信用取引手数料が業界最安水準の岡三オンラインでは、事前に証拠金を預け入れ、その証拠金にレバレッジをかけて株式を取引できる信用取引を取り扱っています。信用取引では、用意した資金以上の株式を売買できることに加え、取引を「売り」からスタートさせ、その後、株式を買い戻すことでも利益を狙うことができます。
この記事では、岡三オンラインの信用取引の特徴、メリット・デメリット、評判、始め方について詳しく解説していきます。信用取引に興味のある方、岡三オンラインの信用取引の評判を知りたい方は、参考にしてみてください。
※この記事は2021年6月28日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
目次
- 岡三オンラインとは
- 岡三オンラインの信用取引のメリット
2-1.取引手数料が安い
2-2.優秀な取引ツールを無料で利用可能
2-3.投資情報も充実 - 岡三オンラインの信用取引のデメリット
3-1.100万円を超える取引では手数料が発生する
3-2.保証金を失うリスクがある - 岡三オンラインの信用取引の評判
- 岡三オンラインで信用取引を始める方法
5-1.メールアドレスを登録する
5-2.基本情報を入力する
5-3.確認書類を提出する
5-4.取引パスワードを受け取る - まとめ
1 岡三オンラインとは
岡三オンラインは、岡三証券株式会社が運営するネット証券です。岡三証券グループの起源は古く、1923年に三重県津市で創業された岡三商店にまでさかのぼります。
同グループには、中核企業である対面証券を主事業とする岡三証券や、資産運用会社の岡三アセットマネジメントなども所属しています。
2 岡三オンラインの信用取引のメリット
岡三オンラインが取り扱う信用取引とは、株式を投資家のお金で直接購入するのではなく、投資家のお金を事前に保証金として預け入れることにより、その保証金を担保にして行われる株式の売買のことです。
通常の株式取引と異なり、投資家が用意した保証金以上の金額を取引できるほか、保有していない株式を売却してあとから買い戻す「空売り」も可能です。
例えば、A社株式が1株1,000円の時に1,000株を購入したい場合、通常は1,000円×1,000株で100万円が必要となりますが、信用取引であれば、50万円しか資金を用意できなくてもレバレッジをかけることでA社株式1,000株を購入することができます。
「レバレッジ(leverage)」は「てこの力」などの意味があり、株式など投資分野においては自己資金を利用してその資金以上の金額の取引を行うことを指します。さきほどの例だと、50万円の自己資金で100万円分の取引をしているので、2倍のレバレッジをかけていることになります。
また、空売りしたい時は、例えばA社株式が1,000円の時に1,000株を売却すると仮定し、想定通りにA社株価が下がり、1株500円になった場合、評価額は500円×1,000株=50万円ですが、空売りした時の評価額は1,000円×1,000株で100万円であるため、差額である50万円が利益になります(※取引にかかる手数料など、実際の取引で生じる費用などは考慮していません)。
このように、資金不足で本来買うことのできない銘柄を購入できたり、空売りできたりするのが信用取引の代表的な特徴です。
それでは、岡三オンラインで信用取引を行うメリットを確認してきましょう。
2-1 取引手数料が安い
岡三オンラインの信用取引手数料は業界最低水準です。岡三オンラインの信用取引手数料には2種類の料金体系があり、投資スタイルによって選択することができます。1注文ごとに手数料が決定される「ワンショット」と、1日の取引金額によって手数料が決定される「定額プラン」の2種類があり、取引金額100万円以下の手数料が0円になります。
項目 | 岡三オンライン | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|---|
10万円まで | 0円 | 99円 | 99円 | 99円 |
20万円まで | 0円 | 148円 | 148円 | 148円 |
50万円まで | 0円 | 198円 | 198円 | 198円 |
100万円まで | 0円 | 385円 | 385円 | 385円 |
(すべて税込表記)
また、岡三オンラインの口座は、日本株累計売買金額や投資信託平均残高などにより4つのコースが適用されます。上位コースから順に「超プレミア」「プレミアゼロ」「プラチナ」「通常」の4コースがあり、上位コースが適用されると手数料がさらに安くなるのが特徴です。
2-2 優秀な取引ツールを無料で利用可能
岡三オンラインでは、投資家向けに提供される取引ツール「岡三ネットトレーダー」シリーズを利用することができます。岡三ネットトレーダーは、民間企業による分析ツール・トレードツールの満足度ランキングで1位になるなど、多くの投資家から高く評価されています。
また、パソコン向けの「岡三ネットトレーダープレミアム」はシンプルな操作ですばやく発注でき、逆指値注文など4種類の特殊注文にも対応しています。株価を多数のテクニカルチャートで表示できるほか、海外を含む投資情報、ニュース、各種ランキングなど株式投資に役立つ情報にもアクセスできます。また、スマホ向けにも「岡三ネットトレーダースマホ」を展開しています。
2-3 投資情報も充実
岡三オンラインは投資情報も充実しています。口座を開設した方が閲覧できる「投資情報局」は、「個別銘柄」「市場・市況」「カレンダー」「テクニカル・ランキング」といった各情報に加え、投資に関する動画も配信しているので、投資初心者でも参考になる情報が揃っています。
3 岡三オンラインの信用取引のデメリット
