決済事業大手のマスターカード、求人に仮想通貨ウォレットに関する人材を募集。Calibraの競合となるか

※ このページには広告・PRが含まれています

決済事業大手のマスターカード社は、仮想通貨ウォレットに関する人材募集を進めている。ブロックチェーンとデータサイエンス部門で175人を採用した2018年に続き、2019年の新求人では、仮想通貨ウォレットの製品管理ディレクター、ブロックチェーンと仮想通貨のプロダクト管理マネージャーが募集する職種だ。

マスターカードは、2017年からブロックチェーンを利用した事業展開を進めている。同社は2019年6月には、Facebookの子会社Calibraが主導する仮想通貨プロジェクト「Libra」の監視・監督を行うLibra Associationの創設メンバーとなっている。Libraは、銀行口座を持てない貧困層を仮想通貨とブロックチェーン駆使して経済参加させることを目的に掲げている。しかし、LibraはFacebookが過去に個人情報を不当に流出した事件や20億人以上にリーチできるとされている影響力の大きさから、各国の規制当局のみならず様々な関係者から問題を指摘をされている。

【参照記事】Mastercard targets crypto wallet space with new job ads

The following two tabs change content below.

藤田 正義

「難解な用語を誰でもわかるように」をモットーに「HEDGE GUIDE」では、ニュース記事・コラム記事・プレスリリースなどの執筆を担当。チャートを1日中見続ける、海外の情報収集により投資判断を行うなどの経験から、独自のマーケット分析を行う。原動力は、好奇心。