LINE CFDの使い方は?メリット・デメリットを初心者目線で解説 

CFDの大きな特徴はレバレッジをかけて、日本株や米国株、株価指数などを買うことができることです。CFDではレバレッジをかけられるため、預けたお金よりも大きな金額で取引をすることができます。

今回はCFDサービスを2022年1月に開始した、LINE証券株式の「LINE CFD」について、使い方やメリット・デメリットを初心者目線で解説していきます。

CFDはメリットだけでなく、デメリット(リスク)もしっかり理解した上で始めるべきサービスであるため、ぜひ良い面も悪い面も学んでいきましょう。

目次

  1. LINE CFDの基本情報
  2. LINE CFDの使い方
    2-1.CFD口座へ入金する
    2-2.取引する銘柄を選ぶ
    2-3.注文を出す
  3. LINE CFDの5つのメリット
    3-1.CFD全般のメリット 預けたお金よりも大きな金額で取引できる
    3-2.LINE CFD独自のメリット LINEポイントでCFDができる
    3-3.CFD全般のメリット 少額で取引ができる
    3-4.CFD全般のメリット 価格が下がる場面でも利益を狙える
    3-5.LINE CFD独自のメリット LINEで各種情報を受け取れる
  4. LINE CFDの3つのデメリット
    4-1.電話問い合わせはできない
    4-2.レバレッジをかける分、損失額大きくなる
    4-3.CFD取り扱い豊富な証券会社に比べると、取り扱い銘柄は少ない
  5. まとめ

1.LINE CFDの基本情報

最初にLINE CFDの基本情報を確認していきます。

サービス名 LINE CFD
取り扱い銘柄数 株価指数CFD:25銘柄
商品CFD:5銘柄
バラエティCFD:8銘柄
株式CFD:120銘柄
手数料 無料(スプレッドはあり)
レバレッジ 株価指数CFD:10倍
商品CFD:20倍
バラエティCFD:5倍
株式CFD:5倍
主なメリット 預けたお金よりも大きな金額で取引できる
LINEポイントでCFDができる
少額で取引ができる
価格が下がる場面でも利益を狙える
LINEで各種通知を受けられる
主なデメリット 電話問い合わせはできない
レバレッジをかける分、損失額大きくなる
取り扱い銘柄は多くない
運営会社 LINE証券株式会社

※2022年4月14日時点

LINE CFDの取り扱い銘柄数は約160銘柄です。2022年4月13日から日本株20銘柄が追加されるなど、今後も取り扱いは増えていくことが期待されます。

またLINE CFDをするためには、まずはLINE証券口座を開く必要があります。そのため、LINE CFDを始めるにあたり、LINE証券の取り扱いである株式や投資信託などへも投資できる体制を整えることができます。

2.LINE CFDの使い方

初心者の方がまず押さえておきたいLINE CFDの使い方は以下のとおりです。

  1. CFD口座へ入金する
  2. 取引する銘柄を選ぶ
  3. 注文を出す

「入金→銘柄選択→発注」の3ステップです。この3ステップさえ覚えれば、CFDをすることができます。順に説明していきます。

2-1.CFD口座へ入金する

最初にCFD口座へ入金します。CFD口座へ入金するためには、まずは証券口座またはFX口座へ入金して、その入金したお金をさらにCFD口座へ振替(お金を移動させること)する必要があります。

証券口座またはFX口座への入金方法例を紹介します。

  • 銀行振り込み
  • クイック入金(インターネットバンキングから即時入金する)
  • LINE Payから入金(証券口座への入金のみ対応)

FX口座の入金手続き画面
※取引画面から筆者作成

上記画像の左側が証券口座の、右側がFX口座の入金手続き画面です。インターネットバンキングを利用できる方は、すぐに口座に反映される「クイック入金」を利用すれば振込手数料がかりません。銀行振り込みの振込手数料は利用者負担になります。

CFD口座への入金

あとはCFD口座に証券口座もしくはFX口座に入金したお金を振替すれば、CFD口座への入金は完了です。振替方法は、LINE CFDのアプリから1.振替入出金をタップ→2.振替元口座(入金した口座)と振替先口座(取引する口座)、振替金額を選択・入力するだけです。

振替元口座・振替先口座ともに、「証券口座・FX口座・CFD株価指数口座・CFD株式講座・CFDバラエティ口座・CFD商品口座」の6口座があります。該当の口座を選択しましょう。

2-2.取引する銘柄を選ぶ

CFD口座に入金が済んだら、取引する銘柄を選びましょう。話題の株式や上下しそうな株価指数など、自分なりの基準で取引する銘柄を選択します。

「何を選んだらいいのか分からない」という方は、LINE証券の投資情報メディア「LINE投資部」を参考にするのも一つの方法です。LINE投資部ではCFDで売買できる厳選銘柄を紹介しているなど、銘柄選びの参考になるはずです。

