SBIネオトレード証券は2021年1月にライブスター証券から商号変更となった証券会社です。旧ライブスター証券は手数料の安さなどが特徴のネット証券ですが、SBIネオトレード証券になってからも、現物株式や信用取引だけでなく先物取引も業界最安水準の手数料水準となっています。
そこでこの記事では、SBIネオトレード証券の先物取引を検討している方のために、特徴やメリット・デメリット、評判、取引口座の開設方法について詳しく解説するので、ご参考ください。
※本記事は2021年5月時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用を判断ください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- SBIネオトレード証券の先物取引の特徴
1-1.取引できる銘柄
1-2.手数料 - SBIネオトレード証券の先物取引のメリット
2-1.レバレッジを効かせた資産運用
2-2.「売り」「買い」の双方から取引可能
2-3.取引時間が長い
2-4.大口取引も可能
2-5.高機能なトレードツールが無料で利用可能 - SBIネオトレード証券の先物取引のデメリット
3-1.損失も大きくなる
3-2.強制決済がある
3-3.取引できる期間が限られている - SBIネオトレード証券の先物取引の評判
- SBIネオトレード証券の先物取引の始め方
5-1.証券総合口座の開設
5-2.先物取引口座の申込み - まとめ
1 SBIネオトレード証券の先物取引の特徴
SBIネオトレード証券の先物取引では、「日経225先物」「日経225mini」を業界最安水準の手数料水準で取引することが可能です。
先物取引とは、将来の予め定められた期日に特定の商品(原資産)を売買することを約束する取引です。「売買を約束した時点の先物価格」と「決済時点の先物価格」の差額だけを受け渡しすることで取引が完結し、預けた証拠金の何倍もの金額が取引できるレバレッジ取引なのが特徴です。
価格は売買を約束した時点で決められた価格となります。期日を迎えるまでに反対取引を行うことで取引を終えることが可能で、反対取引を行う価格はその時点の市況を反映した価格となるため、この価格差によって利益や損失が発生する仕組み(=差金決済取引)となっています。
1-1 取引できる銘柄
SBIネオトレード証券では、日経平均株価指数を原資産とした「日経225先物」と「日経225mini」という2つの先物銘柄の取引が可能です。
「日経225先物」は日経平均株価(日経225)の1,000倍が最低取引単位となり、これを1枚という単位で取引します。一方、「日経225mini」は日経平均株価の100倍が最低取引単位の1枚となっており、「日経225先物」よりも最低必要資金が小口化された銘柄です。
1-2 手数料
SBIネオトレード証券は先物取引の手数料が業界最安水準です。「日経225先物」と「日経225mini」の1枚あたりの取引にかかる手数料を主要ネット証券と比較すると、次の通りです。
証券会社 | 日経225先物 | 日経225mini |
---|---|---|
SBIネオトレード証券 | 210.1円 | 36.3円 |
SBI証券 | 275円 | 38.5円 |
楽天証券 | 275円 | 38.5円 |
マネックス証券 | 275円 | 38.5円 |
auカブコム証券 | 330円 | 41.8円 |
(全て税込表記です)
「日経225先物」の手数料はネット証券大手のSBI証券、楽天証券、マネックス証券で275円、松井証券ではこれらの大手よりも安い220円で設定している中、SBIネオトレード証券は210.1円と最安水準です(2021年5月5日時点)。
また、「日経225mini」に関してもほとんどの証券会社が38.5円で横並びになっているところ、SBIネオトレード証券は最安水準の36.3円となっています。
先物取引では「買い」「売り」の両方で手数料が発生します。そのため、取引を繰り返し行う場合は手数料の負担が予想以上に大きくなることもありますが、SBIネオトレード証券の先物取引手数料はネット証券の中でも安いので、よりコスト負担を減らすことが可能です。
2 SBIネオトレード証券の先物取引のメリット
SBIネオトレード証券で先物取引を行うメリットについて確認してみましょう。
2-1 レバレッジを効かせた資産運用
先物取引は預けた証拠金の何倍もの金額を取引することができるため、資産の運用効率が高くなります。SBIネオトレード証券の先物取引の必要証拠金は以下の通りです。
項目 | 必要証拠金 |
---|---|
日経225先物 | 1,728,000円 |
日経225mini | 172,800円 |
例えば、日経平均株価が2万9,000円の場合、SBIネオトレード証券で日経225miniを取引する際の1枚あたりの証拠金は17万2,800円なので、レバレッジは約17倍(2万9,000円×100÷17万2,800円)となります(2021年5月5日時点)。
このように、少ない元手で大きな金額を運用することによって大きなリターンを狙うことができます。
2-2 「売り」「買い」の双方から取引可能
「売り」「買い」の双方から取引できる点もSBIネオトレード証券の先物取引のメリットです。
現物株の場合、まずは株を買うことから取引が始まり、売った時との価格差で売却益が発生しますが、相場の下落局面の中、値上がりする銘柄を見つけて利益を狙うのは簡単ではありません。
一方、先物取引ではショート(売り)で取引を始めることが可能です。相場の下落が予想される場合に新規の空売りをし、実際に値下がりした時点で反対売買を行えば、利益を得られる仕組みとなっています。
このように相場の状況に応じて、ロング(買い)・ショート(売り)の両ポジションから売買益を狙えるのが先物取引の特徴です。
2-3 取引時間が長い
東証などに上場している現物株は、基本的に市場の開いている前場(9時~11時半)と前場(12時半~15時)の間で取引をする必要があります。一方、先物取引では8時45分~15時15分(日中)と16時30分~翌朝6時(ナイト・セッション)の時間帯で市場取引が可能です。