岡三オンラインの信用取引のデメリットは以下の通りです。
3-1 100万円を超える取引では手数料が発生する
岡三オンラインの「定額プラン」では、1日100万円までの取引に対する取引手数料が無料です。しかし、1日100万円を超える金額の取引を行う場合、手数料が発生します。通常コースの場合、100万円超〜200万円までの場合で1,100円、200万円超になると以降は取引金額100万円ごとに330円ずつ加算されていきます。
3-2 保証金を失うリスクがある
信用取引では予想と逆の方向に株価が動けば損失が発生することになります。信用取引はレバレッジによって大きな利益が狙える一方、損失額も大きくなるリスクがあります。
また、保証金以上の金額の取引を行う性質上、市況や個別銘柄の価格変動によっては、預け入れた保証金額を超える損失が発生する可能性もあります。
4 岡三オンラインの信用取引の評判
岡三オンラインの信用取引については、実際に利用した方から次のような意見や感想が寄せられています。
- 100万円までの取引に向いている
- 岡三ネットトレーダーが高機能で優秀
- 100万円超の取引手数料は高い
- 投資に役立つ情報が豊富
- 元本以上の損失リスクにも注意が必要
※個人の感想です。サービスのご利用にあたっては、ご自分でも情報収集をされた上で最終的にご判断ください。
岡三オンラインの信用取引については、1日100万円まで取引に対する取引手数料が無料である点が評価されています。また、岡三ネットトレーダーシリーズは高機能で使いやすいと好評です。
岡三オンラインが提供する投資に役立つ情報の豊富さ、質の高さも評判です。これらの投資情報には、岡三オンラインの会員限定ページや、岡三ネットトレーダーからアクセスできます。
5 岡三オンラインで信用取引を始める方法
岡三オンラインで信用取引を行うためには、岡三オンラインの口座開設が必要です。申込みはオンラインで全て完結することができるので、具体的な手順をご紹介します。
5-1 メールアドレスを登録する
岡三オンラインの「口座開設」ページからメールアドレスを入力します。このとき、「確認書類は何が必要?かんたん診断」を受けると、口座開設に必要な書類を明示してくれます。
また、「証券総合取引口座」は最初からチェックされているので、信用取引をすぐに開始したい方は「信用取引口座」にチェックを入れておきます。
メールアドレスを入力したら、「最短5分で入力完了!無料口座開設 口座開設申込みフォーム」をタップします。
5-2 基本情報を入力する
岡三オンラインからメールが届いた後は、そのメールに記載された口座開設申込専用URLを開くと、基本情報の入力画面に移動するので、個人情報を入力します。このとき、住所などの入力内容が、さきほどの診断で必要とされた本人確認書類と同一かどうかをしっかりと確認することが大切です。
5-3 確認書類を提出する
入力が終わったら、本人確認書類をアップロードします。なお、「個人番号カード」「個人番号通知カード」「運転免許証」等はアップロード可能ですが、「住民票の写し」などアップロードに対応していない書類もあります。この場合は郵送する必要があるので、案内に従って郵送します。
マイナンバーカードやマイナンバー通知カードがない場合は、住民票の写しで代用できるケースもあります。お住まいの自治体で住民票の写しを請求し、その際にマイナンバーの記載を希望すると、マイナンバーが記載された住民票の写しが発行されます。
5-4 取引パスワードを受け取る
必要事項の入力、必要書類のアップロード・郵送が完了すれば手続は終了です。岡三オンラインによる審査・処理を待ち、口座が開設されれば認証キーとログインパスワード確認画面のURLが記載されたメールが届きます。メールの案内に従って職業などの情報を入力します。
岡三オンライン側の処理が終わると、実際の取引に必要な「取引パスワード」が記載された書類が、転送不要の簡易書留でご自宅に郵送されてきます。これを受け取れば口座開設手続きは完了です。
まとめ
岡三オンラインは、岡三証券グループの一員として多くの実績を持ち、取引ツールの優秀さや充実の投資情報から、投資家評価の高いネット証券です。1日100万円分までの取引について、信用取引手数料が無料となる信用取引口座は、投資経験者から初めて投資を始める方まで幅広く支持されています。
一方、信用取引では、預け入れた資金を上回る損失が生じるリスクがあります。取引に伴う損失や手数料などを事前に把握することが大切です。
実際に取引を始める際は、その取引のリスクや各銘柄の特徴をよく理解し、他の利用者の意見や感想を参考にしながら、慎重に検討しましょう。
- 外国株(米国株など)が買えるネット証券会社
- IPO投資に強い証券会社、少額からIPOに参加できるサービス
- 25歳以下の現物株式の取引手数料が実質0円の証券会社
- 大手証券会社が提供している株式投資サービス
- 少額で株式投資ができるサービス
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム (全て見る)
- 見守り市場に変革を。介護テックベンチャーがFUNDINNOで9/25募集開始 - 2024年9月20日
- 高速硬化性樹脂で日本の強靭化に貢献。日本総代理店がFUNDINNOで資金調達 - 2024年9月13日
- 子どもが安心安全に利用できるSNSアプリで事業拡大。運営ベンチャーがFUNDINNNOで8/31CF開始 - 2024年8月30日
- DMM株の評判は?メリット・デメリットやアカウント登録手順も - 2024年8月30日
- 採用のミスマッチ・入社後ギャップを解消するテックベンチャーがFUNDINNOで3度目のCF - 2024年8月29日