GMOクリック証券、先物取引の評判は?特徴を主要ネット証券と比較

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先物取引はハイリスク・ハイリターンな投資方法ですが、使い方次第で初心者でもリスク回避やポートフォリオの収益力強化などに役立てることができます。中でもGMOクリック証券の先物取引は、銘柄選びがしやすく、業界最安水準の手数料で取引を行えるのが強みです。

この記事では、GMOクリック証券の先物取引の特徴、メリット・デメリット、評判、始め方について詳しくご紹介します。これから先物取引を始める人、証券会社選びで悩んでいる方は、参考にしてください。

※本記事は2021年5月時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用を判断ください。

目次

  1. GMOクリック証券の先物取引の特徴
    1-1.株価指数先物に投資できる
    1-2.最安水準の手数料
    1-3.便利な取引ツールが無料で使える
    1-4.豊富な注文手段
    1-5.夜間も取引可能
  2. GMOクリック証券の先物取引のメリット
    2-1.レバレッジ効果を期待できる
    2-2.口座連携サービスの利用で資金移動がスムーズになる
    2-3.手数料のキャッシュバックがある
  3. GMOクリック証券の先物取引のデメリット
    3-1.元本保証ではない
    3-2.追証や不足金が発生する
    3-3.口座開設の条件がある
  4. GMOクリック証券の先物取引の評判
  5. GMOクリック証券の先物取引の始め方
    5-1.口座開設に必要なもの
    5-2.口座開設・取引開始までの手順
  6. まとめ

1 GMOクリック証券の先物取引の特徴

GMOクリック証券は、GMOインターネットグループのネット証券会社です。株式投資、投資信託、FXなどの様々な金融商品を取り扱っており、グループの技術力を活かしたシステム開発力やコストの低さなどに強みがあります。

GMOクリック証券の先物取引の特徴は以下の通りです。

1-1 株価指数先物に投資できる

GMOクリック証券の先物取引で扱う銘柄は、「日経225先物」「ミニ日経225先物」という株価指数先物のみと選びやすくなっています。両方とも日経平均株価をもとにした株価指数なので、情報も集めやすく、投資しやすいのが特徴です。

先物取引は、基本的に資産価値の上下動が大きな商品で行われます。金属や農産物、エネルギー関連など様々な商品が先物取引市場では取引されていますが、取引を希望しない商品数が多くなるとユーザーにとって使い勝手が悪くなる場合もあります。

その点、GMOクリック証券は商品数を絞り込むことで、システムもシンプルにでき、手数料も安価になるなど多くのメリットを投資家に提供しています。

1-2 業界最安水準の手数料

GMOクリック証券の先物取引の手数料は、日経225先物220円(税込)、ミニ日経225先物37円(税込)と業界内でも最安水準です。以下は、ネット証券最大手であるSBI証券や楽天証券の先物取引手数料を比較した表です。

項目 日経225先物 ミニ日経225先物
GMOクリック証券 220円 37円
SBI証券 275円 38.5円
楽天証券 275円 38.5円

※手数料はいずれも税込

取り扱っている先物商品の種類では他社と比べて少ないものの、手数料が抑えられているので、取引を行いやすいのがGMOクリック証券の特徴です。

1-3 便利な取引ツールが無料で使える

GMOクリック証券の先物取引では、ブラウザから使える取引画面のほか、デスクトップアプリの「スーパーはっちゅう君」、スマホアプリの「はっちゅう君」等を無料で利用することができます。各ツールは高機能な上、使いやすいので、利用スタイルに合わせてツールを選ぶことができます。

1-4 豊富な注文手段

GMOクリック証券の先物取引では、以下の4つの注文方法が用意されています。

成行注文 価格を指定せずに発注し、最良気配値(条件の良い金額)から約定していく注文方法です。
指値注文 価格を指定して発注し、指定した価格またはそれより有利な価格で約定する注文方法です。
逆指値 一定の金額を下回れば「売り」、一定の金額を上回れば「買い」というように、条件を指定して板登録する注文方法です。トレンドフォローやロスカットで利用されます。
対当値段条件付注文(対当値段) 成行注文と同じく、価格を指定せず最良気配値で約定させる注文方法です。成行注文では気配値が注文数量に満たない場合、約定できる数量だけが約定されますが、対当値段ではすべての注文が失効します。

相場状況に応じて細かい注文条件を付けられるので、損失を広げないためのリスクコントロールや、利益確保をしやすくなります。

1-5 夜間も取引可能

先物取引では日中取引(8:45〜15:15)に加えて、ナイトセッション(16:30〜5:30)での取引も可能です。日中は仕事や育児などでなかなか取引ができないという人も、先物取引であれば夜間に取引を行うことができます。

2 GMOクリック証券の先物取引のメリット

GMOクリック証券で先物取引を行うメリットは以下の通りです。

2-1 レバレッジ効果を期待できる

先物取引では預けた証拠金よりも大きな金額で取引できるため、レバレッジ効果を期待することができます。例えば、GMOクリック証券でミニ日経225先物を取引する際の1枚あたりの証拠金は17万2,800円なので、日経平均株価が2万9,000円の場合、レバレッジは約16.8倍となります(2021年5月6日時点)。

一方、日経225先物を取引する際の1枚あたりの証拠金は170万2,800円なので、日経平均株価が2万9,000円の場合、レバレッジは約17倍となります(2021年5月6日時点)。

