仮想通貨投資を始めるなら!まずは少額投資をおすすめする3つの理由【仮想通貨取引所の元トレーダーが解説】

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今回は、仮想通貨の少額投資について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. 仮想通貨で少額投資をする3つのメリット
    1-1. 実際のトレードで値動きの大きさを体感できる
    1-2. リスク分散の方法を学べる
    1-3. 損失を比較的に抑えることができる
  2. 少額で投資できる仮想通貨取引所
    2-1. アプリが便利なコインチェック
    2-2. レバレッジ取引きも備えるGMOコイン
  3. まとめ

2020年以降の世界的な金融緩和により、行き場のない機関投資家の資金がビットコインに流れてくるなど、仮想通貨(暗号資産)市場にとって良い環境が生まれました。2021年もDeFiの成長やNFTのブームによってイーサリアムの需要が高まり相場が上昇していましたが、現在では大きく値を下げ始めるなど実際に仮想通貨に投資をしている方の中には今後の動向が気になっている人も多いのではないでしょうか。

こうした状況であっても、新規に仮想通貨に投資しようと思っている方にとっては、簡単には手が出しにくいかもしれません。2017年末から2018年初頭のICOバブルで高騰した仮想通貨の価値は、その後90%近く下落しました。今回も同様に高値掴みになることを恐れる方も多いようです。

そこでここでは仮想通貨投資を行う場合に少額投資からスタートするというテーマで解説していきます。一人でも多くの方が仮想通貨投資の第一歩を踏み出してもらえると嬉しいです。

①仮想通貨で少額投資をする3つのメリット

仮想通貨の少額投資はなぜ有効なのかメリットをいくつか解説します。

実際のトレードで値動きの大きさを体感できる

最初のメリットは、実際に資金を入れることで、仮想通貨特有の値動きの大きさを体感できることです。デモトレードでも値動きに慣れることはできますが、自分のお金でトレードしないと心理的な負担を感じることはできません。

このポイントは最も重要な点で、投資そのものの大事なテーマでもあります。自分自身がどの程度投資でストレスや心理的な負担を抱えてポジションを持っているのかということを理解することはとても重要です。この点を理解できないまま知識だけをつけても投資の世界で生き残ることはできないでしょう。

仮想通貨で最初に取引を行う場合は、実際に資金を投入することをおすすめします。そしてそこからどのようにトレーダーとして成長するかフィードバックするかは別の記事でまとめていますのでご参照ください。

プロが考える仮想通貨トレードで必要なポイントと検証方法

リスク分散の方法を学べる

次のメリットは少額投資によって、エントリーのタイミングを練習することが可能できることです。仮想通貨に投資を行う場合に大事なことは資金管理と考えています。

リスクの取り方を学ぶ上で少額投資はとても重要です。エントリーを分けてポジションを持つことの重要性を理解できるでしょう。後からフィードバックを行うと、エントリーを分けた事でリスクが軽減されていることに気づくと思います。

資産管理においては、ポートフォリオの分散も重要です。一つの投資対象にエントリーのタイミングを分散させたとしても、その仮想通貨が下落したら資産評価が連動してしまいます。そのため、様々な仮想通貨を保有することでリスク分散して自分のポートフォリオを構築しましょう。

例えば、ビットコインが上昇から一服の兆しを見せている一方で、イーサリアムの上昇の勢いは衰えてないとします。ポートフォリオにイーサリアムを保有していたら、継続して資産を増やせます。もしくはビットコインが下落した場合でもイーサリアムの上昇によって資産価値の減少は抑制されるでしょう。

当然、一番上昇する投資対象に絞り、資産を大きく増やせれば一番いいですが、それが予想できないのが投資の世界です。そのためポートフォリオを多角化しておき、どんな相場の状況でも対応するのが大切です。

損失を比較的に抑えることができる

投資初心者にとって、少額投資によって損失を比較的に抑えることができます。最初から大金を投資して、一喜一憂しながら最終的に損失を被る投資家はたくさんいます。数ヶ月間は少額投資を行い、投資結果をパーセンテージで評価することが大切です。パーセンテージでトレードすることで、投資金額が大きくなった場合でも同じ心理状態でトレードできるためです。

最初のメリットでリアルマネーで心理的な負担に慣れるということを説明しましたが、投資金額が大きくなると、つい損失に対して不安が大きくなり以前のようなトレードを続けることが困難になります。しかし、パーセンテージに基づいたトレードに慣れていると、投資金額が大きくなっても同じスタイルや心理状態を維持しやすくなり、安定したリターンにつながるでしょう。

②少額で投資できる仮想通貨取引所

最後に少額で仮想通貨投資に挑戦しやすい仮想通貨取引所を紹介したいと思います。

アプリが便利なコインチェック

コインチェック
コインチェックは日本の仮想通貨取引所でも古参の取引所で、仮想通貨初心者向けにUI/UXを開発したりアプリの開発を進めている初心者におすすめの仮想通貨取引所です。コインチェックのアプリは見やすく使いやすいと評判でアプリのダウンロード数は日本一となっており、価格チェック用としても有用です。中でも「Coincheckつみたて」というサービスは、毎月定額や、毎日定額等スパンも自分で設定しながら仮想通貨を積立できます。まずは口座開設を行ってから利用してみるといいでしょう。

レバレッジ取引きも備えるGMOコイン

GMOコイン
GMOコインはコインチェックと同様にアプリの利用のしやすさに定評があります。GMOクリック証券で構築したアプリを、仮想通貨でも適用しています。そのため、取引方法やツールが優れており、使いやすいため一度利用してもらうといいでしょう。レバレッジ取引にも対応しており、仮想通貨FXを行いたいユーザーにもおすすめな仮想通貨取引所です。

③まとめ

仮想通貨は危ないとか危険なイメージが浸透してしまっている日本ですが、使い方を間違ったたくさんの投資家が多いことからこのような認知になっていると筆者は考えています。仮想通貨の「危ない」部分は使い方によってコントロールできるものがほとんどです。

これはどの投資対象にも言えることであり、値動きの大きさや取引量でコントロールしたりできるものです。仮想通貨は危ないものではなく、今後必ず色々な人が普通に使う社会が訪れる可能性を秘めているものなので、今から少しずつでも触れていくことをおすすめします。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12