トライオートFXは、インヴァスト証券株式会社が提供しているFXサービスです。自分自身で発注を行う裁量取引だけでなく、システムが自動で売買をしてくれる自動売買も行うことができます。
今回はトライオートFXの気になる評判やメリット・デメリット、取引ができる最低金額を解説します。
※本記事は9月6日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- トライオートFXの基本情報
- トライオートFXの評判は?
2-1.自動売買は仕組みをよく理解することが大切
2-2.FXで社会貢献もできる - トライオートFXの4つのメリット
3-1.ビルダー機能で自動売買のオリジナルの戦略をつくれる
3-2.メジャーな通貨ペアのスプレッドが狭い
3-3.AIトレードサービス「マイメイト」を活用できる
3-4.「トライオートETF」も自動売買できる - トライオートFXのデメリット
4-1.取り扱い通貨ペアが少なめ
4-2.デモトレードができない
4-3.電話サポート時間は午後5時まで - トライオートFXをするための最低金額は?
- まとめ
1.トライオートFXの基本情報
トライオートFXの基本情報を確認しましょう。
トライオートFXの概要
取り扱い通貨ペア | 17通貨ペア |
取引単位 | 1,000通貨 |
手数料 | 0円 |
スプレッド | 米ドル/円:0.3銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 |
レバレッジ倍率 | 25倍 |
デモトレード | なし |
電話サポート時間 | 午前9時~午後5時 |
運営会社 | インヴァスト証券株式会社 |
※2023年6月19日時点
※スプレッドは変動制
トライオートFXは、自動売買と裁量取引の2種類の取引方法でFXができるサービスです。
トライオートFXは、新規口座開設者のうち、62%がFX初心者です。一定数の初心者から選ばれているサービスであることが分かります。また同じく新規口座開設者の年代は20代が22%、30代が33%、40代が27%を占めています。
2.トライオートFXの評判は?
トライオートFXの評判について、口コミサイトやSNS上での評判をまとめてみました。
- メール問い合わせに丁寧に回答いただけた
- アプリのUIが優れており、感覚的に取引できる
- ビルダー機能は初心者向けではなく、よく分からずに始めてしまうと大損してしまうリスクがある
- 自動売買を利用すれば、手間を掛けず、すべてシステムが自動で淡々と売買してくれるところが魅力
- アプリの使い勝手は良くはない
- 1万通貨毎に貯まるポイントを認定NPOへ寄付できるのが良い
- 自動売買はレンジ相場であれば良いが、レンジから含み損の方向へ相場が動くと、なかなか収益率は高まらない
- 困らない程度ではあるが、FXに関する情報は少なめ
- 自動売買を使って長期運用をしたい人に向いている
- 自動売買はプログラムを選びだけで取引できる反面、よく理解せずとも取引できてしまうため、基礎知識を身につけてから取引して欲しい
※上記はすべて個人の感想です。ご自身でもよくお調べの上、利用の検討をして下さい。
自動売買に関する口コミが多いことがわかります。またアプリの使い勝手については人によって感じ方が異なるようです。
次に上記、自動売買に関する評判とトライオートFXの大きな特徴である、認定NPOへの寄付について詳しく説明していきます。
2-1.自動売買は仕組みをよく理解することが大切
自動売買については「手間が掛からない」という声だけでなく、「仕組みをよく理解することが重要」という声や「ビルダー機能は初心者向けではない」という声もありました。ビルダー機能とはオリジナルのFX戦略をつくることができる機能のことです。
たしかに自動売買はシステムが自動で取引を行ってくれるため、自分で売買判断をする手間も精神的な負荷もかかりません。さらにトライオートFXは手軽な操作で自動売買を始められるという特徴があるため、始めるハードルは低めです。
しかし、「手間も掛からないし、手軽に始められるから」といった理由で始めると、「何が何だから分からないけれど、損が出ている」という状況にもなりかねません。
そのため、とくにFX初心者の方は、自動売買の仕組みを理解した上で、まずは少額で試してみるなどの工夫が必要でしょう。
2-2.FXで社会貢献もできる
トライオートFXでは、取引数量に応じて貰える社会貢献ポイントをインヴァスト証券認定のNPO法人へ寄付ができる、「社会貢献ポイントプログラム」を実施しています。FXが社会貢献に繋がるのです。1万通貨あたり1ポイントが付与されます。
認定NPO法人例
認定NPO法人Living in Peace | 虐待をしてしまう親への回復支援や里親制度の普及啓発活動、 児童養護施設の子どもたちへのお金の教育などを行っている |
認定NPO法人カタリバ | 貧困や災害などの理由で困難な環境にいる子どもたちへ、 学習支援や食事の提供、メンタルケアなどに取り組んでいる |
認定NPO法人3keys(スリーキーズ) | 児童養護施設や母子生活支援施設に 保護された子どもたちへの学習支援を行っている |
関連記事「インヴァスト証券、FX取引量に応じて寄付できる「社会貢献ポイント」で21年度に322万円寄付」
3.トライオートFXの4つのメリット
トライオートFXならではの4つのメリットを整理しておきましょう。
3-1.ビルダー機能で自動売買のオリジナルの戦略をつくれる
トライオートFXでは自動売買サービスを提供しています。トライオートFXの自動売買にはさらに「ビルダー機能」を搭載しています。
ビルダー機能を利用すれば、自分で売買ロジックをつくり、希望通りに売買をしてくれる自動売買システムを構築することが可能です。ただし、このビルダー機能は自動売買の仕組みや相場観などをよく理解している上級者向けの機能です。FX初心者の方はまずは、トライオートFXが提供している既存の売買ロジックの利用を検討してみてください。
3-2.メジャーな通貨ペアのスプレッドが狭い
トライオートFXのとくにメジャーな通貨ペアのスプレッドは狭い傾向にあります。代表的なFX会社とスプレッドを比較してみましょう。
米ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | NZドル/円 | 南アフリカランド/円 | |
