楽天証券FXは大手ネット証券会社の楽天証券が運営しているFXサービスです。ネームバリューもさることながら、充実のサービス内容から取引を検討している方も少なくないでしょう。
そんな取引を検討している方が気になるのが、楽天証券FXの使い勝手ではないでしょうか。
そこで今回はFX投資家である筆者が楽天証券FXの使い勝手について、実体験をもとに紹介していきます。筆者以外の利用者の声も参考にすべく、口コミ・評判もまとめましたので、参考にしてみてください。
※本記事は6月7日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- 楽天証券FXの基本情報
- 楽天証券FXでトレードしてみた
2-1.PC用取引ツール:マーケットスピードFX
2-2.スマホアプリ:iSPEED FX - 楽天証券FXの評判・概要
3-1.楽天FXではレバレッジを選択できる
3-2.楽天FXで楽天ポイントを貯められる - まとめ
1.楽天証券FXの基本情報
最初に楽天証券FXの取り扱い通貨ペアや手数料など、基本情報をまとめました。
楽天証券FXの基本情報 | |
---|---|
取り扱い通貨ペア | 28通貨ペア |
手数料 | 無料(スプレッドはあり) |
取引単位 | 1,000通貨単位 |
レバレッジ | 1倍・2倍・5倍・10倍・25倍 (コースにより異なる) |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:0.9銭 |
主なメリット |
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主なデメリット |
|
運営会社 | 楽天証券株式会社 |
※2022年6月7日時点
※スプレッド原則固定
楽天証券FXは、2021年12月時点で総合口座開設数700万口座超を誇る、楽天証券が運営しているFXサービスです。取引に応じて楽天ポイントがもらえるほか、レバレッジを選べ、世界的な取引ツール「MT4」を使えるメリットがあります。
一方、24時間電話サポート体制を整えているFX会社もあるなか、楽天証券口座開設者向けの電話サポートは平日8時30分~17時です。また筆者の経験則では楽天証券FXへの電話は繋がりにくい傾向があります。
2.楽天証券FXでトレードしてみた
ここからは筆者が実際に楽天証券FXでトレードしてみた実体験を通じて、使い勝手について解説していきます。今回はPC用取引ツール「マーケットスピードFX」とスマホアプリ「iSPEED FX」の2種類の取引ツールでトレードしてみました。
2-1.PC用取引ツール:マーケットスピードFX
最初に、グッドデザイン賞(2012年)の受賞実績もあるPC用取引ツール「マーケットスピードFX」でのトレード実体験を紹介していきます。
※以下、画像は全て取引画面より筆者作成
こちらがマーケットスピードFXの取引画面です。グッドデザイン賞を受賞しただけあり、見やすさと操作性を併せ持つ、高いデザイン性を感じます。
上記赤枠内の各メニューをクリックすれば、「注文」や「レート一覧」などのメニューが上記青枠にタブとして表示されます。確認したいメニューをタブ切替でスムーズに確認できるため、便利に感じます。
テクニカル指標は約40種類搭載しています。詳しくテクニカル分析をしたい方にとっても満足できる搭載数なのではないでしょうか。
動画をマーケットスピードFX内で見られるのは、筆者として嬉しいポイントです。ざわざ別ウインドウで動画を開く必要がないため、見やすいというメリットがあります。
また取引画面のカスタマイズ性もマーケットスピードFXの特徴です。一方で、何をどのように画面設定すれば良いのかわからないという方もいるでしょう。
そのような方は、上記赤枠の「テンプレート」から「ディーリング」や「情報一覧」などのテンプレートを利用することで、プロレベルの取引画面を簡単に設定できます。活用してみてください。
今回はマーケットスピードFXに搭載されている「テクナビ」という機能を使ってトレードしてみました。テクナビとはテクニカル指標の分析を自動的に表示してくれる機能のことです。
メニューの「情報」→「テクナビ」をクリックすれば起動することができます。
上記画像のようにテクナビでは、通貨ペアにおける各種テクニカル指標の分析結果を一目で確認することができます。今回は、上記青枠のとおり、米ドル/円の短期(5分足)・中期(1時間足)において、「上昇」を示しているテクニカル指標が多いことを確認できましたので、米ドル/円を1,000通貨買ってみました。
注文は上記赤枠をクリックするだけで、すぐに発注できました。マーケットスピードFXは慣れるまで多少時間はかかるかもしれません。