2-3.注文を出す

取引する銘柄を選んだら、注文を出しましょう。

LINE CFDの注文方法

LINE CFDの注文方法は複数あるものの、初心者はまずは「成行注文」もしくは「指値注文」という注文方法がわかりやすくて良いでしょう。

LINE CFDの注文方法
成行注文 値段を指定せずに発注する注文方法
指値注文 希望する価格(指値価格)を指定して、発注する注文方法

成行注文を出せば注文時の価格ですぐに約定(取引が成立すること)します。指値注文では指定した価格に達すると、基本的には約定になります。おおよそ表示されている価格付近で買いたい方は成行注文、希望する価格がある方は指値注文を利用しましょう。

注文方法を選んだら、注文数量や売りか買いか、また指値注文の場合は指値価格や注文の有効期限などを選択して、発注します。

注文方法

上記画像は指値注文の確認画面です。注文数量や指値価格など間違いがなければ「注文する」をタップすれば、注文完了です。

取り消し方法

なお、注文を取り消したい場合は、1.建玉/照会→2.取り消したい注文をタップ→3.「注文取消」を選択→4.「取消する」をタップすれば、取り消すことができます。注文を間違えたときも焦らずに操作しましょう。

3.LINE CFDの5つのメリット

LINE CFDをするメリットにはCFD全般のメリットと、LINE CFDならではのメリットがあります。

LINE CFDの5つのメリット
CFD全般のメリット 入金金額よりも大きな金額で取引できる
LINE CFD独自のメリット LINEポイントでCFDができる
CFD全般のメリット 少額で取引ができる
CFD全般のメリット 価格が下がる場面でも利益を狙える
LINE CFD独自のメリット LINEで各種情報を受け取れる

ここでは上記5つのメリットを見ていきます。

3-1.CFD全般のメリット 預けたお金よりも大きな金額で取引できる

LINE CFDを含めてCFDはレバレッジをかけられるため、入金金額よりも大きな金額を取引することができます。レバレッジとは預けたお金(証拠金)の何倍もの金額を取引できる仕組みのこと。LINE CFDでは各銘柄を以下の倍率で取引することが可能です。

LINE CFDのレバレッジ
株価指数CFD 10倍
商品CFD 20倍
バラエティCFD 5倍
株式CFD 5倍

例えば、10万円を入金した場合、株式CFDであれば最大50万円分、株価指数CFDであれば最大100万円分の取引をすることができます。レバレッジをかけられない現物取引では10万円を預けたら10万円分の取引しかできませんが、LINE CFDであればその何倍もの金額で取引ができるのです。

そのため同じ資金量であっても、レバレッジにより取引額を大きくできるLINE CFDでは、現物取引と比べて何倍もの利益を得られる可能性があります。

3-2.LINE CFD独自のメリット LINEポイントでCFDができる

LINEポイントはLINEショッピングやLINE Payのコード支払いなど、各種LINEサービスを使うことで貯められるポイントです。LINE CFDではそんなLINEポイントを使ってCFDをすることができます。

極端な話、LINEポイントを使えば現金を使わずにCFDをすることもできるのです。例えば米国株のアップルであれば427円※で売買できますので、貯めたLINEポイントの使い道として検討してみてはいかがでしょうか。

※2022年4月14日 14時30分頃時点

3-3.CFD全般のメリット 少額で取引ができる

CFDは少額で取引を始めることができます。とくにLINE CFDの一部米国株は0.1株から、少額で売買できる点が特徴です。以下、代表的な銘柄の必要証拠金(取引をするのに必要なお金)をまとめてみました。

取引区分 銘柄名 必要証拠金
株価指数CFD 日本225 先物 2,716円
米国SP500 先物 5,576円
バラエティCFD 原油 ETF 196円
米国リート ETF 273円
商品CFD 原油 先物 646円
1,235円
1,611円
株式CFD ソニー 2,292円
トヨタ自動車 425円
日本航空 455円
アップル 427円
アマゾン 7,792円
マイクロソフト 721円

※2022年4月14日 14時30分頃時点

アップルやトヨタ自動車といった世界的な企業を500円で取引できることがわかります。とくに初心者でまずは少額から始めたいという方にとっては、大きな魅力に感じることでしょう。

3-4.CFD全般のメリット 価格が下がる場面でも利益を狙える

LINE CFD並びにCFD全般は、安いところで買って高く売る「買い→売り」だけでなく、高いところで売って安く買い戻す「売り→買い」の順序でも取引することができます。