これにより、大きな値動きの要因となる海外の指標発表などのタイミングを逃さずリアルタイムに取引することができます。
2-4 大口取引も可能
SBIネオトレード証券は業界最大水準の建玉上限枚数となっているため、大口取引できる点もメリットの一つです。
建玉(たてぎょく)とは、「売り」や「買い」で取引を始めたまま未決済で残っている約定のことを指し、ポジションとも呼ばれます。「売り」から始めたポジションを「売り建玉(売建)」、「買い」から始めたポジションを「買い建玉(買建)」と言い、売建と買建は証券会社ごとに上限数が定められており、無制限に取引することは基本的にできません。
例えば、楽天証券、マネックス証券、松井証券では「日経225先物」「日経225mini」を合計した売建と買建は、各200枚(日経225miniは0.1枚換算で合計して計算)の計400枚が上限となっています。業界最大手のSBI証券は売建・買建関係なく合計400枚が上限です。
一方、SBIネオトレード証券では「日経225先物」が売建・買建合計で300枚、「日経225mini」は売建・買建合計で3,000枚が上限数となっており、「日経225先物」と「日経225mini」を合計すると上記の換算で合計600枚が上限となっているので、他の証券会社よりも大口取引が可能となっています。
2-5 高機能なトレードツールが無料で利用可能
SBIネオトレード証券の先物取引では、多くの機能を備えたダウンロード版トレードツールの「NEO TRADER」をはじめ、iPhoneやAndroidで使用できるスマートフォン版トレードツールの「NEO TRADER S」、初心者の方にも簡単に操作できるwebブラウザ版トレードツールの「NEO TRADER W」などを利用しながら取引することができます。
3 SBIネオトレード証券の先物取引のデメリット
SBIネオトレード証券で取り扱う株価指数先物は元本が保証された商品ではありません。先物取引を行う際は、次のポイントに注意することが大切です。
3-1 損失も大きくなる
先物取引では少ない証拠金で大きな金額を取引できるため、ハイリターンを狙える一方でリスクも高くなります。証拠金維持率を下回る損失が発生すれば、追加で証拠金を差し入れる追証(おいしょう)が発生します。
3-2 強制決済がある
SBIネオトレード証券では、追証が発生した場合、追証発生日の翌営業日の11時30分までに、追加証拠金請求額以上の金額を預り金から証拠金へ振り替えなければなりません。
なお、追証が解消されない場合、利用者の先物オプション口座における全ての建玉が、追加証拠金発生日の翌々取引日以降に、事前通知することなく強制決済されます。
3-3 取引できる期間が限られている
現物株は一度株式を購入すると企業が倒産や上場廃止とならない限り、いつまでも購入した株を保有することが可能ですが、先物取引の取引期間はあらかじめ定められた限月取引となっており、取引期日の前営業日までに決済されていないポジションはSQ値(特別清算指数)と呼ばれる価格で強制決済されることになります。
4 SBIネオトレード証券の先物取引の評判
SBIネオトレード証券で先物を取引しているユーザーからは以下のような口コミが寄せられています。
- 手数料が非常に安い
- スマートフォン版アプリは特に完成度が高い
- 初心者でも簡単に操作できる
- 取引できる銘柄が少ない
- 手数料は安いがそれ以上の損失が出てしまった
※いずれも個人の感想です。サービスに関してご自身でもよくお調べの上、ご利用をご判断ください。
SBIネオトレード証券には手数料の安さに関する口コミが多く寄せられており、コストを抑えて取引できる点が高評価です。また、多彩な注文方法やトレードツールの使いやすさなどを評価する口コミも多く、投資経験の無い方から長年投資をされている方まで幅広く利用されています。
一方、取引できる先物銘柄が少ないとの不満の声もあります。SBIネオトレード証券で取引できる先物銘柄は「日経225先物」「日経225mini」の2種類のみなので、馴染み深い日経平均に連動した銘柄だけで分かりやすいという意見もありますが、豊富な選択肢から選びたい方には向かない場合もあります。
5 SBIネオトレード証券の先物取引の始め方
SBIネオトレード証券の先物取引を始めるためには証券総合口座の開設が必要です。こちらでは、証券総合口座の開設方法と先物取引口座の申込み方法についてご紹介します。
5-1 証券総合口座の開設
SBIネオトレード証券の証券総合口座はインターネットのみで開設手続きが可能です。証券総合口座の開設ページでは、住所・氏名などの個人情報を入力し、本人確認書類として以下のものを準備します。
- マイナンバーカード
- 運転免許証などの顔写真付きの身分証明書とマイナンバー通知カード
- 保険証などの顔写真のない身分証明書と住民票、およびマイナンバー通知カード
本人確認書類のアップロードが終わると証券総合口座の開設手続きは完了です。その後、1週間ほどでログインID等の案内が簡易書留で届きます。
5-2 先物取引口座の申込み
証券総合口座を開設するとログイン後の操作で先物取引口座の申込みが可能になります。マイページの左側に表示されている「先物OP取引」を選択して申し込みを行うと、取引に必要な書面の確認などができます。その後、書面内容に同意する旨のチェックを入れて「同意する」のボタンを押せば、手続きはすべて完了です。
審査は最短2営業日ほどで行われ、審査結果は取引ツールのお知らせ画面で確認することができます。
まとめ
SBIネオトレード証券の先物取引では、手数料が業界最安水準となっているため、レバレッジを効かせながらコストを抑えた取引が可能です。また、複数の高機能取引ツールを無料で利用できるなど、初心者から経験豊富な方までスムーズに取引できる環境が整えられています。
なお、先物取引はハイリスク・ハイリターンな投資です。メリット・デメリットについてしっかりと把握した上で、慎重に判断を行うことが大切です。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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