---|---|---|---|---|---|---|
トライオートFX (インヴァスト証券) |
0.3銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.6銭 | 1.7銭 | 1.8銭 |
DMM FX | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 | 0.7銭 | 1.0銭 |
外為オンライン | 0.9銭 | 1.9銭 | 1.0銭 | 3.2銭 | 3.6銭 | 14.9銭 |
松井証券のFX | 0.5銭 | 0.5銭 | 1.1銭 | 0.7銭 | 1.2銭 | 1.0銭 |
LINE FX | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.7銭 | 0.5銭 | 0.7銭 | 0.9銭 |
※2024年6月12日時点
※スプレッドは変動制
トライオートFXのスプレッドは、おおむね狭い水準であると言えます。また、トライオートFXのスプレッドは変動制のため、取引時にはよく確認しましょう。
3-3.AIトレードサービス「マイメイト」を活用できる
トライオートFXではAIがトレードのサポートをしてくれる「マイメイト」を利用することができます。自分で作成したエージェントが売買シグナルを教えてくれるサービスです。
エージェントが自動的に継続学習を行う点がマイメイトの特徴です。マイメイトの活用により、売買タイミングを見逃すリスクを抑えることができるでしょう。
なお、マイメイトについては「AIトレード「マイメイト」のメリット・デメリットは?」にて詳しく解説していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
3-4.「トライオートETF」も自動売買できる
トライオートFXだけでなく、トライオートETFも自動売買をすることができます。ETFとは少額で分散投資が可能な、上場している投資信託のことです。
トライオートETFではアメリカのハイテク企業で構成されたナスダック100との連動を目指す「QQQ」や、米国を代表する株価指数S&P500との連動を目指す「SPY」などを自動売買することができます。FXに加えて、ETFも自動売買したい方はぜひ利用を検討してみてください。
なお、トライオートETFについては「トライオートETFの評判は?」でも詳しく解説しています。
4.トライオートFXのデメリット
メリットだけでなく、デメリットも把握しておくことが大切です。続いて、トライオートFXの3つのデメリットを解説します。
4-1.取り扱い通貨ペアが少なめ
20通貨ペア以上提供しているFX会社が多いなか、インヴァスト証券の取り扱い通貨ペアは17通貨ペアと少なめです。もちろん、米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円といったメジャーな通貨ペアは取り扱っているため、とくに不自由しない人も多いでしょう。一方、マイナーな通貨ペアも取引したいと考えている人は取り扱い通貨ペアを確認してみてください。
インヴァスト証券 取り扱い通貨ペア
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ポンド/円
- 豪ドル/円
- カナダドル/円
- ユーロ/米ドル
- NZドル/円
- 南アフリカランド/円
- スイスフラン/円
- トルコリラ/円
- ポンド/米ドル
- 米ドル/スイスフラン
- 豪ドル/米ドル
- NZドル/米ドル
- ユーロ/ポンド
- ユーロ/豪ドル
- 豪ドル/NZドル
※2022年9月6日時点
4-2.デモトレードができない
トライオートFXにはデモ口座がないため、デモトレードができません。そのため、デモトレードで裁量取引をしたい方は、ほかのデモ口座を提供しているFX会社を利用しましょう。
また自動売買については、デモトレードができない分、事前に仕組みを勉強し、よく理解しておく必要があります。もしくは自動売買をデモトレードできるFX会社を利用して、イメージを掴んでみるのも良いでしょう。
自動売買をデモトレードできるFX会社例
- 外為オンライン
- FXブロードネット
- アイネット証券
4-3.電話サポート時間は午後5時まで
インヴァスト証券における電話サポート時間は午後5時までです。24時間電話問い合わせを受け付けているFX会社と比べると、とくに日中仕事や学校で忙しくしている方からすると、不便を感じる可能性があります。午後5時を過ぎた場合には、「よくあるご質問」のページを参考にしたり、問い合わせフォームを利用しましょう。
5.トライオートFXをするための最低金額は?
トライオートFXは1,000通貨単位(南アフリカランド/円のみ1万通貨単位)で取引をすることができます。以下、メジャーな通貨ペアを取引するために必要な最低金額(=必要証拠金)をまとめてみました。
米ドル/円(1ドル=138円) | ユーロ/円 (1ユーロ =137円) |
ポンド/円 (1ポンド =161円) |
豪ドル/円 (1豪ドル =95円) |
NZドル/円 (1NZドル =85円) |
南アフリカランド/円 (1南アフリカランド =8円) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
必要証拠金 | 5,520円 | 5,480円 | 6,440円 | 3,800円 | 3,400円 | 3,200円 |
上記のなかで最も必要証拠金が高いポンド/円であっても6,500円を入金すれば取引ができることがわかります。ただし、入金金額が必要証拠金ギリギリの場合、すぐにロスカットされる恐れがあるため、必要証拠金に対して余裕を持った金額を入金するようにしましょう。
6.まとめ
トライオートFXに関する評判は自動売買に関するものが多く、多くの人がトライオートFXの自動売買を利用していることが分かります。自動売買は仕組みを理解し、勉強をした上で始めのうちは既存の売買ロジックを利用し、経験を積んできたらビルダー機能を利用しても良いでしょう。
この記事を読んでトライオートFXに興味が出た方は、利用の開始を検討してみてください。
庄子 鮎
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