そのため、今後価格が下がりそうな銘柄があれば、「売り→買い」の順で取引することで、利益を狙うこともできるのです。この「売り→買い」という順序の取引は一般的な取引方法である現物取引ではできません。ただし、ある程度資産と経験を積んだ人しかできない信用取引であれば、空売りという手法で「売り→買い」の取引が可能です。

価格が下がる場面でも利益を狙える点は、CFDの大きなメリットと言えるでしょう。

3-5.LINE CFD独自のメリット LINEで各種情報を受け取れる

LINE CFDでは、LINEでCFDに役立つ各種情報を受け取り、それら情報を取引に役立てることができます。

役立つ各種情報

上記のように各種経済指標やキャンペーン情報などがLINE CFDのLINEアカウントから送られてきます。とくに普段は情報収集をあまりしていない初心者の方にとっては、LINEで手軽に情報へアクセスできる点はメリットに感じることでしょう。

4.LINE CFDの3つのデメリット

続いて、LINE CFDのデメリットを3つ解説します。

  • 電話問い合わせはできない
  • レバレッジをかける分、損失額大きくなる
  • CFD取り扱い豊富な証券会社に比べると、取り扱い銘柄は少ない

とくに「レバレッジをかける分、損失額大きくなる」では、CFDの損失リスクについて解説しています。CFDを検討している方は必須で押さえておくべきポイントですので、必ず目を通しておきましょう。

4-1.電話問い合わせはできない

LINE CFDでは電話サポートを行っていません。わからないことがあった場合は、ヘルプを確認するか、問い合わせフォームから連絡する必要があります。

問い合わせフォームから連絡した場合、状況によっては返信に2~3日ほどかかるため、タイムリーな解決はできないと覚えておきましょう。

4-2.レバレッジをかける分、損失額大きくなる

入金金額以上の金額で取引できるCFDは、利益額が大きくなる一方、損失額も大きくなるリスクがあります。

イメージを掴むために、同じ10万円を元手に入金金額=取引可能金額である現物取引とLINE CFD(レバレッジ5倍)の、価格変動率別の利益額と損失額を比べてみましょう。

取引方法 取引金額 価格変動率
+10% +5% -5% -10%
現物取引 10万円 +1万円 +5,000円 -5,000円 -1万円
LINE CFD 50万円(10万円×レバレッジ5倍) +5万円 +2万5,00円 -2万5,000円 -5万円

このようにLINE CFDを含めてCFDは現物取引と比べて同じ価格変動率でも損失額が大きくなってしまいます。繰り返しになりますが、利益額も大きくなります。

レバレッジをかけたとしても取引金額さえ調整すれば、損失額を抑えることはできます。例えば、LINE CFDで2万円を元手に、レバレッジ5倍の株式CFDを取引すれば、取引金額は10万円となるため、損失リスクは上記表の現物取引と同じになります。

ただいずれにせよ、「CFDは利益が出るときも大きいが、損失が出るときも大きくなるリスクがある」ということは知っておきましょう。

4-3.CFD取り扱い豊富な証券会社に比べると、取り扱い銘柄は少ない

LINE CFDの取り扱い銘柄数は約160銘柄(2022年4月14日時点)です。CFDの取り扱いが豊富な会社として、以下2社が挙げられます。

CFD銘柄が豊富な証券会社
IG証券 17,000銘柄以上
サクソバンク証券 約9,000銘柄

LINE CFDより桁が一つ以上多いです。ただし、楽天証券(取り扱い銘柄数:10銘柄)やDMM CFD(取り扱い銘柄数:7銘柄)のように、銘柄数が少ない会社もあります。

初心者の方は銘柄数が多すぎても、何を取引したら良いのか迷ってしまうこともあるはずです。馴染みのある証券会社で、ある程度銘柄の選択肢を絞ったCFDサービスを利用したい方にとってはLINE CFDが有力な候補になるでしょう。

5.まとめ

今回はLINE CFDの使い方やメリット・デメリットを解説しました。使い方については始めはわからないこともあると思います。

LINE CFDは画面レイアウト・デザインに優れていることもあり、徐々に慣れていけるでしょう。この記事でLINE CFDに興味を持った方は、ぜひ利用開始の検討を進めてみてください。

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庄子 鮎

庄子 鮎

証券会社および求人広告会社を経て、2019年よりフリーライターに。証券会社時代では営業職に従事し、主に株式や投資信託、債券の販売を経験。また現在、投資家でもあり、FX・日本株・米国株などへ投資をしている。"どういう表現でどこまで説明すれば、より分かりやすくなるか"を意識し、解説していきます。