米国株の取引手数料が安い証券会社は?主要6社を比較

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米国株は配当が多い、高い成長率も期待できるなどの理由で注目されている投資対象です。証券会社も利用者のニーズの高まりを受けて米国株のサービスに力を入れているところも増えています。

今回は米国株の取引手数料が安い証券会社を5つピックアップしました。取引手数料の他に、取扱銘柄数など複数の点で比較しながら解説します。米国株の投資に興味のある方は、証券会社選びの参考資料としてください。

目次

  1. 米国株の取引に強みを持つ証券会社は?
  2. 米国株の取引手数料で比較
  3. 取扱銘柄数で比較
  4. 取引ツールで比較
    4-1.PC用取引ツールの比較表
    4-2.スマホ用取引ツールの比較表
  5. まとめ

1 米国株の取引に強みを持つ証券会社は?

米国株の取引に強みがある証券会社として、今回は以下の6社を取り上げてご紹介します。

  • moomoo証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • SBI証券
  • DMM株
  • サクソバンク証券

いずれの証券会社も米国株の取引手数料が比較的安く、銘柄数が多いことなどがメリットです。お得なキャンペーンを開催している会社もありますので、後ほど詳しく紹介します。

2 米国株の取引手数料で比較

まずは取引にかかるコストについて、6社を比較してみましょう。

項目 取引手数料(税込) 為替手数料
(1米ドルあたり)
moomoo証券[PR] 一律1.99米ドル(200株までの売買) 無し
楽天証券[PR] ・2.22米ドル以下:0円
・2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満:約定代金の0.495%
・4,444.45米ドル以上:22米ドル
25銭
マネックス証券[PR] ・約定代金の0.495%
(下限:0米ドル、上限:22米ドル)
・買付時:無料
・売却時:25銭
SBI証券[PR] ・約定代金の0.495%
(下限:0米ドル、上限:22米ドル)
25銭
DMM株[PR] 無料 25銭
サクソバンク証券[PR] ・約定代金の0.33%
(下限:なし、上限:19.80米ドル)
25銭

※2023年10月調査時点

取引手数料がもっとも安いのはDMM株で、買付・売却とも完全に0円です。次いで安いのはmoomoo証券で、200株まで一律1.99米ドル(上限:約定代金の1%)、次いでサクソバンク証券で、約定代金の0.2%となっています。SBI証券とマネックス証券はともに約定代金の0.495%で、下限・上限も同額の設定です。

為替手数料に関して、moomoo証券が買付・売却の両方で無料。マネックス証券は買付時に無料です。他社はいずれも、買付・売却ともに1米ドルあたり25銭がかかります。

3 取扱銘柄数で比較

次に、取り扱っている米国株の銘柄数で比較してみましょう。

項目 取扱銘柄数
(個別銘柄・ETF・ADRの合計)
moomoo証券 約7,000
楽天証券 4.807
マネックス証券 5,000以上
SBI証券 約5,600
DMM株 2019
サクソバンク証券 6,000以上

※2023年10月調査時点

銘柄数で比較すると、moomoo証券が約7000銘柄と多く、次いでサクソバンク証券では米国株以外にも中国株で2,500銘柄以上、欧州株はおよそ3,000銘柄など、外国株は合計で約12,000銘柄を取り扱っており、国内でトップクラスの多さです。

取引手数料が無料のDMM株は、取扱銘柄数が2,000程度と、他社と比べて少ない点がデメリットです。取引を希望する銘柄の取り扱いがあるのか、事前に確認したほうが良いでしょう。

4 取引ツールで比較

米国株の取引ツールに関して、各社にどのような特徴があるのか解説します。

4-1 PC用取引ツールの比較表

証券会社・ツール名 主な特徴
moomoo証券 moomooアプリ ・データをリアルタイムで確認
・テクニカル分析総合指標やアナリスト評価
・海外のニュースも自動翻訳
・2000万を超えるユーザーが利用
楽天証券 マーケットスピード ・ワンクリックで即注文できる「エクスプレス注文」
・20種類のテクニカル指標に対応
・30種類近くのランキング機能を搭載
・市況のニュースに加えて、日経テレコン・四季報などの情報も配信
マネックス証券 WEBブラウザ(専用ツールはなし)
SBI証券 外貨建商品取引サイト(専用ツールはなし)
DMM株 PRO+ ・注文速度を追及した「ワンクリック発注モード」を搭載
・IFD-OCO注文が出せる
・最大32銘柄を同時に表示可能
・34種類のテクニカル指標と10種類の描画機能を搭載
サクソバンク証券 SaxoTraderPRO ・50以上のインジケーターを利用できる
・チャートのカスタマイズ性が高い
・マルチディスプレイに対応
・運用成績の分析ができる

moomoo証券のmoomooアプリは、世界有数のフィンテック企業Futu Holdings Limitedが開発したアプリケーションです。、24時間の金融ニュース、遅延のないリアルタイムの株価情報、最先端のチャート・分析ツールなどを提供しています。更新速度は0.3秒で、板情報も上下60本の気配値を確認できます。さらに、約定履歴も表示されます。

