米国証券取引委員会、3つのビットコインETFの審査を見送り

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SEC(米国証券取引委員会)は8月12日、申請されていた3種類のビットコインETF承認の判断を延期した。延期が決定したのは、資産運用会社VanEckが申請しているビットコインETF、資産運用会社Bitwiseが申請するビットコインETF、資産管理会社Wilshire Phoenixが申請するビットコインETFの3つだ。SECのビットコインETF上場申請の可否判断期限は、VanEckが10月18日、Bitwiseが10月13日、Wilshire Phoenixが9月29日までとなっている。

ビットコインETFは、ビットコイン価格やビットコインに関する価格指標などを元に構成される上場投資信託だ。ビットコインETF上場は、機関投資家の資産流入のきっかけになるとして仮想通貨投資家から注目されている。これまでにSECは10以上の申請されてきたビットコインETFを却下している。SECは既にVanEckのビットコインETFやBitwiseのビットコインETFの上場の可否判断を延期しており、一般から意見を公募するパブリックコメントを行っていた。

SEC委員長のジェイ・クレイトン氏は、「ビットコインETF認可のために資産の管理を行うカストディサービスの充実が必要である」とセキュリティ面でのさらなる強化を指摘した。

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藤田 正義

「難解な用語を誰でもわかるように」をモットーに「HEDGE GUIDE」では、ニュース記事・コラム記事・プレスリリースなどの執筆を担当。チャートを1日中見続ける、海外の情報収集により投資判断を行うなどの経験から、独自のマーケット分析を行う。原動力は、好奇心。