固定利回りの資産運用サービス「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社は、11月1日、投資家が投資希望条件を事前に入力することで、ファンド公開時には優先的に投資枠が確保される「ファンド予約機能」をリリースした。投資家の投資機会における課題解消を図る。国内のクラウドファンディング事業者としては初めて(同社調べ)。
同機能では、予定利回りや予定運用期間など、投資希望条件を事前に設定すると、ファンド公開時に投資希望条件に応じた枠を確保(マッチング)する仕組みで、投資家は、マッチングした投資枠の通知が来たタイミングで、必要書面などの確認と申込みを行うことで、先着募集が開始される前に投資申込みを完了できる。
Fundsは個人が1円から上場企業などに間接的に貸出しができるオンラインプラットフォーム。同社は2019年1月のサービス開始以降、上場企業を中心とした89社の企業を対象とした368本以上のファンドの提供を行っている。分配遅延・貸し倒れは0件(23年10月末日現在)。
一方、人気のファンドが公開後数分で満額になってしまうことや、ファンド募集開始のタイミングを逃すなど、一部の投資家から「投資したいファンドへの投資の申込ができなかった」という声も上がっていた。投資家にとってはサイトにログインした状態でファンド公開のタイミングを待つのが不便として、同社では解決すべき課題として認識し、今回のリリースに至った。
これまでFundsでは、投資家の投資動向から募集金額を予測してファンドの組成を行っていたが、本機能によって投資家が投資したいファンドのニーズを汲み取り、「これまで以上に投資家ニーズにフィットしたファンドの供給が可能となる」としている。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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