GMOクリック証券、CFD取引の評判は?特徴を主要ネット証券と比較

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CFD取引は、金、原油、大豆、外国の株価指数などに対し、レバレッジをかけた投資ができる金融商品です。CFD取引を扱っている証券会社の中でもGMOクリック証券は、CFDの国内シェアが最も多く、取扱銘柄が豊富なので、注目している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、CFD取引を検討している方向けに、GMOクリック証券の特徴、メリット・デメリット、評判、始め方を詳しく解説します。他の主要ネット証券と比較しながらご紹介するので、証券会社選びで迷っている方も参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※本記事は2022年12月時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用を判断ください。

目次

  1. GMOクリック証券のCFD取引の特徴
    1-1.取引手数料が無料
    1-2.ほぼ24時間取引可能
    1-3.売りからでも取引がスタートできる
    1-4.日本円のままで取引できる
  2. GMOクリック証券のCFD取引のメリット
    2-1.レバレッジ効果が期待できる
    2-2.取引ツールが高機能で使いやすい
    2-3.取扱銘柄が豊富
    2-4.充実したサポート体制
    2-5.デモ取引でCFD取引の練習ができる
  3. GMOクリック証券のCFD取引のデメリット
    3-1.元本保証はない
    3-2.追証がある
  4. GMOクリック証券のCFD取引の評判
  5. GMOクリック証券のCFD取引の始め方
  6. まとめ

1 GMOクリック証券のCFD取引の特徴

CFD(Contract For Difference)取引は、「差金決済取引」と呼ばれます。現物の売買を行うのではなく、証拠金を預けて銘柄を売買し、差金のみのやりとりを行うのが特徴です。

GMOクリック証券は、GMOインターネットグループのネット専業証券会社として、ツールの開発力、手数料の安さ、金融商品の豊富さで知られています。

中でもGMOクリック証券のCFD取引は、店頭CFDの取引金額シェアで国内トップの実績(同社調べ、2019年10月~2020年3月)があり、証券CFDで市場の約72%、商品CFDで約65%を占めるなど、東証プライム上場企業のグループ企業として多くの投資家から高く評価されています。

GMOクリック証券のCFD取引の特徴は以下の通りです。

1-1 取引手数料が無料

GMOクリック証券のCFD取引は、取引ごとにかかる手数料は無料です。

なお、CFD取引では、買値と売値の差であるスプレッドが発生し、スプレッドが広がるほどコスト負担も大きくなりますが、GMOクリック証券では、スプレッドの幅も業界で最も狭い水準なので、投資家にとっては取引しやすい環境となっています。

口座の開設や維持に関する手数料も無料で、コストを抑えながら投資ができるのが大きな特徴です。

1-2 ほぼ24時間取引可能

CFDは一般的な株式市場の取引とは異なり、ほぼ24時間取引できます。最長で月曜〜金曜の8:00〜翌7:00まで取引でき、日本の祝日でも月曜から金曜の間であれば取引が可能です。

仕事が忙しい人や、日中はなかなか時間が取れないという人、カレンダー通りの休日で市場が開いてなくて取引できないという人でも、CFD取引は行いやすいのが特徴です。

1-3 売りからでも取引がスタートできる

現物の株取引では銘柄を買い、株価が上昇したタイミングで売るのが基本的なスタイルですが、CFD取引では売りから取引を始められるのが特徴です。通常の取引と違って、相場が下落している局面も利益を出すチャンスがあります。

銘柄が安ければ「買い」から、高ければ「売り」から取引をスタートできるので、運用の戦略が広がるほか、リスクヘッジにもなります。

1-4 日本円のままで取引できる

GMOクリック証券のCFDでは国内外のさまざまな株価指数や商品への投資が可能です。通常、金融商品の購入は現地の通貨で行う必要がありますが、GMOクリック証券のCFDでは日本円のままで取引できるため、為替レートの変動を気にすることなく取引に集中できます。

