当日空席予約サイト「すぐトル」を運営する株式会社シートマーケットは、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で募集による投資申込みの受付を5月9日から22日まで実施する。目標募集額1200万円、上限応募額4800万円。プロジェクト名は「『近くにスグ入れるお店がない…』都内の8割近くの人が経験する“空席探し”の苦労を即・解決。当日特化型の空席予約プラットフォーム『すぐトル』」。
「すぐトル」は、東京都心部を中心に当日に特化した空席マッチングプラットフォーム。「前日まで」の予約を中心としたシステムとは異なり、「今、近くの空いている席を確保したい」というニーズにスピーディーに応えられるのが特色。飲食店は、リアルタイムの空席情報を近くにいる消費者に提示することで、電話に置き換わるサービスとしてオペレーションを効率化できる。消費者も、今いる場所の近くの空席を即時に確認して予約できるので、電話での確認や歩き回って店を探す手間を省くことができる。
飲食店が導入しやすいよう、基本料金は飲食店も消費者も無料で、主なマネタイズ方法は、マッチングが成立した際に店舗から送客手数料(1人あたりディナー300円、ランチ150円)を徴収する成果報酬型のビジネスモデル。2021年から効果検証を始め、今年3月から営業代理店とも連携し、7月から本格展開を開始した。現在、約700名のユーザーと新橋・銀座・有楽町エリアの約40店舗が加盟している。
20年以上の企業コンサルティング経験で培った事業推進力により、新規戦略立案から制度設計、UI/UXに優れたシステム構築が可能である点も強みとする。
飲食店のほか、大手商業施設・デベロッパーやPOSシステム事業者とアライアンスを結び、API連携(アプリケーション同士の連携)/SaaS事業(データやシステムの一部を提供)を進めている。また、必要最低限の機能を盛り込んだシンプルなサービス設計により開発コストを抑え、安価かつ成果報酬型でサービスを提供することが可能になったとしている。今後は、蓄積される様々な情報を活用したデータビジネスの展開も計画している。27年に「すぐトル」を全国展開し、累計100地域以上までサービスエリアを拡大させる計画。30年に加盟店舗数2.9万店舗突破を計画する。
投資は1口10万円 (250株)~50万円 (1250株)。特定投資家は100万円 (2500株)、200万円 (,000株)、300万円 (7500株)、400万円(1万株)、500万円 (1万2500株)の5コースがある。
22年の国内外食産業市場規模は約28.8兆円(矢野経済研究所調べ)。コロナ禍の反動や訪日外国人の増加で、市場は活況を呈している。空席マッチングサービスの需要も高まっていきそうだ。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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