DMM.com証券(DMM株)の手数料は安い?他ネット証券と比較

DMM.com証券(DMM株)は取引手数料の安さに強みを持つネット専業の証券会社です。FXなどで知名度の高かったDMM.com証券が株式取引などの「DMM株サービス」を開始したのは2018年と最近ですが、業界最安水準の手数料体系や便利な取引ツールが豊富なことが特徴となっています。

そこで、この記事ではDMM.com証券の概要やDMM株サービスのメリット・デメリット、他社との手数料比較などを分かりやすくご紹介します。証券口座の新規開設などを検討されている方は、参考にしてみてください。

※記事内の情報はすべて2020年9月17日時点のものです。最新情報はDMM.com証券サイト上でご確認ください。

目次

  1. DMM.com証券とは
  2. DMM.com証券(DMM株)のメリット
    2-1.取引手数料が安い
    2-2.取引ツールが充実
    2-3.サポート体制が充実
    2-4.DMM株ポイントが貯まる
  3. DMM.com証券(DMM株)のデメリット
    3-1.投資信託などを取り扱っていない
    3-2.米国株式には為替手数料がかかる
    3-3.ポイント交換は1,000ポイント以上から
  4. DMM.com証券(DMM株)の手数料を徹底比較
  5. まとめ

1 DMM.com証券とは

DMM株DMM.com証券は、DMMグループの金融商品などを取り扱う会社です。DMMグループは非上場ながらも2019年度の売上高はグループ全体で2,200億円を超えており、知名度の高い動画配信やゲームなどの事業だけでなく、CMでもよく目にする英会話事業や海外サッカークラブの経営、終活サイトの運営など様々な事業を営んでいます。

DMM.com証券はそのような企業グループの中で株式やFX、商品デリバティブ取引などの金融サービスを取り扱っており、DMMグループの金融事業の中核を担う企業です。

2018年4月には「DMM株」というサービスで国内株式のオンライン取引を開始し、ネット証券事業にも本格的に参入しています。DMM株は開始からあまり日が経っていないため一般的な知名度はそこまで高くありませんが、国内現物株式の取引手数料の安さなどから注目する投資家も多い存在となっています。

2 DMM.com証券(DMM株)のメリット

DMM.com証券(DMM株)は取引手数料の安さが特徴ですが、そのほかのサービス面も充実しています。まずは、DMM.com証券(DMM株)のメリットについて確認してみましょう。

2-1 取引手数料が安い

DMM株では国内株式の取引手数料は現物取引が55円(税込)〜、信用取引は0円~となっており、ネット専業証券会社の中でも最安水準となっています。以下はDMM株の国内株式における現物取引手数料をまとめた表です。

DMM株 国内株式現物手数料(税込)

約定金額 手数料
5万円以下 55円
5万円超〜10万円以下 88円
10万円超〜20万円以下 106円
20万円超〜50万円以下 198円
50万円超〜100万円以下 374円
100万円超〜150万円以下 440円
150万円超〜300万円以下 660円
300万円超 880円

(参照:DMM.com証券

DMM株では約定金額が5万円以下の取引では手数料が55円(税込)となっており、約定金額が大きくなるにつれて取引手数料が上がっていく仕組みです。しかし、約定金額が300万円を超える金額でも上限は880円(税込)となっており、1注文ごとの手数料体系では業界最安値の水準となっています。

また、米国株式取引についても手数料率にアドバンテージがあり、他の主要ネット証券では約定代金に合わせた取引手数料が必要になりますが、DMM株では取引手数料が0円となっており、約定代金がどれだけ大きな金額となっても取引手数料は発生しません。

2-2 取引ツールが充実

DMM株は取引ツールが充実している点も大きな特徴です。スマホアプリの「DMM株」は「かんたんモード」と「ノーマルモード」の切り替えによって株式投資の初心者から中上級者までが使えるツールとなっており、「かんたんモード」では専門用語や複雑な操作も必要なく初心者でもストレスなく株式の取引ができます。

また、一つのアプリで日本株と米国株の両方を取引でき、「ノーマルモード」に切り替えることでPCアプリにも匹敵する機能を使えるため、取引経験の多い中上級者のトレーダーからも評価の高い取引ツールとなっています。

PCインストール版の「DMM株 PRO」は多彩な注文機能と高機能のテクニカルチャートを搭載しており、取引に特化した機能を追求した利便性の高さが特徴の取引ツールです。画面のカスタマイズも自由度が高く、経験値のある中上級者以上のトレーダーにも便利な仕様となっています。

さらに、「DMM株 PRO」の後継として提供されている「DMM株 PRO+」は、現在も活躍中の「DMM株 PRO」の機能を踏襲しながら注文機能とチャート機能をさらに進化させた取引ツールです。ほかにもWEBブラウザー版の「DMM株 STANDARD」や分析機能が豊富な「DMM株 プレミアムチャート」などの取引ツールが提供されており、FXで高いシェアを持つDMMグループならではのメリットとなっています。

2-3 サポート体制が充実

DMM.com証券では、DMM株のサービスをスムーズに利用してもらえるように様々なサポート体制が充実しています。特に、カスタマーサポートはメールと電話、LINEという3つの方法で問い合わせに対応する体制が整えられており、株取引の初心者なども気軽に問い合わせることができます。

電話の問い合わせ可能な時間は、冬時間で月曜日7時〜土曜日6時50分まで、夏時間で月曜日7時〜土曜日5時50分まで受付しており、海外市場の取引時間にも対応できるよう24時間体制でのサポートを受けることができます。

口座開設から入出金・入出庫、システム・ツール操作方法、登録情報の変更などの幅広い内容に24時間体制で対応してもらえるため、わからないことがあればいつでも電話相談できるのも大きなメリットです。

