トークン化マスターノード投資ファンドのINDXは、コンセンサスアルゴリズム「PoS(Proof of Stake:プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンプロジェクトのうち、最も収益率の高いトップ10のプロジェクトを発表した。8月5日付けでCointelegraphが報じている。
コンセンサスアルゴリズムは、ブロックチェーンにおいてブロック生成を行うためのプロトコルで、いくつもの種類が存在している。代表的なコンセンサスアルゴリズムには「PoW(Proof of Work:プルーフ・オブ・ワーク)」があり、PoWはトークンを報酬として得ることができる「マイニング」によって成り立っている。PoWは完全な競争形式によるインセンティブ設計であるため、一見合理的な仕組みに見えるが、最終的に資本持つ者同士が設備投資を行う様相を呈しており、近年ではマイニングに必要となる膨大な電力消費が環境に悪影響を与えるという指摘もあった。
PoSはこうしたPoWの問題を受け、過剰な電力消費を必要としないコンセンサスアルゴリズムとして設計された。PoSでは、コインの保有量や保有年数によってマイニングの難易度が調整される仕組みになっており、仮想通貨時価総額2位のイーサリアムがPoSへの移行を続けていることから注目を集めている。
今回発表されたレポートによると、最も収益率が高いトークンは「Pundi-X」で予想利回りは18.46%、第2位は膨大なトランザクション処理が可能でゲーマーの間で注目を集める「IOStoken(IOST)」で予想利回りは14.71%、第3位は複数のブロックチェーンでの相互運用可能にする「Cosmos」で予想利回りは12.34%となっている。国内でも取り扱いのあるホワイトリストのうち、今回のトップ10にランキングしているのはNEMのみで、NEMは第8位にランクインしている。
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【参照記事】Top Staking Projects of the Crypto World Today: Report
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