フィボナッチエクスパンションで利幅を伸ばす方法は?プロトレーダーが解説 FX会社紹介も

FXの世界では利益を出すのが難しい世界と言われています。理由の一つとして「利益を伸ばして大きくリターンを得ることが難しい」という点が挙げられるでしょう。

人間の心理として評価益が出ている状況では、「利益確定して安心したい」、「現在の利益がなくなったらどうしよう」と考えてしまいます。

評価損失が出ていある場合では「また再度相場が戻ってきて、評価損益が0になったら一旦ポジションを閉じよう」という特に理由のない楽観的な感情が生まれてしまいがちです。

ここではエントリーのポイントではなく、評価益が出ている局面でどこまで利益を伸ばし続けるべきか、そしてどこで利益確定を行うか考えるための一つの材料として、フィボナッチエクスパンションというテクニカル指標を紹介します。

目次

  1. フィボナッチエクスパンションとは
  2. フィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクスパンションの違い
  3. フィボナッチエクスパンションの見方
  4. フィボナッチエクスパンションの注意点
    4-1.利益確定は分けて行う
    4-2.利益確定の位置は他の材料も参考にする
    4-3.正しい位置でラインを引いているか確認する
  5. フィボナッチエクスパンションを意識する数値
  6. テクニカル分析がやりやすいFX会社は?
  7. まとめ

1.フィボナッチエクスパンションとは

フィボナッチエクスパンションとは「エクスパンション=拡大」という意味が示す通り、どこまで相場が拡大するかを予想するために用いられます。

フィボナッチ数列を利用して計算される値で、相場のトレンドが一旦小休止をした後に反発し、再度相場が進み始めた場合にどこまで相場が伸びていくのかを考えるために利用します。

2.フィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクスパンションの違い

フィボナッチリトレースメントは主に相場の反転がどこで発生するかの目処として利用します。そのため安値から高値を結ぶことによって、その間における半値戻しの位置や3分の1戻しの位置等をを視覚的に判断するために利用するテクニカル指標です。

しかしフィボナッチリトレースメントではどこまで相場が拡大するのか?という点はわかりません。一度反転の位置をフィボナッチリトレースメントで判断してエントリーしたとしても、エントリー後予想した通りに推移した場合どこで利益確定を行うか判断に迷います。

そこで利用するのが「フィボナッチエクスパンション」です。フィボナッチエクスパンションは先ほど反転してエントリーした後にどこまで保有すべきかを視覚的に判断することができます。

次にこの両者の違いをチャートの表示の仕方から説明したいと思います。

3.フィボナッチエクスパンションの見方

最初にフィボナッチリトレースメントの見方を紹介し、フィボナッチエクスパンションについて説明します。

下記がフィボナッチリトレースメントです。
フィボナッチリトレースメント
※図はTradingViewより筆者作成

上記の赤の○印で示している点が、相場が反転している位置です。これは7月の安値から9月の安値を結び、その間における目安の水準をラインで教えてくれます。

結果的に半値戻しの位置である0.5(50%戻し)の位置で相場が反転しており、再度相場が上昇しています。所々では0.382の位置でも何度か反転の兆しを示していることがわかるでしょう。

フィボナッチエクスパンションはこの赤の○印から反転してどの水準まで伸びていくのかという目安を測るために用いられます。

フィボナッチエクスパンション
※図はTradingViewより筆者作成

上記がフィボナッチエクスパンションを表示しています。

7月の安値から9月の高値を最初に結び、その後反転した位置までカーソルを合わせることで上記のラインが表示されます。0.618や0.786、1の水準で相場が止まるような動きを見せています。

フィボナッチエクスパンションはあくまで目安であるものの、ある程度参考になるということはわかるでしょう。

4.フィボナッチエクスパンションの注意点

フィボナッチエクスパンションの注意点について説明します。

4-1.利益確定は分けて行う

利益確定は分けて分散してください。

上記のように0.618で相場が止まるような動きを見せているものの、上昇トレンドは継続しており、0.786、そして1の水準まで上昇していることがわかります。このような場合もしも0.618で全てのポジションを売却してしまった場合、その後の上昇トレンドで利益を出す機会を逃してしまうことになります。分散して利益を確定しましょう。

相場に「絶対」はありません。もちろん0.618で止まり反転して下落することもあるものの、トレンドが継続すると考えている場合はある程度我慢してついていくことが大切です。

分散して少しずつ利益確定を行うことで、利益は確保されることから心理的な安心感も生まれるでしょう。

4-2.利益確定の位置は他の材料も参考にする

利益確定は分散で行いつつ、利益確定をフィボナッチエクスパンションだけで行わないでください。レジスタンスラインやサポートライン、移動平均線等を表示させて判断する方法がシンプルに併用しやすいでしょう。

またダイバージェンス等を利用しながらダイバージェンスが発生するまでは、フィボナッチエクスパンションでは判断せずに利益を徹底して伸ばしていくという方法もあります。

どのような組み合わせで判断するかは人それぞれです。しかし、テクニカル指標一つで判断するということは避けた方がいいでしょう。

4-3.正しい位置でラインを引いているか確認する

フィボナッチエクスパンションは高値と安値、そして反発する位置を定めればすぐにフィボナッチエクスパンションが表示されます。しかし高値と安値の反発する位置を誤ってしまうと、ラインが機能しないようになります。

フィボナッチエクスパンションでもフィボナッチリトレースメントでも、ラインの設定の位置が正しいかどうかはチェックするようにしましょう。

5.フィボナッチエクスパンションを意識する数値

次にフィボナッチエクスパンションを意識する数字を解説します。フィボナッチエクスパンションを意識する数字は0.618、1、1.618の3つが黄金比率の中でも利用されやすい数字です。

相場で意識されている数字であるため、理屈抜きで覚えてください。

6.テクニカル分析がやりやすいFX会社は?

みんなのFXはtradingviewが利用できるため、これからフィボナッチエクスパンションなどのテクニカル分析を使ったトレードをしたい方にとって使いやすいでしょう。

スワップポイントも比較的高く、スプレッドも業界最狭水準です。また、1,000通貨から取引ができることや、口座開設後は最短1時間で取引ができるため、これまで違う証券会社を使っていたという方にとってもメリットがあります。

7.まとめ

ここではフィボナッチエクスパンションについて解説しました。

フィボナッチエクスパンションはFXだけではなく、様々な投資対象に対してのテクニカル分析で利用することができるため、使い方を覚えておくといいでしょう。フィボナッチリトレースメントで反転のタイミングの参考にしつつ、利益確定をフィボナッチエクスパンションで考えてみてください。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12