アイネット証券(ループイフダン)アプリの使い方は?デモトレードの感想も

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アイネット証券では、FX自動売買システム「ループイフダン」を利用できます。「ループイフダンが魅力的」、「ループイフダンの使い勝手が良い」のような口コミも見られ、ループイフダンに肯定的な意見を持っている方が一定数いることが分かります。

これからアイネット証券での取引を検討している方の中には、事前にアプリの使い方やデモトレードの感想を知りたい方もいるでしょう。今回はFX投資家である筆者がアプリの使い方およびデモトレードの感想をお伝えします。

※本記事は8月15日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. アイネット証券とは
  2. アイネット証券のアプリの使い方
    2-1.クイック入金方法
    2-2.新規注文方法
    2-3.ループイフダン注文方法
    2-4.決済方法
  3. デモトレードの感想
  4. まとめ

1.アイネット証券とは

最初にアイネット証券の基本情報を押さえておきましょう。なお、下記の表にあるアイネットFXとは裁量取引、ループイフダンは自動売買を指します。

アイネット証券の概要

取り扱い通貨ペア数 アイネットFX:24通貨ペア
ループイフダン:20通貨ペア
取引単位 アイネットFX:1万通貨
(南アフリカランド/円は10万通貨)
ループイフダン:1,000通貨
(南アフリカランド/円は1万通貨) 
レバレッジ 25倍 
スプレッド 【ループイフダン】
米ドル/円:2.0銭
ユーロ/円:3.0銭
ポンド/円:5.0銭
【アイネットFX】
米ドル/円:0.7銭~1.8銭
ユーロ/円:1.4銭~2.0銭
ポンド/円:2.0銭~5.2銭 
主なメリット
  • 自動売買「ループイフダン」を利用できる
  • ループイフダンに関するコンテンツが豊富
  • スワップポイントが高水準
主なデメリット
  • スプレッドが広い
  • アイネットFX(裁量取引)は1万通貨単位
運営会社 株式会社アイネット証券

※2022年8月時点
※スプレッドは原則固定

アイネット証券ではループイフダンの基礎を学べる動画セミナーを配信や、ループイフダンに関するWebセミナーを開催しています。自動売買が初めての方でもループイフダンを利用してもらえるように、豊富なコンテンツを提供しています。

2.アイネット証券のアプリの使い方

i-NET TRADER for Mobile
※以下、画像は全て取引画面より筆者作成

上記がアイネット証券のアプリ「i-NET TRADER for Mobile」の各種メニュー画面です。青と白を基調とした、シンプルなデザインです。ここからはアイネット証券のアプリ「i-NET TRADER for Mobile」の基本的な使い方について解説します。

2-1.クイック入金方法

アプリからの入金方法は、インターネット上から入金できる「クイック入金」とATM・窓口から入金する「マッチング入金」の2種類です。マッチング入金の振込手数料は投資家負担になるため注意しましょう。ここでは「クイック入金」の方法を説明します。

クイック入金

アプリ上からクイック入金する場合は、以下の手順を踏みましょう。

  1. 「メニュー」画面の「入手金」をタップ
  2. 「クイック入金」を選択
  3. クイック入金サービス操作時のご注意を読み、「了承する」をタップ
  4. 「金融機関」と「入金金額」を選択し、「金融機関ページへ」を選択

上記の手順を踏むと金融機関のページに遷移します。案内に従い、入金手続きを進めましょう。

2-2.新規注文方法

アプリから新規注文を出す方法を説明します。注文方法には「指値」や「OCO」などの種類がありますが、ここでは一番シンプルな「クイック」を紹介します。

新規注文方法

クイックは希望の注文価格を指定せず、そのときの為替レートで発注する注文方法です。以下の手順でクイック注文を出すことができます。

  1. 「マーケット」画面より、取引したい通貨ペアを選択
  2. 「クイック」を選択し、「注文数量」「許容スリップ」を入力。画面下部のレートの「売」もしくは「買」をタップ
  3. 「注文」をタップ

なお、許容スリップとは、注文した価格と約定する価格のズレであるスリッページをいくらまでなら許容するか、その範囲を設定できる範囲のことです。

現在の価格ですぐにでも売買したい場合は、このクイック注文を活用しましょう。

2-3.ループイフダン注文方法

続いて、アプリでのループイフダンの注文方法を説明します。ループイフダンの注文方法には、自分で各種設定を行う「注文」とランキング表からループイフダンを選び注文をする「ランキング」の2種類があります。

ループイフダン「注文」の方法

始めに自身で各種項目を入力して発注する、ループイフダン「注文」の方法です。「ループイフダン」画面より、ループイフダン「注文」をタップしたのち、以下の5項目を入力します。

