株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新規案件「【第2回】<約5兆円に急成長する巨大市場に挑む>脳波を“耳”から読み取り、脳科学を社会実装するブレインテック企業『VIE STYLE』」(申込期間9月8日〜10日)が公開された。ブレインテックは脳神経科学とITを融合させ、脳波などから脳の状態を分析し、睡眠や学習などの質を向上させるというサービス。VIE STYLE(ヴィースタイル)株式会社は独自に開発したイヤホン型脳波計を活用したソリューションを提供しており、今年2月にファンディーノで実施した1回目のCFでは目標募集額1500万円に対し2390万円を調達している。今回は目標募集額1257万3000円、上限応募額は5009万4000円で、投資金額は9万9000円(150株)、29万7000円 (450株)、49万5000円(750株)の3コース。成約するとエンジェル税制の優遇措置Bの対象となる。
ヴィースタイル社はイヤホン型脳波計で脳解析・応用技術を活用したソリューション「第一弾プロダクト「VIE ZONE(ヴィーゾーン)」は、外耳道から脳波を取得し、独自開発したAIエンジンで“集中度、ストレス、疲労、眠気を解析し、音楽を使って脳をチューニングすることでストレスを軽減、フロー状態へと導く”という生産性支援サービス。
前回の資金調達後は大手通信系企業、大手製薬企業や国立研究機関と、脳科学を用いたソリューションの共同研究開発事業を進めており、様々な疾患に対して脳科学を活用した新しい治療法を開発中。特に疾病の予防、診断・治療などの医療行為をデジタル技術で支援、または実施するソフトウェア「デジタルセラピューティクス(DTx )の開発、社会実装に注力している。
「イーロン・マスク氏のニューラリンク社などを筆頭に、海外のブレインテック市場は革新が進む急成長市場として、2024年には約5兆円の市場となると予測されているが、日本の産業化は立ち遅れている。当社独自の脳計測技術と応用技術を世界に提供し、日本のリーディングカンパニーを目指したい」と同社。また、コロナ下の精神的なストレス・疲労に「脳科学で自身の精神状態を手軽に可視化、コントロールできれば、精神的ストレス・疲労を軽減すると同時に幸福感・充実感を増加させることができる」として、人々のウェルビーイング(幸福)に貢献していきたい考え。マイルストーンでは2026年のIPO、売上高約29億円を掲げる。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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