SBIネオトレード証券、信用取引の評判は?手数料や始め方、メリット・デメリット

SBIネオトレード証券は手数料の安さなどで多くの投資家から支持を得ているネット専業証券会社です。現物取引や信用取引、先物・オプション取引などが可能で、中でも信用取引のコストは業界最安水準なのが大きな特徴です。

この記事ではSBIネオトレードの信用取引のメリット・デメリットや評判などを分かりやすくご紹介します。すでに信用取引を始めている方だけでなく、新たに信用取引を考えている方などは参考にしてみてください。

※本記事は2021年8月時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. SBIネオトレード証券の特徴
    1-1.取引手数料が安い
    1-2.IPO株の抽選は資金不要
  2. SBIネオトレード証券の信用取引のメリット
    2-1.信用取引は取引手数料ゼロ円
    2-2.コストを抑えた取引が可能
    2-3.多機能なトレードツールを無料で使える
  3. SBIネオトレード証券の信用取引のデメリット・注意点
    3-1.リスクも大きい
    3-2.優遇金利適用のハードルが高い
  4. SBIネオトレード証券の信用取引の評判
  5. SBIネオトレード証券の信用取引の始め方
    5-1.証券総合口座を開設していない場合
    5-2.証券総合口座を開設済みの場合
  6. まとめ

1 SBIネオトレード証券の特徴

SBIネオトレード証券は2021年1月に旧ライブスター証券から商号変更したネット証券で、現物株式や信用取引、先物・オプション、投資信託といった金融商品の取引が可能です。多くのネット証券が多様な金融商品を取り扱う中、やや少なめのラインナップとなっているものの、投資初心者でも選びやすいように厳選されているのが特徴です。

1-1 取引手数料が安い

SBIネオトレード証券は、以下の通り、現物株式の1約定あたりの取引手数料がネット証券業界でも最安値の水準となっています。

項目 SBIネオトレード証券 SBI証券 楽天証券 DMM株
5万円まで 50円 55円 55円 55円
10万円まで 88円 99円 99円 88円
20万円まで 100円 115円 115円 106円
50万円まで 198円 275円 275円 198円
100万円まで 374円 535円 535円 374円
150万円まで 440円 640円 640円 440円
200万円まで 660円 1,013円 1,013円 660円
300万円まで
3,000万円まで 880円 880円
3,000万円以上 1,070円 1,070円

(税込表記。2021年8月13日時点)

また、SBIネオトレード証券は信用取引の手数料も取引金額に関わらず無料となっており、低コストで取引できる点が大きな特徴です。

1-2 IPO株の抽選は資金不要

多くの証券会社では、IPO株の抽選申込の際に当選した株式を購入できる資金を口座に準備しなければなりませんが、SBIネオトレード証券ではこの資金が不要で、資金拘束されることなく、数多くのIPO株の抽選に参加することが可能です。

2 SBIネオトレード証券の信用取引のメリット

SBIネオトレード証券が扱う信用取引とは、現金や株式などを証券会社に担保(委託保証金)として預け入れ、資金や株式を借りて株式の売買などを行う取引です。担保として預け入れた資産よりも大きな金額の取引ができることで大きな運用益を狙えるのが特徴です。

また、現物株式の取引では「株を買う」「買った株を売る」という売買しかできないものの、信用取引では買建(かいだて)と売建(うりだて)の両方から取引できます。売建では、証券会社から売付け株券を借りて先に売って後で買い戻すことも可能なため、下落局面でも積極的に売買益を目指して取引することができます。

なお、信用取引はレバレッジ効果があるため、予想と反対の値動きになる場合、損失が大きくなる点に要注意です。場合によっては委託保証金以上の損失が発生することもあるため、このリスクを把握した上での投資判断が求められます。

信用取引の種類には、制度信用と一般信用があり、制度信用は取引所の規則に定められた貸借銘柄・貸借融資銘柄のみ最長6か月の期間で取引することが可能です。

これに対して、一般信用は証券会社が独自に定めた銘柄を各社が定める期間で取引することができ、SBIネオトレード証券では売建の取引は取り扱っていませんが、買建は原則無期限で取引することができます。

なお、信用取引では取引手数料以外にも費用が発生する点は事前に理解が必要です。株を買うためには、お金を借りる際の買方金利や株を借りる際の貸株料だけでなく、信用取引管理料や信用取引名義書換料などのコストも必要になります。

SBIネオトレード証券で信用取引を行うメリットは以下の通りです。

2-1 信用取引は取引手数料0円

SBIネオトレード証券では、信用取引にかかる取引手数料が金額や手数料コースにかかわらず無料です。下表は1約定ごとにかかる信用取引の取引手数料をまとめたもので、取引金額や取引回数が増えても取引手数料がかからない点は投資家にとって大きなメリットになります。

項目 SBIネオトレード証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券
~10万まで 0円 99円 99円 0円 99円
10~20万 148円 148円 148円
20~50万 198円 198円 198円
50~100万 385円 385円 1,100円 385円
100~150万 2,200円
150~200万
200万超 以降100万円増加ごとに1,100円加算(上限110,000円)

(税込表記。2021年8月26日時点)

2-2 コストを抑えた取引が可能

信用取引では取引手数料のほかに買方金利や貸株料、名義書換料などのコストもかかります。特に、買方金利や貸株料はコスト負担も大きくなりますが、SBIネオトレード証券ではこれらのコストを抑えながら取引できる点もメリットの一つです。

制度信用 SBIネオトレード証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券
買方金利 2.30% 2.80% 2.80% 3.10% 2.80%
貸株料 1.10% 1.15% 1.10% 1.15% 1.15%

上表は制度信用取引の買方金利や貸株料を証券会社ごとに比較したものです。SBIネオトレード証券はこれらの金利なども他社と比較して低い水準となっているため、買方金利や貸株料などのコストを抑えながら取引することが可能です。

