GMOクリック証券「FXネオ」の評判は?メリット・デメリットも解説

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日本では代表的な投資方法の一つが「FX」です。FXはリーマンショック前までは多くの投資家が日本で取引を行っていましたが、リーマンショック以降の急激な円高によって多数の投資家が退場を余儀なくされました。しかし直近のコロナショックによって、将来の資産形成に不安を持っている個人投資家が改めて投資に着目し、FXの取引量も増加する傾向が続いています。

FX会社は日本で様々にあり、新規参入しているFX会社も多い中、どのFX会社を選んで取引すべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。この記事では、GMOクリック証券の提供する「FXネオ」に焦点を当ててメリット、デメリットや評判を解説したいと思います。

目次

  1. GMOクリック証券「FXネオ」とは
  2. GMOクリック証券「FXネオ」のメリット
    2-1.スプレッドが狭い
    2-2.主要通貨のスワップポイントが比較的高い
    2-3.取引ツールが初心者でも使いやすい
  3. GMOクリック証券「FXネオ」のデメリット
    3-1.取引単位が1万通貨単位
    3-2.高金利通貨のスワップポイントは高くない
  4. GMOクリック証券「FXネオ」の評判
  5. GMOクリック証券「FXネオ」に向いている人
  6. まとめ

1.GMOクリック証券「FXネオ」とは

GMOクリック証券「FXネオ」はGMOグループが提供するFXサービスです。FXネオの取引高は8年連続国内1位(※ファイナンス・マグネイト社調べ:2012年1月〜2019年12月)となっており、人気の高いサービスとなっています。

取引高が多いということはそれだけ流動性が多いということになります。流動性はそのFX会社のスプレッドに影響するため、後ほど説明する FXネオのスプレッドの狭さにも影響しているといえます。

2.GMOクリック証券「FXネオ」のメリット

FXネオは他社FXサービスに比べて、どういったメリットを持っているのかを解説していきます。

2-1.スプレッドが狭い

FXネオの特徴の一つは「スプレッドが狭いこと」です。スプレッドとは為替レート表示における「bid-ask」の間の価格差(売買価格差)を指しており、実質投資家が負担する手数料です。そのためスプレッドは狭い方がベターであり、頻繁に売買する投資家であれば、このスプレッドは大事なFX会社選びの材料の一つとなります。

FXネオのスプレッドはUSDJPYで0.2銭や、EURUSDでも0.3pipsと、業界でも競争力のあるスプレッドを提供しており、このスプレッドの狭さを魅力に持つFX会社となっています(参照:GMOクリック証券 2024年1月15日時点)。

2-2.主要通貨のスワップポイントが比較的高い

FXネオのスワップポイントは主要通貨に関して比較的高い水準となっています。主要通貨と呼ばれるUSDJPYやEURJPY、EURUSD等メジャーな通貨ペアに関しては高水準を維持しています。

ただし高金利通貨のペアでは他社よりも少し劣後しているため、その場合にはよりスワップポイントが高い「くりっく365」での取引が向いています。

2-3.取引ツールが初心者でも使いやすい

FXネオの取引ツールは使いやすさに定評があります。GMOクリック証券はユーザビリティに力を入れており、注文方法からテクニカル分析までユーザーの利便性、使いやすさには分があると言えます。

取引ツールは各デバイスで合計6種類用意されており、中でもPCには4種類のツールが存在しているため、一つ一つ利用しながらどのツールが一番使いやすいかチェックしてみましょう。以下で主なツールをご紹介します。

はっちゅう君FX+

PCで利用できる「はっちゅう君FX+」は定番の取引ツールの一つで、最初はここで取引するユーザーも多いでしょう。ワンクリックでのスピード注文や入出金が可能といった利便性があるほか、テクニカル分析の各指標についても基本的なものが準備されています。

ただし、テクニカル分析のみで取引を行う投資家には少し足りないと思われるかもしれないため、その場合は「Platinumチャート+」というツールを検討するといいでしょう。

