米国株の取引手数料が安い証券会社は?主要5社を徹底比較

米国株は配当が多い、高い成長率も期待できるなどの理由で注目されている投資対象です。証券会社も利用者のニーズの高まりを受けて米国株のサービスに力を入れているところも増えています。

今回は米国株の取引手数料が安い証券会社を5つピックアップしました。取引手数料の他に、取扱銘柄数など複数の点で比較しながら解説します。米国株の投資に興味のある方は、証券会社選びの参考資料としてください。

目次

  1. 米国株の取引に強みを持つ証券会社5選
  2. 米国株の取引手数料で比較
  3. 取扱銘柄数で比較
  4. 取引ツールで比較
    4-1.PC用取引ツールの比較表
    4-2.スマホ用取引ツールの比較表
  5. 米国株に関するキャンペーン・特典で比較
  6. まとめ

1 米国株の取引に強みを持つ証券会社5選

米国株の取引に強みがある証券会社として、今回は以下の5社を選びました。

いずれの証券会社も米国株の取引手数料が比較的安く、銘柄数が多いことなどがメリットです。お得なキャンペーンを開催している会社もありますので、後ほど詳しく紹介します。

2 米国株の取引手数料で比較

まずは取引にかかるコストについて、5社を比較してみましょう。

項目 取引手数料(税込) 為替手数料
(1米ドルあたり)
SBI証券 ・約定代金の0.495%
(下限:0米ドル、上限:22米ドル)
25銭
楽天証券 ・2.22米ドル以下:0円
・2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満:約定代金の0.495%
・4,444.45米ドル以上:22米ドル
25銭
マネックス証券 ・約定代金の0.495%
(下限:0米ドル、上限:22米ドル)
・買付時:無料
・売却時:25銭
DMM株 無料 25銭
サクソバンク証券 ・約定代金の0.2%
(下限:5米ドル、上限:15米ドル)
25銭

※2021年12月14日時点

取引手数料がもっとも安いのはDMM株で、買付・売却とも完全に0円です。次いで安いのはサクソバンク証券で、約定代金の0.2%となっています。SBI証券とマネックス証券はともに約定代金の0.495%で、下限・上限も同額の設定です。

為替手数料に関して、マネックス証券のみ買付時は無料です。他社はいずれも、買付・売却ともに1米ドルあたり25銭がかかります。

3 取扱銘柄数で比較

次に、取り扱っている米国株の銘柄数で比較してみましょう。

項目 取扱銘柄数
(個別銘柄・ETF・ADRの合計)
SBI証券 4,857
楽天証券 5,192
マネックス証券 4,642
DMM株 1,496
サクソバンク証券 6,000以上

※2021年12月調査時点

銘柄数で比較すると、もっとも多いのはサクソバンク証券です。米国株以外にも中国株で2,500銘柄以上、欧州株はおよそ3,000銘柄など、外国株は合計で約12,000銘柄を取り扱っており、国内でトップクラスの多さです。

取引手数料が無料のDMM株は、取扱銘柄数が1,400程度と、他社と比べて少ない点がデメリットです。取引を希望する銘柄の取り扱いがあるのか、事前に確認したほうが良いでしょう。

4 取引ツールで比較

米国株の取引ツールに関して、各社にどのような特徴があるのか解説します。

4-1 PC用取引ツールの比較表

証券会社・ツール名 主な特徴
SBI証券 外貨建商品取引サイト(専用ツールはなし)
楽天証券 マーケットスピード ・ワンクリックで即注文できる「エクスプレス注文」
・20種類のテクニカル指標に対応
・30種類近くのランキング機能を搭載
・市況のニュースに加えて、日経テレコン・四季報などの情報も配信
マネックス証券 WEBブラウザ(専用ツールはなし)
DMM株 PRO+ ・注文速度を追及した「ワンクリック発注モード」を搭載
・IFD-OCO注文が出せる
・最大32銘柄を同時に表示可能
・34種類のテクニカル指標と10種類の描画機能を搭載
サクソバンク証券 SaxoTraderPRO ・50以上のインジケーターを利用できる
・チャートのカスタマイズ性が高い
・マルチディスプレイに対応
・運用成績の分析ができる

楽天証券の「マーケットスピード」は、ワンクリックでのスピーディーな注文、約30種類のランキングなど多機能な取引ツールです。豊富な投資情報が得られるも特徴で、日経テレコン21や四季報などの情報も閲覧できます。なお楽天証券には「マーケットスピードⅡ」もありますが、現時点では国内株式専用です。

DMM株の「PRO+」は、IFD–OCO注文が可能です。新規注文が成立した後に、前もって指定した利益確定または損切りの注文を自動的に発注できます。株価を頻繁にチェックできない方、損益を自動的に管理したい方に向いている方法です。

サクソバンク証券の「SaxoTraderPRO」はチャートの機能が高く、カスタマイズしやすいのが特徴です。運用成績や取引履歴の詳細な分析もでき、トレードの振り返りにも役立ちます。

