オリエンタルランド(4661)の株価や業績・配当・展望は?【2022年3月】

オリエンタルランドの株価は2022年3月末の権利確定日を控えて上場来高値を更新するなど、堅調な値動きを見せています。最近では東京ディズニーリゾートの入園者数の制限緩和も発表しており、コロナ以前の姿を取り戻しつつあります。

この記事では、オリエンタルランドの株価や業績、配当、今後の展望などについて、詳しく解説します。具体的な買い時についても紹介するので、オリエンタルランドの株を検討している方は、参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※また、本記事は2022年3月3日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. オリエンタルランドとは
  2. オリエンタルランドの株価や業績、配当、展望
    2-1.オリエンタルランドの株価推移
    2-2.オリエンタルランドの業績
    2-3.オリエンタルランドの配当
    2-4.オリエンタルランドの今後の展望
  3. オリエンタルランドの買い時は?
    3-1.PER(株価収益率)が過去5年平均の水準
    3-2.株価が移動平均線まで下落した時
    3-3.3月末の権利確定日まで
  4. まとめ

1 オリエンタルランドとは

銘柄コード 4661
銘柄名 オリエンタルランド
業種 サービス業
株価 21,475円
時価総額 7兆8,102億円

(2022年3月2日時点)

オリエンタルランドは、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーを運営する企業です。千葉県浦安市に本社を構え、テーマパーク、ホテル、商業施設なども展開しています。

アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーとフランチャイズ契約を結ぶことで東京ディズニーリゾートを運営しているほか、京成電鉄がオリエンタルランドの株式を19.9%保有していることから、京成グループの企業の一つでもあります。

東京ディズニーリゾートの入園者数は世界有数ですが、コロナ感染対策として臨時休園を実施するなど、入園者数の制限が続いています。しかし、足元では入園者数の制限緩和を発表しており、客足は少しずつ戻る展開となっています。

2 オリエンタルランドの株価や業績、配当、展望

オリエンタルランドの株価関連情報や業績は以下の通りです。

2-1 オリエンタルランドの株価推移

オリエンタルランドの過去5年間の株価推移は、2016年を除いて毎年値上がりしています。実際、長期的な株価推移を表す月足チャートの移動平均線を確認しても上昇トレンドが継続しており、年初来高値を更新しています。

2015年終値 7,337円
2016年終値 6,606円
2017年終値 10,270円
2018年終値 11,055円
2019年終値 14,880円
2020年終値 17,040円
2021年終値 19,395円
2022年3月2日現在 21,475円

時系列ごとに株価推移を確認すると、2015年は1月に6,950円から始まり、3月には9,890円の高値をつけて下落する値動きとなっています。3月まで大きく上昇した背景には、株式分割(1株→4株に)の発表が挙げられます。

また、2016年は6,000円〜7,000円のレンジを行ったり来たりする展開となりましたが、2017年11月には2015年に付けた高値9,890円を更新し、10,000円を突破しています。株価が上昇した背景には、東京ディズニーリゾートのリニューアルを含んだ拡張計画があります。

2015年の高値を更新してから新たな上昇基調に入ったことで、その後の株価も右肩上がりになっています。2018年には12,470円、2019年には16,980円と順調に高値を付けています。

しかし、2020年1月〜3月は、コロナの感染拡大により市場全体が暴落したことおよび臨時休園を発表したことで、オリエンタルランド株は売り込まれ、3月に11,250円の安値を付けることになります。

その後は安値を更新することなく、2020年12月に18,590円、2021年12月に20,460円と再び高値を試す動きとなっています。そして、2022年2月に22,885円の上場来高値を付けました。

パンデミックによる臨時休園によって一時的に業績は悪化したものの、値動きにはそこまで影響せず、堅調な推移が続いています。

2-2 オリエンタルランドの業績

オリエンタルランドの売上高は2019年3月期まで毎年順調に伸びていましたが、コロナの影響により東京ディズニーリゾート全体が臨時休業したことで、2020年3月期の通期決算は前年同期比と比べて大きく落ち込んでいます。2021年3月期にはさらに落ち込み、営業利益や経常利益、純利益において赤字を計上したことで、大幅な減益となりました。

オリエンタルランドの直近の業績は、以下の通りです。

決算期 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2017年3月期 477,748百万 113,152百万 114,611百万 82,374百万
2018年3月期 479,280百万 110,285百万 111,660百万 81,191百万
2019年3月期 525,622百万 129,278百万 129,439百万 90,286百万
2020年3月期 464,450百万 96,862百万 98,062百万 62,217百万
2021年3月期 170,581百万 -45,989百万 -49,205百万 -54,190百万
2022年3月予想 239,000百万 -24,300百万 -22,900百万 -17,600百万
2023年3月予想 370,000百万 27,000百万 27,000百万 21,000百万

2022年3月予想では営業利益などの赤字を引き続き見込んでいるものの、2023年3月予想では黒字に戻る見込みです。

なお、2022年1月に開示された2022年3月期の第3四半期決算では、通期業績予想の上方修正を同時に発表しており、通期業績予想で見込んでいた営業利益や経常利益などの赤字幅が大幅に縮小することを示しています。

