値動きが激しいポンドのトレード方法は?リスク管理のポイントを3つ解説

2022年12月現在、イギリスはトラス政権で起きた嵐から、一旦落ち着きを取り戻す展開となっています。

しかし今後イギリスポンドを取引する場合において、相場が急変した場合にどのような対応をすればいいのでしょうか。プロトレーダーである筆者が、リスク管理をメインに解説していきます。

※本記事は11月28日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 値動きが激しいイギリスポンド
  2. ポンド円は年間で20円以上動く
  3. リスク管理のポイントを3つ解説
    3-1.損切りは値幅の大きさを考慮する
    3-2.エントリーは分散する
    3-3.イベントリスクは極力取らない
  4. まとめ

1.値動きが激しいイギリスポンド

イギリスポンドは流動性が高く、メジャーな通貨の一つです。歴史を見ると、イギリスポンドが基軸通貨だった時代もあります。

イギリスは意外にも、地政学リスクが生じやすい特徴があります。ブリグジットでEU離脱し、イギリスポンドは急落しました。スコットランドは独立運動をしています。

イギリスは原油が採掘できる国です。原油の権益等にも左右されます。

イギリスポンドは、値動きの幅が非常に大きい通貨です。

2.ポンド円は年間で20円以上動く

イギリスポンドの値動きは他の通貨と比べて大きいものです。下記のポンド円の週足チャートをご覧いただくと分かるでしょう。
ポンド円の週足チャート
※図はTradingViewより筆者作成

20円以上動く年が多く、年によっては40円動きます。米ドルやユーロと比較するとイギリスポンドの流動性は低く、投機的な動きが出やすいためです。

イギリスポンドを取引する場合は、リスク管理を意識してトレードしましょう。

3.リスク管理のポイントを3つ解説

イギリスポンドをトレードする時に欠かせないリスク管理について解説します。

3-1.損切りは値幅の大きさを考慮する

値動きが大きいと、予想外の損失によって心理的な負担が大きくなります。損切りができず、ロスカットまで保有してしまう恐れがあります。

イギリスポンドを取引する場合は、通常取引している通貨ペアと比較して、値動きの差がどの程度あるのかを予め把握しましょう。

ドル円が年間に10円、イギリスポンドが年間で20円動くと仮定します。2lotでドル円を取引する場合、ドル円が10円動くと20万円の差損益が発生します。イギリスポンドは20円動き、40万円の差損益が発生します。

ポンド円は、通常取引しているドル円と比較して、2倍の値動きが発生する可能性があると分かれば、ポンド円のlot数を減らし、損切りのラインをドル円の2倍程度で設定できます。

損切りの幅は予想される値動きの幅に合わせて、それぞれの通貨ペアで変えましょう。値動きが大きい通貨ペアを取引する場合は、利益の幅や損切りに達した時の損失額が、いつも取引している通貨と同水準となるように調整しましょう。

値動きが大きい通貨を取引する場合、大きく稼ぎたいと欲を出してしまうことは、誰にでもあります。しかし過剰なリスクを取っては、長期的な資産形成は叶いません。

安定したリターンを得るために、リスク管理を行いましょう。

3-2.エントリーは分散する

イギリスポンドに限ったことではありませんが、FXで天井や、大底を常に当てることができるトレーダーはいません。

利益を出している投資家は、リスク管理を徹底しています。常にイレギュラーな事態を考慮しながら、取引をしています。

イギリスポンドは、急変しやすい通貨です。エントリーする際には、チャートを見ながら相場の流れに応じてlot数を増やしましょう。

急変が起きて逆方向で推移した場合も、エントリーを分ければ、損失も限定的になります。

プロトレーダーである筆者は、時間軸の流れをみながら、どのようにチャートが形成されるかを観察します。実際のチャートと、予想しているチャートパターンが合致するのかをチェックしながら取引しています。最初は難しいものの、チャートを観察できるようになるとトレードが安定します。

3-3.イベントリスクは極力取らない

ブリグジットの投票等、イギリスの政情関連のイベントを跨いでポジションは取らないようにしましょう。イベント時におけるポンドの値幅は大きく、予想が難しくなります。

イベントリスクだけは取らないようにしましょう。どうしてもイベントリスクを取りたい場合は、lotを落として、損切りラインまで余裕を持ちましょう。

4.まとめ

イギリスポンドについての特徴や、リスク管理の方法を解説しました。

イギリスポンドだけではなく、値動きの激しい通貨や株式等を取引する場合でも、リスク管理の考え方は応用できます。プロトレーダーである筆者は、株価指数などを取引する際にも、同じようなリスク管理の方法でトレードしています。

FXトレードでは年間で利益が出せるように、気持ちに余裕を持ちましょう。心理的な余裕が安定したトレードに繋がります。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12