ネット証券大手7社の評判は?利用者の口コミや各会社の強みを比較

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オンラインで様々な金融商品の取引を行うことができるネット証券は、若い世代を中心に多くの投資家に利用されています。ネット証券の選び方では、投資方針や利用スタイルとの相性を考えることも大切ですが、利用者の口コミや評判を参考にすると選びやすくなります。

そこでこの記事では、ネット証券主要7社の評判・口コミのほか、各社の強みを詳しくご紹介します。証券会社選びで悩んでいる方や、ネット証券の見直しを検討している方は参考にしてみてください。

目次

  1. ネット証券の特徴
    1-1.オンラインで手続きが完結する
    1-2.手数料が安い
    1-3.手軽に取引ができる
  2. ネット証券大手7社の評判・口コミ、強みを比較
    2-1.SBI証券
    2-2.楽天証券
    2-3.マネックス証券
    2-4.松井証券
    2-5.GMOクリック証券
    2-6.auカブコム証券
    2-7.岡三オンライン
  3. まとめ

1 ネット証券の特徴

ネット証券について比較する前に、ネット証券にはどのような特徴があるのかを確認してみましょう。特に店舗を持つ総合証券会社と比較した際の特徴は以下の通りです。

1-1 オンラインで手続きが完結する

ネット証券はオンラインですべてが完結するのが特徴です。これは取引に限ったことではなく、口座開設の申し込み手続きなどもすべてオンラインで済ませることが可能です。

オンライン取引ではデータが即時に証券会社に転送され、本人確認や審査なども高速で行えるようになっており、情報入力の際も手間を極力省けるので、早ければ数分で手続きを完結させることが可能です。審査から口座開設まで1~2週間というスピード感は店舗ではなかなか難しく、ネット証券ならではの強みとなっています。

1-2 手数料が安い

ネット証券では顧客との接点はインターネットになり、多くの業務がシステムによって処理されます。店舗設備を構えることがなく、また受付・応対のための従業員も必要ないため、様々なサービスを安価な手数料で提供することが可能です。

特に、店舗型証券会社での対面取引や電話での取引と比較した場合、手数料が半額以下になることも多くあります。

最近は、最新システムによって利用状況を集計しやすい特徴を活かし、ユーザーの利用状況に応じてキャッシュバックやポイント還元などの様々な特典を用意するネット証券会社も増えています。

1-3 手軽に取引できる

インターネットに接続することのできる環境さえあれば、時間や場所の制限を受けずに取引できるのもネット証券の強みです。またブラウザ・アプリ双方の取引画面も使いやすいものが多く、手元のスマートフォンからでも注文が手軽にできます。

また、店舗を持つ証券会社と比較した場合、金融商品の営業を直接的に受けることがない点からも、気軽に口座開設や取引を行うことができるのも特徴です。

2 ネット証券大手7社の評判・口コミ、強みを比較

ネット証券の大手各社は、手数料の安さや便利な取引ツールなどの店舗型証券会社とは異なる特徴を持っています。各社の強みや、評判・口コミを確認していきましょう。

※評判・口コミはすべて個人の感想です。最新情報などについてはご自身でもよくお調べの上、ご利用をご判断ください。

2-1 SBI証券

SBI証券はネット証券の中でも、口座開設数や個人の株式売買代金といった点で首位を走る(2021年1月時点)大手企業で、顧客満足度の高さでも知られています。

手数料体系も業界トップクラスの安さとなっており、取扱商品も株式や投資信託、先物、コモディティなど豊富です。特にIPO(新規上場株取引)については国内のほとんどの案件に関わっており、IPOに強いネット証券となっています。

手数料プランは「1日の注文金額」または「1日の取引合計金額」から選ぶことができるため、自分の投資スタイルに合ったプランを選ぶとさらに手数料が有利になるのも特徴です。取引によって様々な買い物で使えるTポイントが貯まることやTポイントを利用して投資信託を購入できることもあり、ポイ活をしている利用者からも注目されています。