マネックス証券とSBI証券はPC版の専用ツールはありません。WEBサイトで注文を出すことになります。

4-2 スマホ用取引ツールの比較表

証券会社・ツール名 主な特徴
SBI証券 外国株アプリ ・主要指標やランキングなどを簡単に確認できる
・注目テーマによる銘柄検索も可能
・「スクリーナー」機能により細かい条件での銘柄検索ができる
楽天証券 iSPEED ・国内株と米国株に対応
・投資情報画面のカスタマイズができる
・株アラート機能でリアルタイム通知を受け取れる
・Apple Watchも利用できる
マネックス証券
トレードステーション米国株 スマートフォン証券
・成行・指値に加え、多彩な注文方法を選べる
・ログイン時に指紋認証機能がある
・25種類以上のテクニカル指標を表示可能
スマホアプリ DMM株 ・「かんたんモード」と「ノーマルモード」の切り替えができる
・注目テーマからの銘柄検索が可能
・ホーム画面からワンタップで入金できる
サクソバンク証券 SaxoTraderGO ・マルチデバイス対応
・自動分析ツール「オートチャーティスト」を搭載
・国内株・中国株・CFD・FXなど他の商品もすべて取引可能

SBI証券の米国株アプリは、銘柄の検索機能が充実しているのが特徴です。「新型コロナ」「バイデン政策」といった注目テーマによる銘柄検索が可能なため、業種・セクターの知識があまりなくても銘柄選びができます。

楽天証券のiSPEEDは米国株・国内株に対応し、1つのアプリで両方の取引が可能です。アラート機能やApple Watchとの連動機能を生かせば、チャンスに素早く対応できます。

マネックス証券の「トレードステーション米国株 スマートフォン」は、注文方法が多彩です。成行・指値といったスタンダードな注文の他に、トレーリング・ストップ注文や連続注文(OSO)なども利用できます。表示できるテクニカル指標も豊富で、iPhone版で27種類、Android版で26種類です。

DMM株のアプリは投資の初心者向けのアプリで、「かんたんモード」の画面がシンプルで分かりやすくなっています。複雑な設定や操作なしで、簡単に株を購入できます。1つのアプリで国内株と米国株の両方に対応しているのも便利なポイントです。

サクソバンク証券の「SaxoTraderGO」はマルチデバイス対応で、PCやスマホなど複数のデバイスのシームレスな切り替えができます。自動分析ツール「オートチャーティスト」は最新のアルゴリズムがチャート分析を行い、取引タイミングをシグナルとして通知してくれます。中国株やFXといったサクソバンク証券が他に取り扱う商品も、すべて1つのアプリで取引可能なので便利です。

5 米国株に関するキャンペーン・特典で比較

本稿執筆時点で開催されているキャンペーンについて比較しながら解説します。興味のある方は、証券会社の最新情報も合わせて確認してみてください。

証券会社名 特典内容 締切日
SBI証券 ・最大2ヵ月間、米国株式・米国ETFの市場への通常注文時の取引手数料が無料 なし
楽天証券 ・最大2か月間、米国株(ETF・ETN含む)の売買手数料が実質無料 なし
マネックス証券 ・米国ETF買付手数料を実質無料 なし
DMM株
サクソバンク証券 ・新規口座開設と外国株(ETF・ETN含む)の取引で、取引手数料を最大5万円までキャッシュバック 2022年1月31日

取引手数料を無料にするキャンペーンを実施しているのが、SBI証券・楽天証券・サクソバンク証券の3社です。

SBI証券と楽天証券は口座開設月の翌月末までの最大2か月間、取引手数料が無料になります。SBI証券は注文の約定時点で手数料が無料になるのに対し、楽天証券は約定時にいったん手数料を支払い、後日キャッシュバックされる点に違いがあります。2社とも約定代金や回数などに制限はありません。

サクソバンク証券のキャンペーンでは、口座開設日から3カ月以内の取引が対象となるので、他の2社より対象期間が長くなっているのがメリットです。ただしキャッシュバック上限が5万円と制限されている点に注意しましょう。

マネックス証券で実施しているのは、米国ETFの買付手数料のキャッシュバックです。対象となるのは、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」や「バンガード・S&P500ETF(VOO)」など13銘柄(2022年9月1日時点)です。取引を行った日の翌月末までに、米ドルで外国株取引口座に入金されます。

DMM株は米国株に関するキャンペーンはありませんが、新規口座開設をすると抽選で毎月10名に2,000円が当たります。

上記のうち締切日のないキャンペーンはしばらく継続すると思われますが、予告なく内容の変更または終了となる可能性があります。

まとめ

米国株の取引手数料が安い5社について、4つのポイントで比較しました。取扱銘柄数が多い、ツールが高機能、キャンペーンがお得など、各社の特徴はさまざまです。

解説した内容も参考にして、自分に合う証券会社を見つけてみてください。

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