2 GMOクリック証券のCFD取引のメリット

GMOクリック証券でCFD取引を行うメリットは次の通りです。

2-1 レバレッジ効果が期待できる

GMOクリック証券のCFD取引ではレバレッジをかけた取引により、少ない元手で大きな金額の取引が可能です。レバレッジの上限は商品ごとに設定されており、最大20倍となっています。各商品のレバレッジは以下の通りです。

商品 レバレッジ(上限)
外国株CFD 5倍
バラエティCFD 5倍
株価指数CFD 10倍
商品CFD 20倍

また、CFDの元になっている指数先物や商品先物よりも小さな単位で取引することが可能で、小さな金額から取引を行うことができます。例えば、投資資金100,000円で、100,000円分の株価指数を購入し、1週間後に101,000円(1%の値上がり)になった場合、利益は1,000円です。

一方、株価指数CFDの場合、100,000円の証拠金で1,000,000円分の株価指数を購入できるため、1%の値上がりで10,000円の利益を得ることができます。このように、CFD取引はレバレッジ効果により、資金効率を高めることが可能です。

2-2 取引ツールが高機能で使いやすい

GMOクリック証券は、インターネット企業グループのネット証券企業ということもあり、ツールの開発力において高く評価されている企業です。

使いやすいスマートフォン対応アプリや、高機能なデスクトップツール、ブラウザツールが提供されていて、スムーズに取引できるようになっています。スマートフォン用のツールは取引のための操作性が重視されているほか、デスクトップツールやブラウザツールは情報収集や分析機能などが豊富に盛り込んであるため、利用スタイルによって好みのツールを利用可能です。

また、注文方法もスピード注文、成行、指値、トレール、IFD、OCO、IFD-OCOと豊富に用意されており、状況によって使い分けることができます。

2-3 取扱銘柄が豊富

GMOクリック証券のCFD取引では130を超える豊富な銘柄を扱っています。日経225を原資産とする「日本225」や、NYダウ先物を原資産とする「米国30」、FTSE100先物を原資産とする「イギリス100」など主要国の株価指数CFDのほか、金・銀・原油・コーン・大豆等のコモディティ、ハイレバレッジ型ETFなど、バラエティに富んでいます。

そのため、各利用者の好みに合わせてポートフォリオを作ったり、他の金融資産の状況や取引のスタイルに応じて柔軟に商品を選んだりしやすくなっています。

商品名 銘柄数 主な銘柄
株価指数CFD 33 日本225、米国30、上海A50、イギリス100、ドイツ30、ユーロ50などの株価指数先物、インドネシア・タイ・ベトナム・マレーシア・トルコ・ロシア・イタリアの株価指数ETFなど
商品CFD 7 金スポット、銀スポット、原油、天然ガス、コーン、大豆
バラエティCFD 16 米国VI、原油ブル2倍ETF、グローバル不動産ETFなど
株式CFD 91 アマゾン、ナイキ、コカコーラ、マイクロソフト、アップル、インテル、マクドナルド、アリババ、デルタ航空、中国銀行、キングソフトなど

※2022年12月22日時点

2-4 充実したサポート体制

GMOクリック証券では、利用者がスムーズに取引できるようにサポート体制にも力を入れています。ネット証券でありながら電話サポートが充実しています。CFD取引に関して不明な点があれば、月曜日~金曜日の7:00~22:00に問い合わせが可能です。夜間の取引中のトラブルにも対応してくれます。

また、GMOクリック証券では、信託保全の対象額以上を日証金信託銀行に信託しており、企業の経営に万が一のことがあっても、投資家の資産が守られるようになっているのも特徴です。

2-5 デモ取引でCFD取引の練習ができる

GMOクリック証券では、各取引ツールを通してCFDのデモ取引が可能です。本番とほぼ同じ条件で取引できるため、取引ツールを使う練習や、CFDに慣れるための準備として活用することができます。

