日興フロッギーで配当金・株主優待を受け取る条件と注意点は?取扱銘柄も紹介

※ このページには広告・PRが含まれています

webメディアと株式投資を組み合わせた日興フロッギー。株の売買はもちろん、一定の条件を満たすことで、配当金や株主優待を受けることも可能です。しかし、一般的なネット証券とはサービスの仕組みが異なるため、どのような方法で受け取るのか分かりにくいと感じる方もいるかと思います。

そこで今回は、日興フロッギーで配当金・株主優待を受け取る条件や仕組み、注意点と取扱銘柄について解説します。

目次

  1. 日興フロッギーで配当金を受け取る条件と方法
    1-1.配当金の基本的な仕組み
    1-2.日興フロッギーで配当金を受け取る条件
    1-3.配当金の受け取りに関する注意点
  2. 株主優待を受ける条件と方法
    2-1.株主優待の基本的な仕組み
    2-2.日興フロッギーで株主優待を受け取る条件
  3. 日興フロッギーでも紹介されている配当・優待銘柄
    3-1.7月に権利付き最終日を迎える優待株
    3-2.7月に配当金の権利が確定する銘柄
  4. dポイントを活用して株を購入できる
  5. まとめ

1.配当金を受け取る条件と方法

dポイントで株式投資ができる「日興フロッギー」

まずは日興フロッギーで配当金を受け取る条件と、受け取るための具体的な方法について解説します。特に複雑な設定や手順等はありませんので、過去に証券会社で配当金を受け取ったことがある方は、比較的スムーズに進められるでしょう。

それでは日興フロッギーで配当金を受け取る条件や仕組み、注意点を分かりやすく解説します。

1-1.配当金の基本的な仕組み

配当金とは、企業が得た利益の一部を株主(投資家)へ還元する仕組みのことです。しかし、企業によって配当金を出すケースと、出さないケースがあります。たとえば今年度の業績が悪化した場合は、配当金を出さない可能性もあります。そのため配当金を受け取るためには、購入を予定する銘柄が配当金を出せる状況にある企業かどうかを確認するのが大切です。

日興フロッギーの場合は、配当金を受け取ることができる銘柄を記事でまとめて紹介しているので、簡単に確認できます。

1-2.日興フロッギーで配当金を受け取る条件

日興フロッギーで配当金を受け取るためには、一般的な方法と同じく株を購入・保有するのが基本です。権利確定日(決算日)を含む3営業日前までに、株を購入・保有することで株数に応じた配当金を得られる仕組みです。

具体的には「権利付き最終日」までに株を保有しておくことで、配当金の権利を得ることができます。

【用語の意味と営業日の例】

  • 権利確定日(決算日):7月30日
  • 権利落ち日(保有中の株を売っても配当金は得られる):7月28日
  • 権利付き最終日(この日までに株を保有しておけば配当金の権利を得られる):7月27日

権利確定日から2営業日前が権利落ち日、3営業日前が権利付き最終日となります。なお、営業日に土日祝日は含めません。

どの銘柄も株の保有という条件と権利の獲得日、株を売っても権利が消えない日が上記の通り定められているので覚えておきましょう。

1-3.配当金の受け取りに関する注意点

日興フロッギーで配当金を受け取る場合は、株数をよく確認しておくのが大切です。

日興フロッギーでは一般的な証券会社と違い、株数ではなく金額で注文します。しかし、配当金の計算では1株あたりの配当金に株数をかけるので、金額指定ではいくら受け取れるのかを購入時点で正確に計算するのに手間が生じます。そのため事前に配当金額を確認するには、購入した株の金額を株数に直して計算しましょう。

たとえば1株150円の株を、10,000円分購入したとします。日興フロッギー内では、購入金額10,000円で表示されますが、株数に直すと約67株です。そして配当金を株数でかけると「1株配当金10円と仮定×株数67株=受け取れる配当金の合計額670円」となります。

配当金は企業によって異なりますが、多くは1株あたり10円や20円などといった単位で設定されています。

2.株主優待を受ける条件と方法

続いては株主優待を受ける条件や方法、注意点について解説します。日興フロッギーでは、株主優待も受け取ることができるので、各企業の優待に興味がある方は確認してみてください。

2-1.株主優待の基本的な仕組み

株主優待とは、企業が株主に対し、保有株数に応じて商品やサービスを提供してくれる制度のことです。たとえば食品関係の会社は自社の食品を提供してくれたり、レジャー系の会社は割引券や無料券などを提供してくれたりなど、さまざまなサービスを用意しています。

そして株主優待を受けるためには、企業が定める株数を権利付き最終日含む3営業日前までに、購入・保有しておくのが条件です。株数は一般的に100株単位で指定されています。

2-2.日興フロッギーで株主優待を受け取る条件

日興フロッギーでは、株主優待を受けるための基本的な条件「権利付き最終日と株の保有」、「指定株数の保有」といった点について、他の証券会社と特に違いはありません。

日興フロッギーの場合は金額指定による株式購入の形ですが、単元株数以上保有していれば自動で株主優待の権利を得られるよう手続きを進めてくれます。そのため、切り替え手続きなどは不要です。

