マネックス証券、外国株取引の評判は?手数料・特徴の他社比較も

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近年、米国株を中心として外国株投資への関心が高まっています。日本以外の国の成長性に期待して投資している方も多く見られます。

マネックス証券も外国株取引のサービスに注力している証券会社の1つですが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。この記事ではマネックス証券の外国株取引の概要、他社との比較、利用するメリットや注意点について解説します。

※2022年6月16日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. マネックス証券の外国株取引の概要
  2. マネックス証券で外国株取引をするメリット
    2-1.取引手数料が安い
    2-2.取り扱い銘柄数が多い
    2-3.米国株の定期買付サービスを利用できる
    2-4.注文方法が豊富
    2-5.米国ETF13銘柄の買付手数料が実質無料
  3. マネックス証券の外国株取引に関する注意点
    3-1.米国株・中国株以外の取り扱いはない
    3-2.マネックスポイントを外国株取引に使うことは不可能
  4. マネックス証券の外国株取引についての口コミ・評判
  5. まとめ

1.マネックス証券の外国株取引の概要

項目 米国株 中国株
取り扱い銘柄数 4,967
(個別株・ADR・ETFの合計)
2,000超
取引手数料 ・約定代金の0.495%(税込)
・下限0米ドル~上限22米ドル(税込)
・約定代金の0.275%(税込)
・下限49.5香港ドル~上限495香港ドル(税込)
取引ツール トレードステーション米国株 スマートフォン パソコン画面・スマホ専用画面
その他ツール 銘柄スカウター・米国株
その他の特徴 ・定期買付サービスあり
・買付時の米国株為替手数料が無料
・米国ETF13銘柄の買付手数料が実質無料
・香港市場の上場銘柄のほぼすべてを取引可能
・日本円で注文できる

※2022年6月16日時点

マネックス証券の外国株は、米国株と中国株の2種類です。米国株はETFも含めて5,000近くの銘柄を取り揃えており、定期買付サービスも用意されています。銘柄スカウター・米国株は、銘柄選びやスクリーニングに使えるツールです。

中国株の取り扱い銘柄数は2,000超で、香港市場に上場しているほぼすべての銘柄が対象です。テンセント、ペトロチャイナ、中国銀行といった企業への投資ができます。

2.マネックス証券で外国株取引をするメリット

マネックス証券で米国株や中国株の取引をすることで、下記のようなメリットを享受できます。

2-1.取引手数料が安い

証券会社 取引手数料
米国株 中国株
マネックス証券 ・約定代金の0.495%(税込)
・下限0米ドル~上限22米ドル(税込)
・約定代金の0.275%(税込)
・下限49.5香港ドル~上限495香港ドル(税込)
SBI証券 ・約定代金の0.495%(税込)
・下限0米ドル~上限22米ドル(税込)
・約定代金の0.286%(税込)
・下限51.7香港ドル~上限517香港ドル(税込)
楽天証券 ・2.22米ドル以下:0円
・2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満:0.495%(税込)
・4,444.45米ドル以上:22米ドル
・10万円まで:550円(税込)
・10万円超100万円未満:約定代金の0.55%(税込)
・100万円以上:5,500円(税込)
DMM株 一律0円
※1ドルあたり 25銭の為替手数料は発生する
取り扱いなし
松井証券 ・約定代金の0.495%(税込)
・下限0米ドル~上限22米ドル(税込
取り扱いなし

※2022年6月16日時点

マネックス証券は、手数料の安いネット証券の中でも、トップクラスに安く設定されていることが特徴です。米国株はSBI証券や楽天証券などと同レベルで、中国株は上記で最安水準となっています。

DMM株は約定代金が一律0円ですが、1ドルあたり25銭の為替手数料が発生します。

2-2.取り扱い銘柄数が多い

証券会社 取り扱い銘柄数
米国株 中国株
マネックス証券 4,900超 2,000超
SBI証券 6,000超 1,300超
楽天証券 5,300超 1,200超
DMM株 2,000超 取り扱いなし
松井証券 500超 取り扱いなし

マネックス証券の中国株はADR・ETFも含めて2,000を超える銘柄の取り扱いがあり、他社よりも多くなっています。米国株も5,000近い銘柄数となっており、主要な銘柄はほぼすべて取引できます。

