150万円以下 880円
150万円超え200万円以下 1,100円
200万円超え300万円以下 1,540円
以降100万円増加ごとに 295円ずつ加算

約定代金が1日100万円以下であれば手数料無料となります。また、手数料が発生する場合でも、SBI証券の「アクティブプラン」と比較すると安く抑えられています。

2-3 楽天証券

証券会社名 楽天証券
手数料無料適用条件 いちにち定額コース
約定代金1日100万円まで
手数料無料関連キャンペーン なし

楽天証券は楽天グループのオンライン証券会社です。口座開設数はSBI証券に次いで国内2位となっており、楽天ポイントや楽天銀行と同時に利用すると様々な恩恵が受けられるのが特徴です。

楽天証券の取引手数料は、1回の取引ごとに手数料を支払う「超割コース」と、取引回数に関係なく1日の約定代金合計によって手数料が決まる「いちにち定額コース」の2種類があります。「いちにち定額コース」を利用し、約定代金を一定額内に抑えると、取引手数料を無料にすることができます。

楽天証券の株式取引手数料は以下の通りです(「いちにち定額コース」の場合)。

1日当たりの株式約定代金 手数料
100万円以下 無料
100万円超え200万円以下 2,200円
200万円超え300万円以下 3,300円
以降100万円増加ごとに 1,100円ずつ加算

また、楽天証券の「いちにち定額コース」では「デイトレード割引」も用意されています。「デイトレード割引」は、株の取引を1日で購入・売却まで完了させる「日計り取引」を行った場合に適用される割引です。

例えば、50万円分の株式を購入し、その株式の評価額が51万円となったところで、同日中に売却する場合、通常であれば1日当たりの株式の約定代金は、50万円(購入時)+51万円(売却時)=101万円となり、2,200円の手数料が発生することになります。

しかし、日計り取引であれば「デイトレード割引」が適用されるため、購入時の約定代金を基準として手数料が判定されるので、1日当たりの約定代金はそのまま50万円となり、手数料無料で取引することが可能です。

2-4 GMOクリック証券

証券会社名 GMOクリック証券
手数料無料適用条件 1日定額プラン
約定代金1日100万円まで
手数料無料関連キャンペーン なし

GMOクリック証券は、GMOインターネットグループが運営するオンライン証券会社です。FXやCFD取引に強いGMOクリック証券は、株式取引手数料も安いのが特徴です。

GMOクリック証券の取引手数料は「1日定額プラン」と「1約定ごとプラン」の2つから選択できます。「1日定額プラン」は、1日当たり約定代金100万円までの取引手数料が無料となるプランです。

一方、「1約定ごとプラン」は、約定ごとに手数料が発生するものの、約定代金が高額であれば「1日定額プラン」よりも安くなる場合もあります。

GMOクリック証券の株式取引手数料は以下の通りです(「1日定額プラン」の場合)。

1日当たりの株式約定代金 手数料
100万円以下 無料
100万円超え200万円以下 1,238円
200万円超え300万円以下 1,691円
以降100万円増加ごとに 295円加算

※手数料は全て税込。

SBI証券の「アクティブプラン」と同水準の手数料体系となっており、1日100万円以下の約定代金であれば手数料が無料です。

2-5 松井証券

証券会社名 松井証券
手数料無料適用条件 ボックスレート
約定代金1日50万円まで
手数料無料関連キャンペーン なし

松井証券はオンライン証券大手として長い実績を持ち、ネットによる証券取引サービスを早くから提供したことで知られる企業です。

松井証券の取引手数料は、1日の約定代金によって手数料が決まる「ボックスレート」が採用されています。約定代金が1日50万円以下であれば手数料が無料となります。

松井証券の株式取引手数料「ボックスレート」の詳細は以下の通りです。

1日当たりの株式約定代金 手数料
50万円以下 無料
50万円超え100万円以下 1,100円
100万円超え200万円以下 2,200円
以降100万円増加ごとに 1,100円加算
1億円超え 111,000円(上限)