その理由としては、入園者数の上限を引き上げたことで入園者数の予想を上回ったこと、および商品販売が好調に推移したことなどが挙げられます。

2022年3月3日時点では入園者数を一部制限していますが、パンデミックの収束に伴って入園者数が戻れば、業績も改善することが予想されます。

2-3 オリエンタルランドの配当

オリエンタルランドでは株主還元の一環として、配当と株主優待を実施しています。決算期は3月となっているため、3月と9月に1株につき13円、通期合計で26円の配当金を受け取れます。なお、2020年3月期までは業績が好調だったので、2016年3月期から連続増配を実施していましたが、臨時休園により業績が落ち込んだことで、大幅な減配となっています。

決算期 配当金
2016年3月期 35.0円
2017年3月期 37.5円
2018年3月期 40.0円
2019年3月期 42.0円
2020年3月期 44.0円
2021年3月期 26.0円
2022年3月期 26.0円

上記の通り、業績の回復が見込まれているので、増配を行う余地はあるものの、直近の配当利回りは0.12%と低いため、配当収入をあまり期待できない点に留意しましょう。

一方、オリエンタルランドの株主優待は充実した内容となっています。100株以上の保有でディズニーリゾートの1dayパスポートを貰えるのが特徴で、優待内容は保有株数に応じて以下の通りです。

保有株数 1dayパスポート
100株以上 1枚(3月末のみ)
400株以上 1枚
800株以上 2枚
1,200株以上 3枚
1,600株以上 4枚
2,000株以上 5枚
2,400株以上 6枚

例えば、100株以上の場合には3月末に1枚のみですが、400株以上保有すると3月末と9月末の年に2回貰えます。

このように、配当金を多くもらうことはできませんが、株主になることで1dayパスポートを貰えるため、東京ディズニーリゾートが好きな方に恩恵の大きい制度となっています。

2-4 オリエンタルランドの今後の展望

オリエンタルランドの今後は、入園者数の増加と客単価の向上という点で増収が期待できます。オリエンタルランドでは話題作りとリピーターの獲得を目的に、新アトラクションの増設やエリアの拡張を毎年のように行っており、入園客を飽きさせないような工夫をしています。

例えば、今後予定される東京ディズニーリゾートの新しいアトラクションには、次のようなものがあります。

新アトラクション 予定時期
トイ・ストーリーホテル 2022年4月5日
アナと雪の女王のアトラクション 2023年度
塔の上のラプンツェル 2023年度
ピーター・パンの大型アトラクション 2023年度
ティンカーベルのアトラクション 2023年度
新ディズニーホテル 2023年度

新しいアトラクションが出来ることで年間売上高を500億円押し上げる効果が見込まれており、売上高の向上が期待できます。

また、客単価を向上させるため、オリエンタルランドでは毎年のように入園料の値上げを行っています。過去の入園料の推移は、以下の通りです。

2015年 6,900円
2016年 7,400円
2019年 7,500円
2020年 8,200円
2021年 9,400円

2021年3月より、オリエンタルランドでは入園料に価格変動制を導入しており、例えば1dayパスポートで7,900円〜9,400円の料金となっています。そして元々の入園者数も多いため、入園料を値上げすることで着実な増収を見込めるほか、コロナも収束の兆しを見せているため、オリエンタルランドの株価と業績は今後も回復の継続が予想されます。

3 オリエンタルランドの買い時は?

オリエンタルランドの株を購入するのに適したタイミングや目安となる株価等は、以下のポイントが参考になります。

3-1 PER(株価収益率)が過去5年平均の水準

PERは、株価を1株あたりの当期純利益で割って求めます。PERは株価が割高であるのか、割安であるのかを示す指標であり、PERが低いほど割安な銘柄であり、高いほど割高であることを示します。

オリエンタルランドは、2021年3月期の純利益が赤字なので、PERの算出はできません。しかし、純利益が黒字に転換すれば、PERを目安に現在の株価水準が割高であるかどうかを判断できます。

実際、オリエンタルランドの2019年までの過去5年平均のPERは45倍です。高値圏では80倍を超えるときもあるので、PERの数値を参考にすれば株価が高すぎる場合には買いを控えられます。

このようにオリエンタルランドの買い時を判断する際は、PERの数値が平均から乖離していないかで判断することが大切です。

3-2 株価が移動平均線まで下落した時

移動平均線のようなチャートを使用したテクニカル指標で買い時を探ることも可能です。オリエンタルランドは日足・週足・月足のうち、どの時間軸からチャートを見たとしても株価は上昇トレンドとなっています。

チャートのローソク足が、移動平均線の近くまで下落するほど、算出している移動平均線の日数の間で、安く買えるポイントとなります。買うタイミングに迷った時には、できる限り移動平均線付近で購入を検討するのもポイントです。

3-3 3月末の権利確定日まで

オリエンタルランドの株主になるためには、3月末または9月末の権利確定日までに株式を保有する必要があります。このうち、3月末の権利確定日までに株式を買うことで配当と株主優待を受け取れる権利が得られます。

もし、オリエンタルランドの株主になっていない場合、3月末の権利付最終売買日である月末の2営業日前までを目安に検討しましょう。

まとめ

オリエンタルランドの株価は堅調に推移しており、上場来高値の更新を続けています。業績についても営業赤字からの回復途中にあり、新アトラクションのオープンも予定されているため、今後の展望に期待できます。

3月末には株主優待の権利確定日を迎えますので、株主優待に興味がある方も検討してみてはいかがでしょうか。

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