米国株の取引手数料が無料となっているDMM株ですが、銘柄数は2,000超とあまり多くありません。

2-3.米国株の定期買付サービスを利用できる

マネックス証券の米国株には、定期買付サービスがあります。まずユーザーが指定した毎月の日付で、設定した金額を上限に銘柄の買付を行うことが可能です。米国株の個別銘柄で積立投資をするようなイメージです。

定期買付によって購入のタイミングが分散され、リスク低減につながります。また一度に多くの資金を用意できなくても、毎月少しずつ購入できるので投資のビギナーの方にも便利です。

さらに定期買付には、配当金の再投資サービスもあります。保有した銘柄に配当金が出たとき、配当金の金額を上限にして買付できる最大の株数の買付注文が出されます。

2-4.注文方法が豊富

米国株取引では、逆指値・トレールストップ・ツイン指値など多彩な注文方法を利用できます。米国株の取引時間は日本時間の深夜に当たるので、いつもはリアルタイムで相場やチャートを見られない方も多いでしょう。これらの注文を利用すると、チャートを見ていない間も条件に合致したタイミングで発注できるので便利です。

2-5.米国ETF13銘柄の買付手数料が実質無料

ETFは上場投資信託のことで、日経平均株価やTOPIXといった指数に連動する成果を目指して運営されています。米国株でもS&P500やNASDAQ100などに連動するETFがあります。ETFは投資信託より低コストで運用でき、リアルタイムで売買できるのもメリットです。

マネックス証券で取り扱う米国ETFのうち、下記13銘柄については買付手数料が実質無料となっています。

  • バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
  • バンガード・S&P500ETF(VOO)
  • バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
  • バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)
  • インベスコ QQQ トラスト シリーズ1(QQQ)
  • SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)
  • iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)
  • グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF (QYLD)
  • グローバルX リチウム&バッテリーテック ETF(LIT)
  • グローバルX サイバーセキュリティ ETF(BUG)
  • グローバルX 自動運転&EV ETF(DRIV)
  • グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)
  • グローバルX・S&P500・カバード・コール・ETF(XYLD)

バンガード社のファンドがVT・VTI・VOO・VWOと4つ含まれています。いずれも経費率が低く、全米や全世界に投資ができることで人気があります。

上記13銘柄の買付を行うと、買付手数料はいったん徴収されますが、取引を行った日の翌月末までに、全額キャッシュバックされる仕組みです。

3.マネックス証券の外国株取引に関する注意点

マネックス証券で外国株取引をしようと検討している方は、下記の点も頭に入れておきましょう。

3-1.米国株・中国株以外の取り扱いはない

マネックス証券では米国・中国以外の国の外国株は取り扱っていません。これに対してSBI証券や楽天証券では、タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシアといった東アジア諸国の銘柄も取り扱っています。

3-2.マネックスポイントを外国株取引に使うことは不可能

マネックス証券では投資信託の保有や国内株式の売買によって、マネックスポイントを貯めることができます。貯まったポイントはAmazonギフト券・dポイント・Pontaポイントなどに交換できるほか、国内株式の取引手数料に充当したり暗号資産に交換したりすることが可能です。

しかしマネックスポイントを米国株・中国株の買付に利用することはできません。取引手数料に充当することも不可能です。

4.マネックス証券の外国株取引についての口コミ・評判

マネックス証券で米国株などの取引に関して、ネット上の口コミ・評判の一部をご紹介します。

  • 米国株の手数料は安く、購入も簡単にできる。
  • PCとスマホどちらのツールも見やすくて使いやすい。
  • 投資の判断する情報量が多くて銘柄探査もしやすい。株価のチャートも見やすく、参考になる。
  • 楽天証券・SBI証券・マネックス証券の3社を利用しているが、マネックス証券は画面がシンプルなので一番見やすい。
  • 米国株と中国株に強い。トレードステーションなど外国株に強いサービスを組み込んでいる。
  • 買いたい銘柄をスクリーニング機能で調べているが、とても充実していて使いやすく、グラフも便利。
  • 米国株取引時の注文方法で、トレーリングストップなど多彩な方法を選べる。

まとめ

マネックス証券の外国株では、米国株と中国株を取り扱っています。どちらとも取り扱い銘柄数が多く、取引手数料も主要なネット証券ではトップクラスの低い水準です。

米国株では定期買付サービスを利用することができ、積立のような感覚で投資をすることができます。また特定のETF銘柄の買付手数料無料といったサービスが付帯しているのもメリットです。

マネックス証券のサービス内容が自分に合っているかどうか、口座開設を踏まえて検討してみるのも良いのではないでしょうか。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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