楽天証券の「マーケットスピード」は、ワンクリックでのスピーディーな注文、約30種類のランキングなど多機能な取引ツールです。豊富な投資情報が得られるも特徴で、日経テレコン21や四季報などの情報も閲覧できます。なお楽天証券には「マーケットスピードⅡ」もありますが、現時点では国内株式専用です。

DMM株の「PRO+」は、IFD–OCO注文が可能です。新規注文が成立した後に、前もって指定した利益確定または損切りの注文を自動的に発注できます。株価を頻繁にチェックできない方、損益を自動的に管理したい方に向いている方法です。

サクソバンク証券の「SaxoTraderPRO」はチャートの機能が高く、カスタマイズしやすいのが特徴です。運用成績や取引履歴の詳細な分析もでき、トレードの振り返りにも役立ちます。

マネックス証券とSBI証券はPC版の専用ツールはありません。WEBサイトで注文を出すことになります。

4-2 スマホ用取引ツールの比較表

証券会社・ツール名 主な特徴
moomoo証券 moomooアプリ ・データをリアルタイムで確認
・テクニカル分析総合指標やアナリスト評価
・海外のニュースも自動翻訳
・2000万を超えるユーザーが利用
楽天証券 iSPEED ・国内株と米国株に対応
・投資情報画面のカスタマイズができる
・株アラート機能でリアルタイム通知を受け取れる
・Apple Watchも利用できる
マネックス証券
トレードステーション米国株 スマートフォン証券
・成行・指値に加え、多彩な注文方法を選べる
・ログイン時に指紋認証機能がある
・25種類以上のテクニカル指標を表示可能
SBI証券 外国株アプリ ・主要指標やランキングなどを簡単に確認できる
・注目テーマによる銘柄検索も可能
・「スクリーナー」機能により細かい条件での銘柄検索ができる
スマホアプリ DMM株 ・「かんたんモード」と「ノーマルモード」の切り替えができる
・注目テーマからの銘柄検索が可能
・ホーム画面からワンタップで入金できる
サクソバンク証券 SaxoTraderGO ・マルチデバイス対応
・自動分析ツール「オートチャーティスト」を搭載
・国内株・中国株・CFD・FXなど他の商品もすべて取引可能

moomoo証券のスマートフォン向けmoomooアプリは、App storeとGoogle Playのどちらでもダウンロード可能となっています。リアルタイムの歩み値、機関投資家の売買動向、建玉状況までスマホで確認することが可能です。

SBI証券の米国株アプリは、銘柄の検索機能が充実しているのが特徴です。「新型コロナ」「バイデン政策」といった注目テーマによる銘柄検索が可能なため、業種・セクターの知識があまりなくても銘柄選びができます。

楽天証券のiSPEEDは米国株・国内株に対応し、1つのアプリで両方の取引が可能です。アラート機能やApple Watchとの連動機能を生かせば、チャンスに素早く対応できます。

マネックス証券の「トレードステーション米国株 スマートフォン」は、注文方法が多彩です。成行・指値といったスタンダードな注文の他に、トレーリング・ストップ注文や連続注文(OSO)なども利用できます。表示できるテクニカル指標も豊富で、iPhone版で27種類、Android版で26種類です。

DMM株のアプリは投資の初心者向けのアプリで、「かんたんモード」の画面がシンプルで分かりやすくなっています。複雑な設定や操作なしで、簡単に株を購入できます。1つのアプリで国内株と米国株の両方に対応しているのも便利なポイントです。

サクソバンク証券の「SaxoTraderGO」はマルチデバイス対応で、PCやスマホなど複数のデバイスのシームレスな切り替えができます。自動分析ツール「オートチャーティスト」は最新のアルゴリズムがチャート分析を行い、取引タイミングをシグナルとして通知してくれます。中国株やFXといったサクソバンク証券が他に取り扱う商品も、すべて1つのアプリで取引可能なので便利です。

まとめ

米国株の取引手数料が安い6社について、4つのポイントで比較しました。取扱銘柄数が多い、ツールが高機能、キャンペーンがお得など、各社の特徴はさまざまです。

解説した内容も参考にして、自分に合う証券会社を見つけてみてください。

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