ただし、単元株数以上購入するためには、投資家自身で事前に指定株数以上の購入量を計算した上で注文する必要があります。

【例】

  1. 1株500円、100株以上で割引券を得られる
  2. 500円×100株=50,000円分の購入が必要
  3. 50,000円分の購入で100株保有
  4. 株主優待の権利を得られる状態となる(権利付き最終日以前の場合)

ちなみに単元株数以上保有した場合は、翌日の朝5時までに単元株(100株単位)へ切り替わるため、多少時間がかかります。そのため、権利付き最終日より早めに単元株数以上を保有しておきましょう。

各企業の具体的な株数要件は、日興フロッギーの「配当と優待」ページからも確認可能です。

3.日興フロッギーでも紹介されている配当・優待銘柄

日興フロッギーでは、配当金や株主優待に関して編集部ピックアップ銘柄の概要、配当利回りや優待内容を紹介しています。

そこで、ここでは日興フロッギーでも紹介している銘柄を含め、8月の優待・配当予定の銘柄をいくつか紹介します。

3-1.8月に権利付き最終日を迎える優待株

日興フロッギーでは株主優待に関する記事を、毎月1~2回程度特集しています。気になる方は、日興フロッギートップページ上部に設置されている「配当と優待」から確認してみましょう。

8月の株主優待は106銘柄で、生活や飲食、貴金属などさまざまな業種で優待が用意されています。

ここでは例として主な5銘柄を紹介します。

銘柄 優待獲得最低金額 優待内容
吉野家ホールディングス 178,000円 300円分の株主優待券(食事券)
100株以上:10枚
1,000株以上:20枚
2,000株以上:40枚
スタジオアリス 141,200円 株主写真撮影券(四切写真プリント(フレーム付)、キャビネサイズデザインフォト(アクリルフレーム付)、B3サイズポスターのいずれかひとつ付き)
100株以上:1枚
500株以上:2枚
1,000株以上:3枚
10,000株以上:10枚
コメダホールディングス 172,900円 「コメダ珈琲店」と「おかげ庵」で利用できる電子マネー「KOMECA」
100株以上:1,000円分
イオン 254,800円 保有株数に応じて買い物時にキャッシュバックが受けられるオーナーズカード付与
100株以上:購入金額の3%
500株以上:4%
1,000株以上:5%
トランザクション 110,000円 3,000円相当の自社取扱雑貨セット
100株以上:1セット
500株以上:2セット
1,000株以上:3セット

参照:日興フロッギー「8月は外食も日用品も大満足! 毎日オトク三昧な優待10選」※優待獲得最低金額は7/30終値に基づく

日興フロッギーの「配当と優待」では他にも株主優待を紹介しているので、欲しい商品やサービスを見つけた方は検討してみてください。

3-2.8月に配当金の権利が確定する銘柄

上場企業の中には、8月に配当金の権利が確定するケースもあります。ちなみに日興フロッギーでも、優待銘柄と共に配当利回りについても紹介しています(以下配当金額等について、上記参照記事より引用)。たとえばイオンの予想配当利回りは、1.41%・1株36円程度です。1株36円ですので100株保有で3,600円、1,000株保有で36,000円受け取ることができます。

なお配当利回りとは、配当金を株価で割った数値です。配当利回りが高い銘柄であるほど、効率的に配当金を得られます。

他には、例えば以下のような銘柄でも8月権利確定にて配当金を用意しています。

  • トランザクション:予想配当金1株17円
  • 壱番屋:予想配当金1株80円
  • 明光ネットワークジャパン:予想配当金1株30円
  • ワッツ:予想配当金1株10円
  • ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス:予想配当金1株20.5円

さまざまな銘柄に惹かれるかもしれませんが、無理のない範囲で投資を行うのもリスク回避という点では大切です。

4.dポイントを活用して株を購入できる

日興フロッギーでは、docomoが提供しているdポイントと提携しており、dポイントを株式投資に活用できるのも大きな特徴です。そのためdポイントのみで株を購入し、株主優待や配当金を受け取ることも可能です。

dポイントは、1ポイントあたり1円に相当するサービスで、日興フロッギー以外にも買い物や通信料の支払いにも活用できます。日興フロッギーを検討している方は、dポイントサービスにも着目してみてはいかがでしょうか。

まとめ

日興フロッギーは1単元(100株)未満から株を購入できるサービスです。少額から株式投資が可能な一方、貰える配当金額の計算が少々わかりにくくなったり、単元株数を有していないと株主優待の対象にはならなかったりするため注意が必要です。

一方、日興フロッギーではサイト上の記事を読んで直接株を購入できるという特徴があることから、配当や株主優待を提供する銘柄についても、記事を読んで簡単に投資判断を行うことができます。またdポイントで株を買うこともできるため、配当や優待目的で株式投資を考えている方は、日興フロッギーの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

The following two tabs change content below.

菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。