また、利用者から寄せられる質問および回答をまとめたQ&Aや株式用語集、株取引について基礎から学べる「株式取引はじめてガイド」などのサービスもウェブサイト上で公開しているなど、スムーズに取引を行うためのサポート体制が充実しています。

2-4 DMM株ポイントが貯まる

DMM.com証券では、国内株式の税抜取引手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まります。例えば、取引手数料が600円の場合、1%に相当する6ポイントが貯まる仕組みとなっており、貯まったポイントは1ポイント1円として現金に換えることができます。

なお、ポイントが1,000ポイント以上貯まるとスマホアプリやPCサイトからポイント交換の手続きをすることでDMM株の口座に入金することができ、次回の取引での利用や出金が可能になります。

3 DMM.com証券(DMM株)のデメリット

証券会社選びではサービスの注意点についても確認することが大切です。ここではDMM株のデメリットについて確認してみましょう。

3-1 投資信託などを取り扱っていない

DMM株で取引できる金融商品は国内株式(ETF含む)の現物と信用取引、米国株式のみとなります。投資信託や債権を取り扱っていないので、利用者によっては取り扱っている金融商品の物足りなさを感じることもあるでしょう。

また、DMM株では株式取引を行うためのNISA口座開設は可能ですが、投資対象が公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)などに限られる「つみたてNISA」は扱っていません。投資信託はプロが資産の運用をしてくれるため投資の初心者にも人気の商品ですが、DMM株では扱っていない点は留意しておきましょう。

3-2 米国株式には為替手数料がかかる

DMM株の米国株式にかかる取引手数料は0円となっており、業界最安値の水準です。しかし、米国株式の売買の際には1ドルあたり25銭の為替手数料が必要になります。

為替手数料自体は他の大手ネット証券でも約定代金に対して0.45%(税込0.495%)程度がかかるため、他者と比較しても決して高い水準ではありませんが、取引手数料0円というイメージから費用も一切かからないと誤解しないように注意しましょう。

また、DMM株では米国株式の配当金受取の際にも基準為替レートから1円のスプレッドが差し引かれます。配当金に対するスプレッドは他社と比較してもやや割高な水準となっているため、長期間配当目的等で米国株式を保有する場合には特に注意が必要です。

3-3 ポイント交換は1,000ポイント以上から

DMM株ポイントの現金への交換は1,000ポイント以上からとなっています。もともとDMM株では国内株式の取引手数料を安い水準に設定しているため、取引の多くない投資家は支払う手数料の総額が少なく、ポイントもやや貯まりにくい仕組みとなっています。

4 DMM.com証券(DMM株)の手数料を徹底比較

DMM株の大きな特徴として業界最安値水準の手数料が挙げられます。では、実際にDMM株の取引手数料は他社と比較してどのくらい安いのかについて、他社と比較しながら詳しく確認してみます。

以下は、DMM株、ネット証券大手SBI証券の1約定ごとに手数料が課されるスタンダードプラン、楽天証券の1約定ごとの手数料を比較した表です。

約定金額 手数料
DMM株 SBI証券 楽天証券
~5万円以下 50円(55円) 50円(55円) 50円(55円)
~10万円以下 80円(88円) 90円(99円) 90円(99円)
~20万円以下 97円(106円) 105円(115円) 105円(115円)
~50万円以下 180円(198円) 250円(275円) 250円(275円)
~100万円以下 340円(374円) 487円(535円) 487円(535円)
~150万円以下 400円(440円) 582円(640円) 582円(640円)
~300万円以下 600円(660円) 921円(1,013円) 921円(1,013円)
~3,000万円以下 800円(880円) 921円(1,013円) 921円(1,013円)
3,000万円超 800円(880円) 973円(1,070円) 973円(1,070円)

5万円までの取引については各社横並びの手数料となっていますが、5万円を超える取引についてはDMM株が安くなっています。ネット証券大手のSBI証券と楽天証券はともに改定を繰り返しながら安い手数料水準をキープしてきたという経緯がありますが、DMM株はこの2社よりも安い水準となっており、現在はネット証券大手の中でも最安値の水準です。

ただし、こちらは1約定あたりの手数料を単純に比較したもので、SBI証券や楽天証券にはこの他にも定額制の手数料プランがあるため、少額の売買を繰り返す場合などは定額制プランのほうが安くなることもあります。

例えば、楽天証券の「いちにち定額コース」では1日の現物取引と信用取引の約定金額合計が50万円以下の場合、手数料無料となっており、この金額の範囲内で売買を繰り返す場合、取引手数料を負担せずに売買を行うことも可能です。

このように、DMM株以外のネット証券では定額制などの別の料金プランを設けている場合もあるため、最終的にはどのくらいの取引をするかによって個別に判断することが重要になります。

米国株式の取引手数料についてもDMM株は0円となっており業界最安値の水準です。しかし、米国株式の取引には為替手数料や配当時のスプレッドなども発生するのは上記の通りです。

DMM株の米国株式については、短期で売買を繰り返すトレードの場合、手数料を安く抑えられますが、配当などを目的とした長期保有の場合、配当時のスプレッドが他社と比較して割高なため、手数料全体も高くなる可能性もあります。米国株式について手数料を安く抑えようと考える方は、投資スタンスに応じた判断が大切になります。

まとめ

DMM株は1約定あたりの国内株式取引手数料が業界最安値の水準となっているため、取引コストを重視する投資家にとってはメリットのある証券会社です。なお、新しく証券口座を開設する場合は手数料だけでなく、デメリットや注意点も含めてサービスの特徴をよく理解した上で、投資スタンスに応じた証券会社を選ぶようにしましょう。

The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チームは、株式投資に関する知識が豊富なメンバーが株式投資の基礎知識から投資のポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」