  1. 通貨ペア:取引する通貨の組み合わせ(通貨ペア)を入力する
  2. ポジション方向:B(買)・S(売)・BS(売買)から選択する
  3. 売買システム:注文・決済値幅を決める。例えば、ループイフダンB10は10銭(もしくは10pips※)間隔で買い注文を出し、価格が買値より10銭(もしくは10pips)高くなったら決済する設定
  4. 損切設定:「あり」を選択すると、想定と逆に相場が動いた場合、設定した値幅・最大ポジション数による基準を超えたときに、損切りされる
  5. 取引数量:取引する数量を入力する。1=1,000通貨(南アフリカランド/円のみ1万通貨)

上記5項目を設定後、「次へ」をタップしましょう。

※ポンド/ドル円など外貨同士の通貨ペアの場合
最大ポジション数を入力

最大でいくつまでポジションを保有するのか、最大ポジション数を入力し、「確認」をタップします。最後に設定内容を確認して「開始」をタップすれば、ループイフダンを開始することができます。

ランキング

ランキング表からループイフダンを選択して注文を出す「ランキング」の注文手順はシンプルです。最初に「メニュー」画面のループイフダン「ランキング」をタップします。すると、ランキング表が表示されるので、好みのループイフダンを選択し、「注文」をタップします。

好みのループイフダンを選択

最大ポジション数とアドバイス機能のON・OFFを入力し、「確認」をタップします。アドバイス機能をONにした場合、次の画面で中長期の運用を見据えたご提案を受けることができます。現在の設定のまま注文する場合は、「現在の設定内容で注文」を選択し、次の画面で「開始」をタップすれば、ループイフダンが開始されます。

2-4.決済方法

決済方法についても説明します。

決済方法

「メニュー」画面より、「ポジション」をタップします。次の画面で決済したいポジションを選択しましょう。

決済画面

決済画面が表示されます。例えば、「クイック」注文で決済する場合は、画面下部にあるレートをタップします。次の画面で注文内容に間違いがなければ「注文」を押せば、決済完了です。

3.デモトレードの感想

今回は、ダウンロード不要で手軽にデモトレードができる取引ツール「ブラウザ版 i-NET TRADER」を使って、ループイフダンをランキングの機能を活用して試してみました。最初にブラウザ版でのループイフダンの設定手順を解説し、そのあとに感想をお伝えします。

ループイフダン

最初にメニュー画面上部にある「ループイフダン」をクリックします。

ランキング

今回はランキングからループイフダンを選ぶため、ループイフダン「ランキング」を選択します。

ループイフダンBS20

ランキング1位のポンド/円の「ループイフダンBS20」を選んでみます。

注文

「注文」をクリックしましょう。

注文画面

注文画面が出てきました。最大ポジション数の入力+アドバイス機能の有無を選択し、「確認」をクリックします。

アドバイス機能

アドバイス機能を「ON」にチェックしておくと、中長期の運用を見据えた提案を受けることができます。提案を受けない場合は、「現在の設定内容で注文」をクリックします。今回は「設定値幅を広くする」という提案を受け、上記赤枠の「この設定で注文」を選択してみました。

ループイフダンを開始

「開始」をクリックすれば、ループイフダンが開始されます。あらかじめ大まかにでも設定が決まっていれば、数分で設定は完了できそうです。この設定で3日間ほど運用してみた運用結果が以下の画像です。

運用結果

損益については、スポット(為替損益)が-19,450円、スワップポイントの損益が+43円でした。少しスポットの損失があるものの、中長期での運用が前提だと考えると、それほど気にしなくて良いでしょう。

感想としては、ループイフダンは自動売買のため、FXにかける時間や手間がかからず、運用をお任せできる点はメリットに感じました。約定通知が登録したメールアドレスに届くため、売買頻度も感覚的に把握できます。

ただし、ループイフダンの仕組みや注文内容をよく理解しないで運用を開始してしまうと、「何がなんだか分からないのに損をしている」という状態になりかねないと感じました。

なぜ損失が出ているのかが分からないことほど怖いことはありません。自動売買の経験がない方は、まずはデモトレードでループイフダンを経験してみてください。

4.まとめ

アイネット証券は裁量取引に加え、自動売買システム「ループイフダン」で取引ができるFX会社です。自動売買システムを使った運用は、手間と時間がかからない一方、仕組みをしっかり理解する必要があります。

自動売買に興味があるFX初心者の方は、デモトレードを活用して、ループイフダンおよびFXのルールの理解を深めてから、本取引に臨んでみてはいかがでしょうか。

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庄子 鮎

証券会社および求人広告会社を経て、2019年よりフリーライターに。証券会社時代では営業職に従事し、主に株式や投資信託、債券の販売を経験。また現在、投資家でもあり、FX・日本株・米国株などへ投資をしている。"どういう表現でどこまで説明すれば、より分かりやすくなるか"を意識し、解説していきます。