ただ一度慣れてしまえば、操作性・デザイン性に優れ、機能も充実しているため、初心者から上級者まで人を選ばない、使いやすい取引ツールだと感じました。
2-2.スマホアプリ:iSPEED FX
続いて、スマホアプリ「iSPEED FX」でもトレードしてみました。
上記が取引画面です。マーケットスピードFX同様に、デザイン性・視認性に優れている印象です。
トレードにあたり、今回はチャートの形状から相場の流れをチェックできる「チャートの形状」を参考にしました。上記画像のとおり、チャートの形状ではポンド/円が「一見して、緩やかに上昇していると思われる状態」とありました。
70~80になると“買われすぎ”と判断されるRSIも確認したところ、「58.04」でした。もう少し上昇余地はありそうだと判断し、1,000通貨を買ってみました。
注文は上記赤枠をタップすればスムーズに発注できました。今回のトレードを通じて、iSPEED FXはチャートが見やすく、カスタマイズ性・操作性が高い点が特徴だと感じました。
iSPEED FXの使い方については、楽天FXの評判は?損切設定やスマホアプリの使い方も解説でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
3.楽天証券FXの評判・口コミ
最後に楽天証券FXの評判・口コミを見ていきます。筆者だけでなく、第三者の声も参考にしてください。
- レバレッジを1倍~25倍の間で選択できるため、リスク管理がしやすい
- 楽天ポイントがもらえてお得で良い
- スプレッドが広がりやすいと感じた
- 取引ツールにこだわりがある私でも楽天FXの取引ツールの操作性は優秀だと感じる
- スマホアプリは画面が小さいのでしょうがないとは思うが、注文時に表示される情報が少なくて、とくに成行注文をするのが怖い
- 少しだけスワップポイントは低いと思う。スキャルピングやデイトレであれば問題ない
- 楽天FXは楽天ポイントを貯めていてFXをしたい人であればまず検討すべき
- マイナー通貨の情報を発信しているなど、情報量が多い
- MT4を使えるため、個人的には満足。ただスプレッドやスワップポイントなどの条件は良くないと感じる
- スプレッドは競合他社と同水準だが、キャンペーンでかなり狭くなる通貨ペアもある
※上記はすべて個人の感想です。ご自身でもよくお調べの上、利用の検討をして下さい。
取引ツールについては肯定的な声も見受けられます。一方、スプレッドやスワップポイントについてはマイナスな声もありました。
次に口コミでも触れられていた、楽天証券FXの特徴である「レバレッジを選択できる」と「楽天ポイントを貯められる」の2点について解説します。
3-1.楽天FXではレバレッジを選択できる
口コミでもあるとおり、楽天FXではレバレッジを1倍・2倍・5倍・10倍・25倍から選ぶことができます。レバレッジを選択できるFX会社はそう多くありません。
初心者の方で「大きなリスクを取るのはまだ怖い」という方は、レバレッジ1倍・2倍など低レバレッジで取引しても良いでしょう。
レバレッジは簡単に設定変更ができます。自分の経験やリスク許容度などに応じて適宜調整してください。
3-2.楽天FXで楽天ポイントを貯められる
口コミでも言及されていたとおり、楽天FXでは10万通貨取引ごとに楽天ポイントを貯めることができます。
10万通貨というと例えば米ドル/円(1ドル=125円)であれば、取引額1,250万円(必要証拠金※50万円)が必要です。1度に10万通貨取引せずとも、例えば1万通貨(取引額125万円・必要証拠金5万円)×10回の取引でも楽天ポイントを1ポイント獲得することが可能です。
コツコツとトレードしていたら、いつの間にか楽天ポイントが貯まっているかもしれません。
※必要証拠金:取引をするために最低限入金が必要なお金のこと
4.まとめ
今回、楽天証券FXを実際にトレードしてみて、取引ツールの高い機能性を実感することができました。とくに、個人的にはPC用取引ツールである「マーケットスピードFX」の機能の充実度には驚きました。
取引ツールが充実しているため、すでにFX口座を持っている人にもメリットがあります。楽天証券FXの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、「いきなり現金を使ってFXをするのが怖い」という方は、楽天証券FXではデモトレードも提供しています。まずはデモトレードの利用開始の検討を進めてみてください。
庄子 鮎
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