金利や原油と為替の関係は?LINE CFDでのトレード方法も解説

外国為替市場は金利や株式市場、そしてコモディティと色々な商品に密接に関連しています。一方で、投資初心者の場合は、しかし商品単体だけ見てしまい、なかなか関係性が把握できない場合が多いでしょう。

金利や原油と為替の関連性を知ると、トレードアイデアの幅が広がります。

そこで今回は金利や原油、そして為替市場の関連性を解説するとともに、LINE CFDでどのようなトレードが可能なのか解説していきます。

※本記事は5月30日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 金利・原油・為替市場の関連性は?プロトレーダーが解説
    1-1.金利と原油の関連性は?
    1-2.金利と為替の関連性は?
  2. 相関関係を意識したトレード戦略を紹介
  3. 相関関係を考えたトレードの注意点
  4. LINE CFDを利用したポートフォリオの作り方を紹介
  5. まとめ

1.金利・原油・為替市場の関連性は?プロトレーダーが解説

金利と原油、為替市場の関連性について解説します。

1-1.金利と原油の関連性は?

まず、金利と原油関連性から見ていきます。

原油は、物を作るときに必要となる原料と考えると理解しやすいでしょう。原油がなくなることで色々なものが作れなくなってしまうため、なくてはならない物です。

原油も含めてコモディティ市場というのは「需要と供給の関係性」で成り立っています。需要に変化がない場合でも、供給量が減少すると価格は上昇するのです。

世界経済が堅調に成長している時は世界で物の動きが活発になり、原油が必要となる場面が増えることから原油価格は上昇します。

ただし、経済成長はずっと続くわけではありません。どこかで調整が必要な場面に差し掛かり、各国中央銀行は政策金利を引き上げて経済成長を抑制します。

政策金利が引き上げられる可能性が高まっている局面では国債の金利も上昇するため、原油と金利は相関するのです。

また2022年6月現在のようにインフレが進む中、悪い金利上昇によって相関する場合もあります。ロシアがウクライナと戦争を始めてから、世界がロシア産原油の禁輸を検討しているため、供給サイドの要因から原油価格が上昇している状況です。

中央銀行は政策金利を引き上げてインフレ対策を取らざる得ないとなっています。結果的に原油の上昇に影響を受けてインフレが進行し、政策金利を引き上げるという流れになっています。

1-2.金利と為替の関連性は?

次に金利と為替の関連性について解説します。

2022年5月の、米国金利とドルインデックスのチャートを見ると分かりやすいでしょう。
ドルインデックス
※図はTradingViewより筆者作成

青色がドルインデックスでオレンジが米国債2年金利のチャートです。米国債2年金利が上昇する過程でドルインデックスも連れ高となっていることが分かります。

インフレ抑制のために、アメリカの中央銀行は早いスピードで政策金利を引き上げていくというスタンスを取っている中、米ドルは大きく上昇を続けています。これは単純に、金利が高い通貨に資金は流れていくという原則に従っています。

多くの機関投資家は、キャリートレードという長期的なトレードを行います。低金利の通貨を借りて、高金利の通貨を保有して通貨金利差を狙うトレードのことです。FXの世界ではスワップポイント狙いの保有と考えるとわかりやすいでしょう。

通貨というのは、その国の政策金利や国債金利に影響を受けるのです。

2.相関関係を意識したトレード戦略を紹介

原油と金利との為替の関係性を理解してトレードに活かすにはどのようにすればいいでしょうか?

2022年5月の相場環境を元に、政策金利を引き上げる可能性が高い国々をロングにする通貨として選択しつつ、日本は政策金利が引き上げられにくいためショートにする戦略を紹介します。

アメリカが政策金利を引き上げている環境下、ロシアとウクライナの戦争が終わりを見せない状況です。コモディティ価格が落ち着くということは考えにくいでしょう。コモディティの価格の上昇がインフレに直結しているため、アメリカを含めて世界各国が政策金利を引き上げていき、インフレ抑制を狙う金融政策を続ける可能性があります。

米国債金利が上昇するにつれて米ドルも上昇しているものの、米金利の上昇は市場に織り込み済みです。つまり今後インフレが低下する可能性が出てきた場合は、金利も低下する可能性があり、米ドルが下落する要因になるということです。

これから政策金利が引き上げられそうな国としては、ロシアに近いことで影響を受けているECBが挙げられます。イギリスでも中期的にインフレ率が10%を超える可能性が指摘されており、ヨーロッパが無風というわけにも行かないでしょう。

政策金利をアメリカのように引き上げてくる可能性が高いと考えられます。EURのロングポジションも候補の一つになるでしょう。

一方でコモディティ価格が落ち着きを見せる可能性もあります。ヘッジとして原油をショートしておくことで、万が一政策金利の引き上げ観測が打ち止めになった場合でも、原油価格の下落によってFXの評価損失の軽減を狙えます。

3.相関関係を考えたトレードの注意点

トレードを行う上での注意点を解説します。それは中長期的なトレードで利用することです。

相関関係は、トレンドはどちらに推移しやすいのか?という視点で分析するために利用します。一方でトレードで利益を出していくには、どこでエントリーするのかという細かな分析が必要にもなります。

相関関係は方向性を予想する際に利用できるものの、テクニカル分析でエントリーポイントなどを分析したうえでトレードは行いましょう。

4.LINE CFDを利用したポートフォリオの作り方を紹介

LINE CFDでは外国株や日本株、そして商品や株価指数、またテーマ別の指数等幅広くCFDを取り扱っているため、LINECFD一つでポートフォリオを構築することが可能です。
linecfd
※取引画面より筆者作成

例えば、ドル円のロングを保有しており、今後円高方向にいく可能性があると考えるのであれば、日経平均先物のCFDをショートすることで、ドル円の下落にヘッジを行うことが可能です。

また、FXとは別のアセットクラスを入れていくのは長期的な資産運用としてはとても大事なことです。中国インターネットETFや台湾株ETF、米国ESGETF等といった、自分自身でポートフォリオを作るのは難しいテーマにも投資できます。

LINE CFDでは、口座一つで原油や金、指数、テーマ別指数等に投資できるメリットがあります。

5.まとめ

ここでは投資商品同士の相関関係と、2022年5月の相場環境を参考にした投資戦略を紹介しました。

LINE CFDの商品からFXへ併せた利用法を紹介しましたが、上記は使い方の一部に過ぎません。使い方は多様であり、既にFX口座を持っている方にとってもメリットがあります。

口座開設もスマートフォンのLINEから可能で、手軽に開設する事ができます。口座の利用の検討を開始してみてください。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12