トライオートFXでスワップポイントを活用する方法は?トレーダーが解説

アメリカでテーパリングが始まり、FX市場における次のテーマは利上げ時期に移ってきています。利上げ観測が強まるにつれてドル高方向へと傾いていくため、スワップポイントを獲得するチャンスと言えるでしょう。

そこで今回は、インヴァスト証券から提供されている「トライオートFX」でスワップポイントを得ながら自動売買を利用する方法を解説します。

※本記事は3月18日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. インヴァスト証券のトライオートFXとは?
    1-1.インヴァスト証券のFXサービス
    1-2.トライオートFXの自動売買の仕組み
    1-3.証拠金に関するルールは?
    1-4.ETFの自動売買も可能
  2. トライオートFXでスワップポイントを活用する方法は?
    2-1.トライオートFXの基本的な売買ロジック
    2-2.スワップ金利も得ながら自動売買をする方法とは?
    2-3.スワップ金利を得るためのトレード戦略について
    2-4.証拠金には余裕を持って
  3. まとめ

1.インヴァスト証券のトライオートFXとは?

はじめに、インヴァスト証券のトライオートFXの詳細について解説します。

1-1.インヴァスト証券のFXサービス

インヴァスト証券では、「トライオートFX」という自動売買の裁量トレードもできるサービスと、取引所FXの「くりっく365」の2種類のFXサービスが利用できます。

トライオートFXでは、自由にカスタマイズができる自動売買システムが利用できます。パソコンがない場合でもスマートフォン上でも利用可能となっています。

トライオートFXは最小1000通貨単位で始めることができる裁量トレードと、選択するプログラムによって必要証拠金が変わる自動売買システムの二つの機能を備えています。

1-2.トライオートFXの自動売買の仕組み

トライオートFXの自動売買システムの基本的な仕組みを紹介します。あらかじめ設定されているロジックを選択するか、「ビルダー」と呼ばれる機能を使って自分自身のトレードルールに沿ったエントリーと決済のルールを入力することで、簡単にオリジナルの自動売買システムの制作ができます。用意されているロジックをベースに自分の好きなようにアレンジを加えることもできます。

また、制作した自動売買システムはシミュレーションを行えます。自動売買システムを利用しない場合であっても、自らのトレードルールでトレードをした場合の検証が自動的にできます。

1-3.証拠金に関するルールは?

トライオートFXの自動売買を利用する前に証拠金に関するルールの理解をしておくと良いでしょう。

トライオートFXで必要な証拠金維持率は100%で、100%を下回った時にはロスカットが実行されます。ロスカットの判定は一定時間ごとに行われます。有効比率が200%の場合は約5分毎です。有効比率が200%以下の場合は約1分ごとに判定が行われます。

短くても次の判定までには約1分の間隔が開きます。判定を行った直後に相場が急変した場合は、100%以下のところでロスカットが実行される場合があるため注意が必要です。

インヴァスト証券では余裕を持ったトレードを行なうために、証拠金の有効比率を500%から1000%とすることを推奨しています。

1-4.ETFの自動売買も可能

インヴァスト証券では17通貨ペアのFX取引に加えて、29種類のETFの取引も行うことができます。

パソコンはもちろんスマートフォンでの利用も可能です。ETF銘柄はアメリカ株、日本株、原油、金などFXと相関の強い銘柄が多いため、FX取引と合わせて利用するメリットがあります。ETFの取引も自動売買システムの利用が可能となっています。

2.トライオートFXでスワップポイントを活用する方法は?

最後にトライオートFXでスワップポイントを得ながら自動売買を行う方法について解説します。

2-1.トライオートFXの基本的な売買ロジック

トライオートFXの基本的な売買ロジックは以下のパラメーターを調整する事で組む事ができます(マルチカスタムの場合)。

  1. 通貨ペア
  2. 売り・買いの方向
  3. レンジ幅
  4. 本数:注文間隔=レンジ幅÷本数
  5. 数量
  6. スタート価格:初回発注価格
    買い注文の場合は、レンジ上限価格
    売り注文の場合はレンジ下限価
  7. 利確幅
  8. 損切幅
  9. フォロー値:2回目以降の新規注文の順張り方向のエントリー条件
  10. カウンター値:逆方向に動いた際に逆張りをする基準

このようにトライオートFXの自動売買は、テクニカル分析のインジケーターで条件するものではなく、値幅を捉える形でトレードロジックを組む事になります。

2-2.スワップ金利も得ながら自動売買をする方法とは?

スワップ金利を得ながら自動売買をする方法としては、以下のような考え方をします。

  1. スワップ金利がプラスの方向での売買ロジックのみを組む
  2. 短期ではなく長期目線で利確も損切りも深めにする
  3. カウンターを積極的に取りに行く設定とする

ドローダウンが一時的に大きくなる事もありえます。最終的にはスワップ金利を得ながら、利確をしていくトレードロジックを組む事が可能となります。

2-3.スワップ金利を得るためのトレード戦略について

では、実際にトレード戦略の組み方についてです。数値まで具体的に書いてしまうと、そのまま採用されて失敗に繋がる恐れもあるため、ここでは、トレード戦略を組み立てる手順について解説することとします。

まず、前述の考え方1により、エントリーする方向はスワップ金利がプラスとなる方向を選択します。通貨ペア毎に違うため、しっかりと確認が必要です。

次に「週足」をベースにレンジの幅を決めます。各通貨ペアの直近1年間〜半年の期間を対象とした週足からレンジ幅を測定し、その平均値か最大値とするのが良いでしょう。

次に利確と損切り幅の設定は、週足と同じ期間内の「日足」チャートを参考に、それぞれの値を算出します。

利確する値に関しては、チャートの波の高さを測定し、一度のトレンドでの上昇幅などを割り出します。最小・平均・最大値を出し、利確する値を決定します。

損切りに関しても同様に測定します。最大のドローダウン値の1.5倍で設定すると良いでしょう。

最後に資金管理ルールに基づいて、ロットサイズと最大のエントリー本数を決定します。「ロットサイズ×最大本数×損切り設定」がトレードで失う最大の損失となります。損失が資金全体の何%まで許容できるかを決める事で、ロットサイズと最大本数が設定できます。

2-4.証拠金には余裕を持って

トライオートFXには、利用する際の推奨証拠金と発注に必要な最低額となる発注証拠金が設定されています。推奨証拠金は、自動システムを運用する上でシミュレーション期間の最大ドローダウンが発生した場合でも証拠金維持率が100%を下回らない証拠金のことを言います。

推奨証拠金は以下の数式で計算されます。ビルダーを使って自分自身でトレードロジックを組み立てた場合も同様の数式が適用されます。

推奨証拠金=必要証拠金×取引数量+シミュレーション期間の最大ドローダウン

シミュレーション期間の最大ドローダウンから計算されます。運用開始後にドローダウンが発生しないことを保証するものではない点に注意が必要です。

ただし、必ずしも推奨証拠金がなければ自動売買システムの利用ができないというわけではありません。「発注証拠金」が口座の残高としてあれば自動売買システムを発注することができます。

3.まとめ

特定の目的に基づいてトレードロジックを組み立てる事ができるようになれば、トレーダーとしても中級者以上のステージに入っていると言えます。中級者以上のトレーダーであれば複数の手法を同時に使うことが多くなってきます。

スワップ金利を狙いつつも、利益を積み重ねていく手法を検討してみてください。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12