注目を集める仮想通貨レンディングサービス人気の裏側。懸念はユーザーの「期待」とのミスマッチ

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Ethlend、BlockFi、SALTなど、仮想通貨のレンディングプラットフォームは、24万件以上、47億米ドルに及ぶ契約を結んでいる。このマーケットは伝統的なローンビジネスと比べると小さなマーケットではあるが、にわかに注目を集めるビジネススキームだ。

仮想通貨のレンディングは、貸し手と借り手による個人間契約を締結するため、従来の融資サービスよりも透明性の高い仲介手数料を必要としないサービスとなっている。貸し手と借り手の両者にとってメリットがあるDeFi(分散型金融)として金融業界からも注目を浴びている。

一方、仮想通貨レンディングはまだまだ懸念するべき事項もあるという。個人の信用スコアを提供するブロックチェーン企業Graychainが発表したレポートによると、仮想通貨レンディングによる年利は2%以下に留まっており、従来の金融商品と比べれば悪くない利回りであるもののサービス利用者からは失望の声が挙がっているという。また、ローンの清算が新規ローンの増加に追いついておらず、ユーザーはより多くの金額を貸し出しているにも関わらず迅速な返済が行われていない現状が明らかにされている。

【参照記事】Crypto Credit Report
【参照記事】Bitcoin Lending is a Booming Business, Report Claims

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藤田 正義

「難解な用語を誰でもわかるように」をモットーに「HEDGE GUIDE」では、ニュース記事・コラム記事・プレスリリースなどの執筆を担当。チャートを1日中見続ける、海外の情報収集により投資判断を行うなどの経験から、独自のマーケット分析を行う。原動力は、好奇心。