SBI証券はユーザーも多く、インターネット上には様々な口コミや評判を確認することができます。

  • 「ネット証券ならとりあえずSBI証券で口座を作る」
  • 「IPOチャレンジポイントがあるから何度でも頑張れる」
  • 「商品数が多く手数料も安い。米国株も取引できるので助かる」
  • 「自分に合った手数料プランが選べるのがうれしい」

システムトラブル時にはネガティブな意見も出ますが、基本的には好意的なコメントが多く見られます。IPOの募集時期になると、SBI証券の注目度はさらに高くなります。バランスが良く、総合評価の高いネット証券会社と評判です。

2-2 楽天証券

楽天証券も多くの投資家から支持されているネット証券です。大きな特徴は、使い勝手のいい楽天ポイント付与やポイント投資など、様々な特典を受けられる点です。

楽天銀行に口座があれば、ほとんどの時間で即時の入出金が可能なマネーブリッジを使うことができるのも強みです。手数料も安く、米国株やロボアドバイザー、FXなど様々な金融商品が用意されています。

楽天証券のユーザーからは、楽天ポイントや他の楽天サービスを評価する口コミが多く寄せられています。

  • 「取引をしていれば楽天ポイントが自然に増える」
  • 「セミナー動画やマーケット情報が多くて便利」
  • 「つみたてNISAや米国株投資ができるので助かる」
  • 「企業の母体がしっかりしている」

また、セミナーやマーケット情報に関しての評価も高く、ほぼ毎日配信されているセミナーは初心者から上級者まで幅広い層から支持されています。使い勝手が良いため、メイン口座・サブ口座を問わず使われているのが特徴です。

2-3 マネックス証券

マネックス証券は、SBI証券、楽天証券に次いで口座開設数の多いネット専業証券会社です(2021年1月時点)。幅広い金融商品を取り扱っていることで知られ、特に米国株や中国株の種類が多いことから海外市場での取引に関心の高い層から注目されています。

また、取引によって貯めたマネックスポイントを、1ポイント1円で暗号資産(仮想通貨:ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)、リップル(XRP) )に交換することも可能です(グループ企業が運営する暗号資産取引所「Coincheck」で口座を開設していることが条件です)。

マネックス証券のユーザーからは、手数料、ツール、商品、セキュリティなど様々な分野に関する口コミが寄せられています。

  • 「マネックスのIPOは完全平等方式だから初心者でも期待できる」
  • 「取引ツールが充実している」
  • 「10期分の企業成績が無料で見られるのは正直すごい」
  • 「セキュリティがしっかりしている」
  • 「米国株の種類が3800以上もあるから米国株投資にも向いている」

他社と比べると、海外株の種類の多さやツールの使い勝手の良さが評価されています。なお、商品力やツールの開発力が高い一方、サービスや制度の面ではわかりにくい部分もあることから、SBI証券や楽天証券と比べると中級者・上級者向けと評価されることもあります。

2-4 松井証券

松井証券は老舗の証券会社からネット専業になった会社であり、サービスの質の高さが評判です。松井証券の強みは、1日の約定代金の合計額が50万円以下の場合、手数料無料になる点です。

取扱商品は、現物・信用株、FX、ETF、先物など豊富なほか、デイトレ適正ランキングやテーマ投資ガイドなど、投資情報のユニークな提供の仕方なども支持されています。

松井証券に関する口コミでは、手数料とツール(サービス)に関する声が多く寄せられています。

  • 「松井証券はWebもアプリも画面が見やすい」
  • 「手数料無料が小口投資家には何より嬉しい」
  • 「あまり企業を知らない自分でも銘柄選びがしやすい」
  • 「名前は古いけどサービスはどこよりも新しい気がする」