このように、GMOクリック証券の先物取引では、他の主要ネット証券と比べて最安水準のコストで取引効率を高めることができます。

2-2 口座連携サービスの利用で資金移動がスムーズになる

GMOクリック証券では、同じくGMOインターネットグループのネット銀行であるGMOあおぞらネット銀行との口座連携サービス「証券コネクト口座」を利用できます。このサービスを利用すると、口座残高が株式や信用取引、投資信託などの買付余力に反映されるほか、口座間の資金移動がスムーズに行えるようになります。

先物取引口座は連携できませんが、証券口座から先物取引口座への振り替えは一日の多くの時間で可能なので、証券コネクト口座があることで銀行口座と先物取引口座との間の資金移動も便利になります。

証券コネクト口座に預け入れているお金については、通常の110倍の預金金利0.11%/年がつくため、効率的に資産を運用できることもメリットです。

2-3 株主優待で手数料のキャッシュバック

GMOクリック証券では、GMOグループの株主優待を利用すれば手数料のキャッシュバックを受けられるのもメリットです。取引数量が多くなった場合、株式を持っていれば以下のように保有株式数に応じたキャッシュバックが受けられます。

保有株式数 最大キャッシュバック金額
100株以上300株未満 3,000円
300株以上500株未満 5,000円
500株以上1,000株未満 7,000円
1,000株以上3,000株未満 10,000円
3,000株以上5,000株未満 13,000円
5,000株以上 15,000円

3 GMOクリック証券の先物取引のデメリット

先物取引はハイリスク・ハイリターンな投資なので、取り組む際は以下のポイントに注意することが大切です。

3-1 元本保証ではない

先物取引では現物取引などと同様に、投資資金に対する元本の保証はされていません。GMOクリック証券で商品として提供されている株価指数先物は、個別株のように企業の倒産などでその価値が完全に消失することは基本的にありませんが、市場が予想と反対の動きをした時は証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。

3-2 追証や不足金が発生する

GMOクリック証券では、預け入れている証拠金が証拠金所要額を下回った場合、追証(追加証拠金)が発生し、指定された日時までに入金または反対売買を行う必要があります。追証への対応ができない場合、資産価格によらず強制決済が行われます。

また、決済(建玉の返済)時に大きな損失があると不足金が生じることがあります。この場合、指定日時までの入金が必要になり、入金が行われない時は先物・オプション取引口座にあるすべての建玉の強制決済が行われます。

さらに、GMOクリック証券では強制決済手数料として約定代金の1.10%(最低手数料:11,000円。税込)が発生します。

3-3 口座開設の条件がある

先物取引は、現物株式や投資信託等の投資よりもリスクが高い場合もあるため、口座開設時には証券会社による審査が行われます。

GMOクリック証券では、例えば、口座開設のための金融資産の条件は「100万円以上」、取引経験については、「現物取引経験1年以上、または信用取引/先物・オプション取引の経験があること」と定められています。

4 GMOクリック証券の先物取引の評判

GMOクリック証券はインターネット企業グループならではの技術力の高さや効率的な運営が特徴的な証券会社です。GMOクリック証券で先物取引を行っているユーザーの声を確認してみましょう。

  • スマホアプリがとても使いやすく、スマホだけで十分に取引できる
  • 取引手数料が安いので利確や損切りがしやすい
  • 金融商品の取り扱いが豊富
  • 株主優待で手数料が払える
  • 他社と比べて先物口座の審査が厳しい気がする

※個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、ご自分でも情報収集をされた上で最終的にご判断ください。

GMOクリック証券のユーザーからは、手数料の安さやツールの使いやすさに関して評価する声が多く見られます。また、先物だけでなく株式や投信などの商品も取引しているユーザーからは、GMOグループの株主優待(手数料キャッシュバック)も評判となっています。

ほかには先物銘柄について商品数を増やしてほしいという意見や、審査が他社より厳しいといった感想もあるものの、総合的に高い評価を受けているのが特徴です。

5 GMOクリック証券の先物取引の始め方

GMOクリック証券で先物取引を始めるための手続きや手順は以下の通りです。

5-1 口座開設に必要なもの

GMOクリック証券で先物取引口座を開設するためには、まず証券取引口座の作成が必要です。証券取引口座の開設には以下が必要となります。

  • メールアドレス
  • 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)

5-2 口座開設・取引開始までの手順

証券取引口座をすでに持っている場合、マイページにログインし、「口座開設状況」から先物・オプション取引口座の開設手続きを行います。所定の審査が行われ、最短で即日中に先物・オプション口座を利用可能です。口座開設後は、必要な入金を済ませれば取引を始めることができます。

証券取引口座が未開設の場合、GMOクリック証券のサイトから「口座開設」ボタンを押し、申し込みフォームに必要事項を記入していきます。本人確認書類は写真をアップロードすることになるため、事前に準備しておくとスムーズです。手続きは早ければ5分程度で完了します。

最短2営業日でログイン用のIDとパスワード、取引用暗証番号などが記載された「口座開設手続き完了のご案内」が簡易書留郵便で届くので、記載された内容でログインし、上記の手順で先物オプション取引口座の開設手続きを行います。なお、口座開設の手続きや審査の状況は口座開設ナビから確認することができます。

まとめ

GMOクリック証券の先物取引は、業界最安水準の手数料の安さ、便利な取引ツール、口座連携サービスで資金移動が便利になる証券コネクト口座や、株主優待による手数料キャッシュバックなどが好評です。

一方、先物取引はリスクを伴います。相場の変動によっては多額の損失が発生することもあるので、GMOクリック証券で無料提供されている高機能ツールでリスクコントロールを図ることも大切です。

先物取引に興味のある方は、メリット・デメリットをしっかりと把握した上で、口座開設を検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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