auカブコム証券では、おもに国内株や投資信託、プチ株(単元未満株)などの金融商品を取り扱っていましたが、2022年1月24日からは米国株も取引できるようになっています。すでに専用口座の開設申込受付・実際の取引が始まっているほか、米国株関連のキャンペーンも豊富に展開されています。
そこでこの記事では、auカブコム証券の米国株取引について、評判、特徴、メリット・デメリット、キャンペーン情報、始め方を詳しく知りたい向けに解説するので、参考にしてみてください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※本記事は、2022年2月3日の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。
目次
- auカブコム証券の米国株取引とは
- auカブコム証券で米国株取引をするメリット・デメリット
2-1.業界最安水準の米国株取引手数料
2-2.多様な注文方法
2-3.取扱銘柄数が少ない
2-4.外貨が決済できない - auカブコム証券の米国株取引の評判
- auカブコム証券の米国株取引の始め方
- まとめ
1 auカブコム証券の米国株取引とは
auカブコム証券はこれまで、日本株を中心としたサービスを展開していましたが、2022年1月24日より米国株取引が開始されています。
auカブコム証券で取引できる米国株は、取引量の多い銘柄からauカブコムが独自に選定した200銘柄及びETFの162銘柄で計362銘柄となり、今後も利用者のリクエストなどをもとに取引可能銘柄が増えていく予定です。
また、auカブコムが提供する高機能ツール「カブボード」の米国株への対応、三菱UFJモルガンスタンレー証券の外国株式レポートの配信も予定されています。さらに、2023年には米国株式信用取引サービスや、外貨決済サービスも開始される見込みです。
2 auカブコム証券で米国株取引をするメリット
それでは、auカブコム証券で米国株取引をするメリットについて見ていきます。
2-1 業界最安水準の米国株取引手数料
auカブコム証券の米国株取引手数料は業界最安水準です。auカブコム証券の米国株取引手数料は約定代金の0.495%(税込)が基本で、上限は22ドル(税込)に設定されています。
auカブコム証券の米国株式手数料と、他社の米国株式手数料を比較すると以下の通りです。
項目 | auカブコム証券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|---|
取引手数料 | 約定代金の0.495% | 約定代金の0.495% | 約定代金の0.495% | 約定代金の0.495% |
取引手数料上限 | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル |
(すべて税込)
2-2 多様な注文方法
米国株取引で様々な注文方法を選択できるのもauカブコム証券のメリットです。基本となる成行注文や指値注文のほか、逆指値注文も選択可能となっています。
さらに、株価の変動に応じて逆指値注文を自動的に修正してくれるトレーリングストップ注文や、買い注文と同時に売り注文の予約も行うことのできるUターン注文など、複数の注文方法が用意されています。
2-3 取扱銘柄数が少ない
auカブコム証券の米国株取引は、2022年1年に始まったばかりのサービスです。サービス開始時点での米国株取扱銘柄数は、個別銘柄200銘柄とETF162銘柄の合計362銘柄となっています。
米国株を取り扱っている他の証券会社と比較するとやや少ないものの、取扱銘柄数については、利用者のリクエストなども反映しながら、今後順次追加されていく予定です。
2-4 外貨が決済できない
米国株取引で外貨決済が利用できない点も、auカブコム証券のデメリットです。外貨決済とは、事前に外貨を準備し、その外貨で外国株を購入することであり、auカブコム証券は外貨決済に未対応です。
外貨決済は、事前に外貨を準備する手間が必要な一方、利用者にとっては為替手数料が安くなるメリットもあるので、頻繁に米国株を売買したい場合などは取引コストで大きな差が付くこともあります。
なお、auカブコム証券では2023年冬頃に外貨決済への対応が予定されています。
3 auカブコム証券の米国株取引の評判
auカブコム証券の米国株取引について、利用者からは次のような意見や感想が寄せられています。
- 取引手数料がとにかく安い
- 取扱銘柄数がまだ少ない
- 三菱UFJフィナンシャル・グループなので信頼できる
- 取引ツールが見やすく便利
- スマホ・携帯がauだとより使いやすい
※個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、ご自分でも情報収集をされた上で最終的にご判断ください。
auカブコム証券の米国株取引は、取扱銘柄数がやや少ないとの意見もある一方、業界最安水準の手数料体系は高く評価されています。また、三菱UFJフィナンシャル・グループの信頼感を評価する声や、国内通信大手auとの相乗効果に期待する声などもあるので、参考にしてみてください。–>
4 auカブコム証券の米国株取引の始め方
auカブコム証券で米国株取引を始めるには、auカブコム証券の証券総合口座・外国株式口座両方の開設が必要となります。
すでにauカブコム証券の証券総合口座を持っている場合、口座にログインします。右側にある「口座開設状況」の中から「外国株式」という項目を選択すると、口座開設の申込画面が表示されるので、「外国株式」の「申込」ボタンを押します。
書面を確認し、取引パスワードを入力の上、同意ボタンを押せば手続は完了です。審査が行われ、問題がなければ最短翌営業日に外国証券口座が開設されます。
一方、auカブコム証券の口座を持っていない場合、証券総合口座の開設が必要です。auカブコム証券のトップページから、「まずは無料で口座開設」を選択します。
口座開設方法には、スマホのカメラを利用して口座開設手続を行う「スマホで無料口座開設」と、パソコンから画像アップロードを行う「インターネットで口座開設」の2種類があるものの、基本的な流れは同じです。
最初に氏名や住所などの基本情報を入力したあと、本人確認書類を提出します。この際、本人確認書類と記載内容が一致していない場合、審査が進まない可能性もあるので、正しく入力することが大切です。
本人確認書類としては「個人番号カード」が利用できますが、もし「個人番号カード」を持っていない場合、「個人番号通知カード」と「運転免許証」などでも手続き可能です。
auカブコム証券での処理が終わると、口座番号と初期パスワードがメールで送られてくるので、それを使用して口座にログインすれば、基本的な口座開設手続は完了となります。
まとめ
auカブコム証券の米国株取引は取引手数料が業界最安水準であるほか、注文方法も豊富です。取扱銘柄数はやや少ないものの、今後のサービス拡大も期待されており、米国株取引に関連したキャンペーンも多く開催されています。
米国株取引に関心のある方や、auカブコム証券での口座開設を始めたい方は、サービスの特徴や手数料、キャンペーン情報、評判等をしっかり確認した上で検討してみてください。
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