デモ取引では、10万円~1,000万円の仮想マネーからスタートし、取引レートは実際の市場レートがリアルタイムで提供されるので、本番さながらの緊張感で実践的な練習を行えます。

3 GMOクリック証券のCFD取引のデメリット

CFD取引は、ハイリスク・ハイリターンな投資です。CFD取引を行う際の注意点を確認してみましょう。

3-1 元本保証はない

CFDは他の金融商品と同じように元本保証がありません。むしろ、CFDなどのレバレッジ取引は、利益を大きくするチャンスが多いぶん、損失も大きくなるリスクがあります。相場が予想と反対の動きをした時は、預け入れている証拠金以上の損失を被る可能性があります。

3-2 追証がある

CFD取引では、保有している商品の含み損が大きくなり、預け入れている証拠金が不足した場合、追証(=追加証拠金)が発生します。追証が発生すると、期限内に追加で入金するか保有している商品の決済を行わない場合、ロスカット(=強制決済)が執行されることになります。

特に、GMOクリック証券のCFD取引では商品によってレバレッジ倍率が異なるため、証拠金の計算もやや複雑です。そのため、こまめに資産状況をチェックしたり、証拠金に十分な余裕を持たせたりして追証が発生しないよう工夫する必要があります。

4 GMOクリック証券のCFD取引の評判

GMOクリック証券でCFD取引を行っている利用者からは次のような口コミが寄せられています。

  • 米国株や中国株などの外国株を取引したい人に向いている
  • スプレッドがあまり広がらない
  • 含み益から権利調整・価格調整分を引いた金額がわかって判断しやすい
  • 建玉ごとにロスカットレートが設定できるのが便利
  • 海外の証券会社と比べると銘柄数が少ない

※個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、ご自分でも情報収集をされた上で最終的にご判断ください。

GMOクリック証券についてはスプレッドや銘柄種類の豊富さを高く評価する声が多いほか、ツールの使いやすさや、電話対応などサポート体制が充実している点も好評です。

また、建玉ごとにロスカットレートの設定を行える「セーフティバルブシステム」やデモ取引などは、初心者にも向いたサービスとして評判です。

一方、海外の証券会社と比べると取扱銘柄が少ないという意見もあります。例えば、サクソバンク証券やIG証券などでは、CFD銘柄が1,000種類を超えているため、物足りないと考える利用者もいます。

5 GMOクリック証券のCFD取引の始め方

GMOクリック証券でCFD取引を始めるには、証券取引口座の作成が必要です。口座作成では以下の書類等を準備します。

  • メールアドレス(連絡用)
  • 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)

GMOクリック証券でCFD口座を開設する際、すでに証券取引口座を持っている場合はマイページの口座開設状況からCFD取引口座の開設手続きを行えば口座を作ることができます。

一方、証券口座を持ってない場合、GMOクリック証券のサイトから「口座開設」のボタンを押し、申し込みフォームに必要事項を入力していきます。このとき、同時取引口座申込で「CFD口座も一緒に申し込む」を選ぶとスムーズです。

必要事項に答えた後、本人確認種類の送付を行います。郵送かアップロードが選べますが、アップロードなら口座開設まで数日で可能なので、事前に本人確認書類を撮影し、アップロードできるように準備しておきます。

後日、ログイン用のIDとパスワード、取引用暗証番号などが記載された「口座開設手続き完了のご案内」が簡易書留郵便で届くので、書類に記載されているログイン情報を使ってマイページにログインすれば、CFD取引を始められます。

まとめ

GMOクリック証券のCFD取引は、国内トップクラスのシェアを持ち、使いやすいツールや充実したサービスで経験豊富な投資家に高く評価されているほか、デモ口座や独自のロスカットシステムなどが提供されているメリットがあります。

ただし、CFD取引は証拠金以上の損失が発生するリスクの高い取引なので、メリット・デメリットをしっかりと把握した上で、実際の利用者の評判等を参考にしながら、口座を開設する証券会社を検討することが大切です。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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