全国の在宅酸素療法患者の生活をもっと快適に。酸素吸入療法に特化した医療機器ベンチャーがFUNDINNOで資金調達へ

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医療機器を開発する医療系ベンチャーの武蔵医研株式会社がファンディーノで資金募集

株式投資型クラウドファンディング(CF)サービスの「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新規案件「呼吸同調器や流量調整器の小型化に成功!約17万人の在宅酸素療法患者の外出を手軽にしたベンチャーが次に挑む病院向け次世代ソリューション」の情報が公開された。酸素吸入療法に特化した医療機器を開発する医療系ベンチャーの武蔵医研株式会社が目標募集額1千万円、上限応募額3500万円、投資金額10万円 (10株)、30万円 (30株)、50万円 (50株)の3コースで募集する。受付期間は1月19日から21日まで。

同社は、自宅で酸素吸引療法を行う患者向けの医療機器の開発を行ってきた。主な製品は、在宅酸素療法で使用するポケットサイズ呼吸同調器「アイビー」、自宅用酸素ボンベに取り付けるミニマム酸素流量調整器「カルミア」の2つ。 特にアイビーは今後も増加が予測される在宅酸素療法を行うもので、小型・軽量化を実現し、電池の持続性も向上により、これまで約5000台(2020年12月末時点)の販売実績を上げている。

在宅酸素療法で使用するポケットサイズ呼吸同調器「アイビー」、自宅用酸素ボンベに取り付けるミニマム酸素流量調整器「カルミア」

カルミアは、在宅用酸素ボンベの先端に取り付けるレギュレータで、機器全体を小型化・効率化したことで、患者の外出時に持ち歩きしやすいよう工夫されている。21年初頭の発売を前に、既に多くの代理店より引き合いがあるという。

同社が課題視しているのが、酸素吸引療法を行う患者がトラブルに遭う医療事故問題だ。日本医療機能評価機構によれば、酸素療法患者向け治療の運用には人的な対応が欠かせず、医療従事者のルーティン業務が多くなる。このため、人為的なミスが発生しやすいと指摘されている。代表的な例が「酸素残量の確認不足」。現在、院内で使用されている圧力調整器は、医療従事者が酸素残量を定期的に確認しなければならない。残量の確認不足以外でも、既存の圧力調整器の重さでボンベが倒れやすくなる、ボンベ交換に手間がかかる、さらにはボンベの開栓確認が行いにくいことも事故の要因となり得る。

酸素吸引療法を行う患者がトラブルに遭う医療事故問題の代表的な事例

同社は自社製品を次世代のソリューションとして推していく考えで、今後はSNSや動画を活用した医師向けのPRや、全国の医師をインフルエンサーとし、医師間ネットワークにおける認知度向上を図り、「医師を導線とした流通業者、患者への製品流通の流れを仕組み化していく」としている。マイルストーンは2026年にバイアウトを予定し、売上高は約4.2億円を想定。26年度は院内用圧力調整器を1万台以上販売する計画を打ち出している。

ファンディーノは株式会社日本クラウドキャピタルが運営する日本発の株式投資型CFのプラットフォーム。オンラインで10万円程度から投資できる、投資対象は金融商品取引法にもとづいた厳正な審査を通過した将来性あるベンチャー企業で、企業がエグジット(新規株式公開 ⦅IPO⦆ やバイアウト⦅M&Aなど第三者への売却⦆)したときに大きなリターンが期待できるメリットがある。

また、投資先企業のビジネスの進捗情報をIRとして定期的に受け取れる、投資先へ自身のプロフィールを公開する機能で投資先を支援することも可能だ。累計成約額は42億5864万円、累計成約件数130件、ユーザー数5万2887人(1月12日現在)。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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