手数料は約定金額が大きくなるとそこまで低くはないという口コミもありますが、1日の約定代金が50万円以下なら手数料無料というインパクトは大きく、初心者や小口投資家を中心に高く評価されています。また、株式投資の知識がない人でも銘柄選びがしやすく、画面も見やすいといった特徴も評価されています。

2-5 GMOクリック証券

GMOクリック証券は、インターネット企業であるGMOグループの証券会社です。業界トップクラスの低水準な手数料で金融商品を提供していることでも知られています。手数料が安い上、GMOクリック証券やGMOグループの株主の場合、株主優待として手数料のキャッシュバックがあるのも強みです。

GMOクリック証券に関する評判では、手数料やツール・アプリに対する口コミが多く寄せられているのが特徴です。

  • 「GMOクリック証券の株主優待キャッシュバックは便利」
  • 「取引ツールがとにかく高性能」
  • 「FXも使いやすいので、両方やる人に向いている」
  • 「アプリの使い勝手が良く、投資のタイミングをしっかり掴める」

手数料の安さは昔から定評がありましたが、他社が相次いで手数料を下げる中でも常にトップクラスの安さを維持しています。また、取引ツールやアプリの使いやすさも高く評価されています。また、顧客対応の良さについてのコメントも多く見られます。

2-6 auカブコム証券

auカブコム証券は、金融大手の三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券会社です。旧名のカブドットコム証券はネット証券の中でも古参の企業で、そのノウハウがしっかりと受け継がれています。

1株から取引ができる「プチ株」は使い勝手の良いサービスで、100円からでも積立投資を行うことが可能な上、積立時には手数料が無料です。ネット証券大手では唯一システムを自社開発・運用しているため、トラブル対応に強いのも大きな特徴です。

auカブコム証券の口コミでは、プチ株についての話題と情報のわかりやすさに関する感想が多く見られます。

  • 「プチ株がとても使いやすい。買い物のお釣りをコツコツ積み立てる」
  • 「企業のニュースを時系列で見ることができるし、株主優待の情報もわかりやすい」
  • 「スクリーニングの機能が充実しているから、初心者でも銘柄を探しやすい」
  • 「長く付き合う証券会社だからこそ、企業としての信頼性が重要」

取引ツールやアプリでは、まとまりのある情報が提供されており、情報の絞り込みもしやすい点などが高く評価されています。特に初心者や中高年から高く支持されており、企業グループの信頼性を評価する口コミも多数確認できます。

2-7 岡三オンライン

岡三オンラインは、総合証券会社である岡三証券のグループ企業です。そのため、ネット証券の手数料で総合証券会社の情報を得られる証券会社としても有名です。

岡三オンラインの強みは、1日の約定金額が100万円までの場合、手数料無料になる点や、使いやすいツール・サービスにあります。事前入金の要らないIPOは便利で、サブ口座としての利用でも注目されているネット証券会社です。

岡三オンラインの口コミでは、ツールやアプリの使いやすさについてのコメントが多く見られます。

  • 「情報量、使いやすさともに申し分ない」
  • 「スマホの投資アプリでは岡三が一番」
  • 「注目の銘柄をメールで連絡してくれるので、情報収集が楽」
  • 「申し込みが5分で終わるので大変便利」
  • 「手数料無料の枠がどんどん広がっている」

提供される情報の質や量、まとまりなどが工夫されており、画面の小さいスマートフォンでも問題なく利用できるのが岡三オンラインの強みです。

一方、手数料については約定金額が高くなると割高と言う声もあるものの、無料枠が高く評価されています。便利で使い勝手も良く、初心者向けにも向いていると評判です。

まとめ

ネット証券会社には、共通して手数料の安さや利便性の高さなどのメリットがあります。特に主要ネット証券会社では、ユニークなサービスや使い勝手の良いツールを提供することで投資家に多くのメリットを提供しています。

ネット証券を選ぶ際は、このような利用者の口コミが役立つこともあるので、各社の特徴や強みを確認するのと併せて検討してみてください。

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