また、松井証券には25歳以下の方の取引手数料優遇措置もあります。25歳以下の方であれば、約定代金を問わず国内株式現物取引手数料が無料となります。

2-6 岡三オンライン証券

証券会社名 岡三オンライン証券
手数料無料適用条件 定額プラン
約定代金1日100万円まで
手数料無料関連キャンペーン 国内株式取引手数料 最大3カ月全額キャッシュバック

岡三オンライン証券は、岡三証券が運営するオンライン証券サービスです。以前は岡三オンライン証券株式会社として独立した法人格を有していましたが、2022年1月1日に岡三証券株式会社に統合され、岡三証券の一事業部「岡三オンライン証券カンパニー」としてサービス提供を続けています。

岡三オンライン証券の取引手数料体系は、1注文ごとの約定代金で手数料が決まる「ワンショット」と、1日の約定代金合計で手数料が決まる「定額プラン」から選択できます。手数料が無料となるのは「定額プラン」で、1日の約定代金を100万円以下とする必要があります。

岡三オンライン証券の株式取引手数料「定額プラン」の詳細は以下の通りです。

1日当たりの株式約定代金 手数料
10万円以下 無料
10万円超え20万円以下 無料
20万円超え50万円以下 無料
50万円超え100万円以下 無料
100万円超え200万円以下 1,430円
以降100万円増加ごとに 550円加算

また、岡三オンライン証券では、口座開設から一定期間、株式取引手数料のキャッシュバックを行うキャンペーンを実施しています。

キャンペーン名 国内株式取引手数料 最大3カ月全額キャッシュバック
キャンペーン適用条件 岡三オンライン証券で新規に証券総合取引口座を開設し、期間内に国内株式取引を行う
特典内容 取引手数料をキャッシュバック

岡三オンライン証券の口座を新規開設することで、最大3ヵ月間、国内株式の取引手数料がキャッシュバックされるキャンペーンです。現物取引・信用取引の両方が対象となります。

キャンペーン対象となる期間は、口座開設完了の翌々月末までです。例えば、2022年4月に新規口座開設を完了した場合、2022年6月末までの約定分がキャッシュバック対象となります。

2-7 STREAM

証券会社名 STREAM
手数料無料適用条件 なし
手数料無料関連キャンペーン なし

STREAMは株式会社スマートプラスが運用するスマホ専用証券会社で、現物取引・信用取引とも取引手数料が無料なのが大きな特徴です。1日の約定代金なども関係なく、どれだけ多額の注文を行っても、頻回に注文を行っても、手数料はかかりません。

ただし、STREAMでは証券取引所を通さず取引を行う「ダークプール」も採用しており、場合によっては取引所経由よりも有利な価格で約定できる場合があります。その際、有利に約定できた差額の半分が手数料としてSTREAMに支払われる形となっています。

また、米国株式も取引手数料は0円となっていますが、為替スプレッドとして片道24銭(STREAMの定める為替レートに基づく)が発生します。

3 株の取引手数料の注意点

株の取引手数料は証券会社によって異なるほか、複数の手数料体系を用意し、利用者が選択できるようにしている場合もあります。そのため、証券会社を選ぶ際や、実際にトレードを行う際は、利用する証券会社のサービスや手数料、各種取引条件などを事前に理解しておくことが大切です。

特に取引手数料を無料としたい場合、検討している証券会社の手数料体系をよく確認しましょう。取引手数料を無料とするには、約定代金、約定日、取引の種類など様々な条件が設定されているケースもあります。

まとめ

証券各社の料金体系をよく理解し、上手く活用すれば、株の取引手数料を無料にすることができます。特に少額取引なら手数料無料の条件を達成しやすいので、投資初心者の方でも低コストかつ少額資金で始めることができます。

ただし、手数料体系は今後変更される可能性もあるので、証券会社を比較する際は、各社の手数料、適用条件、取引ルールなどを事前によく確認することが大切です。

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