Platinum チャート+

テクニカル指標は38種類用意されており、先ほどのはっちゅう君FX+と比較しても種類が豊富に揃っています。他にもチャートウィンドウの分割表示が最大16分割で表示できたり、比較チャートが簡単に利用できたりするという、トレーダーには嬉しい機能も用意されています。

FXでは株価の動きや債券金利の動き、コモディティ等の動きを比較しながら、為替がどのアセットクラスと連動しているのか、遅れてついてきているのか等をチェックすることもテクニックの一つとなり、中長期的にトレードする場合は大事なポイントの一つとなります。ファンダメンタルズでトレードを行う投資家でも重要な部分なので、利用してみる価値はあるでしょう。

FXネオ

webブラウザから利用できるツールはベーシックなもので、複雑な分析等を行うことはできませんが、取引やニュースチェック、取引損益等1画面で基本的な機能が利用できます。

またスマートフォンでもアンドロイド、iOSどちらも取引アプリがあり、チャート機能から簡単注文まで使いやすく、外からの取引でもストレスなく利用することが可能です。

3.GMOクリック証券「FXネオ」のデメリット

対して、FXネオのデメリットは以下のようなものがあります。

3-1.取引単位が1万通貨単位

取引単位が1万通貨単位というのはデメリットと言えます。1万通貨の場合、USDJPYを1lot取引する場合でも最低数万円の証拠金(レバレッジ1倍とした場合はおよそ100万円以上)が必要になり、取引のハードルが比較的高いためです。他社では1,000通貨単位以下で取り扱っているところも多いことから、この点はFXネオの改善が求められるポイントと言えます。

またリスク管理の観点からも、10,000通貨単位を一気に購入するのではなく、1,000通貨単位で分散して購入していくことで分散効果が発揮しやすくなります。FXでは継続不可能になる損失を避けて長期的に利益を出すトレードを心がける必要があります。大きなlotでいきなりトレードする必要はなく、証拠金の金額や適正なレバレッジ倍率を考えながら、リスク分散しつつトータルで負けないトレードを行うことを心がけましょう。

3-2.高金利通貨のスワップポイントは高くない

上述の通り、FXネオのスワップポイントは、主要通貨については高い水準にあるものの高金利通貨においては他社に劣る傾向となっています。

金利が高いトルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソといった通貨はスワップ収入を意識した取引で人気ですが、その目的でFXを行う場合は、同社が提供するサービスではFXネオよりも高いスワップポイントを提供する「くりっく365」の方を利用すると良いでしょう。

4.GMOクリック証券「FXネオ」の評判は?

FXネオのユーザーの評判として、多く言及されていることを抜粋してご紹介します。

総じて多い口コミはユーザビリティが良いという点です。

  • 「シンプルで使いやすい取引所」
  • 「初心者から上級者まで幅広く利用できる取引所」
  • 「取引方法がわかりやすく迷わない」

またスプレッドに関しても「低スプレッドが維持されている」という口コミが多く、イベント時でも大きくスプレッドが拡大しにくい取引所なのが、実際利用しているユーザーからの声としてあがっています。

総じてユーザーの評価は高い傾向にあり、取引高トップクラスを長期的に維持している点からも人気のほどが伺えるサービスと言えます。

5.GMOクリック証券「FXネオ」に向いている人

FXネオは以下のような方の利用に適していると言えます。

  • 頻繁にトレードを行いたい短期トレード中心のトレーダー
  • 主要通貨ペアでのスワップポイント狙いで取引をしたい投資家
  • テクニカル分析中心でトレードを行うトレーダー

一方で、高金利通貨でスワップポイントを中心に、中長期的に運用したい投資家には、同じくGMOクリック証券が提供する「くりっく365」の方がメリットは大きくなります。

まとめ

GMOクリック証券「FXネオ」の評判とメリット・デメリットについて解説しました。FXネオは国内でも有数の取引高を誇るサービスで、インターフェイスも使いやすく、スプレッドの狭さや主要通貨のスワップポイントの高さなども揃っていることから、総じて利用しやすいサービスと言えます。

FXネオの利用に関心のある方や、これからFXを始めてみたいという方は、他社サービスとも比較のうえ利用を検討してみてください。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12