また、期間限定のキャンペーンなども行われており、これらを活用することでさらに取引コストを抑えることもできます。2021年8月13日時点では、金利優遇キャンペーンが実施されており、7月から9月の入金額や入庫金額に応じて制度信用の買方金利が最大1.19%まで優遇されます。

また、2021年7月からは売買実績や保有残高などの条件によって金利が優遇される「制度信用取引金利優遇プログラム」も始まっており、最大1.8%まで優遇された制度信用の買方金利で取引を行うことができます。

2-3 多機能なトレードツールを無料で使える

SBIネオトレード証券の信用取引では多機能なトレードツールを無料で利用できる点もメリットの一つです。NEOTRADEシリーズはWebブラウザ版やダウンロード版、スマホアプリ版が用意されており、様々な場面でツールを利用しながら取引することができます。

中でも、Webブラウザ版の「NEOTRADE R」は板画面で逆指値をワンクリックで発注できる発注板や3分足チャートなどの多彩な機能が搭載されており、取引経験の豊富な上級者にも高く評価されています。

また、取引に欠かせない株式市場の情報などを高機能な情報ツールで収集できる点もメリットです。例えば、「QUICK情報」「株価ボード」などは、口座を開設していると誰でも無料で利用できるので、個別銘柄の情報だけでなく、同業種との比較や財務関連指標などの様々な情報を活用した取引に役立ちます。

3 SBIネオトレード証券の信用取引のデメリット・注意点

SBIネオトレード証券で信用取引を行う際は以下のポイントに注意しましょう。

3-1 リスクも大きい

信用取引はレバレッジをかけた取引です。そのため、ハイリターンを得られるもののハイリスクな取引である点がデメリットになります。

SBIネオトレード証券では最大で約3.3倍のレバレッジをかけて信用取引することが可能です。損失が発生する場合、レバレッジの倍率だけ損失も大きくなる可能性があるため、この点は十分理解した上で投資の判断を行う必要があります。

3-2 優遇金利適用のハードルが高い

SBIネオトレード証券では信用取引の金利優遇キャンペーンなどが行われていますが、優遇金利が適用されるハードルも高く設定されています。

2021年7月4日時点で実施されているキャンペーンでは、2021年7月〜9月の入金額や入庫金額に応じて制度信用の買方金利が最大1.19%、一般信用の買方金利は最大1.59%まで優遇されます。しかし、適用条件となる入庫・入金額は最低5,000万円以上となっており、個人投資家にとってはハードルの高い設定です。

また、売買実績や保有残高などの条件によって金利が優遇される「制度信用取引金利優遇プログラム」の場合、1億円以上が優遇金利の最低ラインとなっています。

4 SBIネオトレード証券の信用取引の評判

SBIネオトレード証券で信用取引をしている利用者からは、以下のような口コミが寄せられています。

  • 取引手数料や買方金利が安く、コストを抑えながら取引できる
  • 手数料が安いので現物と信用取引の両方で利用している
  • トレードツールは様々な発注機能も付いており他社より使いやすい
  • 追証を2回したが最終的に損切りとなった
  • 優遇金利の適用条件が厳しすぎる

※個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、ご自分でも情報収集された上で最終的にご判断ください。

SBIネオトレード証券の信用取引については、手数料や取引コストの安さを評価する目立ち、投資家に選ばれる大きな理由となっています。また、トレードツールを評価する声も多く、多彩な機能によって初心者から上級者まで幅広く支持を得ています。

一方、信用取引はハイリスク・ハイリターンなため、元本以上の損失が発生する可能性に注意が必要です。また、優遇金利の適用条件が厳しすぎるという声も挙がっており、デメリットの一つとして留意しておくことが大切です。

5 SBIネオトレード証券の信用取引の始め方

SBIネオトレード証券で信用取引を始めるためには、証券総合口座の開設が必要です。こちらでは、「証券総合口座を開設していない場合」と「証券総合口座を開設済みの場合」に分けて信用取引口座開設の方法をご紹介します。

5-1 証券総合口座を開設していない場合

証券総合口座を開設していない場合、信用取引口座も同時に申し込むことができます。口座開設ページの信用取引口座開設の項目で「株式信用取引口座を開設する」にチェックすると、同時に申し込むことができます。

なお、信用取引口座を開設するためには、「国内に居住する満20歳以上の方」「株式等の投資経験があること」「現金や預金、株式などの金融資産を300万円以上保有していること」などの条件があるので、しっかり確認しておきましょう。

証券総合口座と同時に手続きする場合、マイナンバーカードまたは「運転免許証+マイナンバー通知カード」などの本人確認書類が必要になり、最短1週間ほどで口座開設手続きは完了します。

5-2 証券総合口座を開設済みの場合

証券総合口座を開設済みの場合、Webブラウザ版のトレードツール「NEOTRADE W」で信用取引口座の開設が可能です。個人情報画面で上記の信用取引口座の開設基準を満たしていることを確認し、信用取引のメニューから口座開設に必要な情報を入力して申し込みます。

すでに証券総合口座を開設している場合、審査は最短2営業日ほどで完了します。なお、SBIネオトレード証券の判断によって口座開設審査のヒアリングを行う場合もあります。

まとめ

SBIネオトレード証券の取引手数料は、約定金額や取引コースに関わらず無料なので、他社と比較してコストを抑えながら取引可能です。

一方、優遇金利の適用条件が個人投資家には厳しかったり、レバレッジ取引なので元本を割り込む損失が発生するリスクがあったりするなどの注意点もあります。信用取引を行う際は、このようなメリット・デメリットを把握し、利用者の評判を参考にしながら証券会社を選ぶことが大切です。

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