LINE FXとDMM FXどちらがおすすめ?特徴や取引ツール、スプレッド、手数料を比較

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FXをこれから始めようと思っている方でFX口座の開設をどこで行うべきか悩む方も多いでしょう。新しくFX口座を開設する場合にFX業者によって色々な特性があります。そのため口座開設にはFX会社の特徴を知って、自分に合ったFXサービスを選ぶ必要があります。

この記事では「LINE FX」と「DMM FX」の2社について特徴や取引ツール、スプレッドなどについて比較をしていきたいと思いますので、FX会社選びの参考にして下さい。

目次

  1. LINE FXの特徴とポイント
    1-1. トップクラスのスプレッド
    1-2. スマホだけで使える高機能チャート
  2. DMM FXの特徴とポイント
    2-1. 業界最狭水準のスプレッド
    2-2. 取引の回数に応じて付与されるポイントで現金が貯まる
  3. LINE FXとDMM FXの特徴・ポイントを比較

1.LINE FXの特徴とポイント

LINE FX

LINE FXは国内の証券会社の中でも比較的新しいFXサービスです。無料通話アプリ「LINE」運営会社のグループ会社であるLINE証券株式会社が展開するFX事業ということもあり、直感的な操作ができるなど使い勝手が良く、初心者にも利用しやすいFX会社です。まず、LINE FXの特徴とポイントを解説していきましょう。

会社名 LINE証券株式会社
設立 2018年6月1日
資本金 200億円
住所 東京都品川区西品川1丁目1番1号住友不動産大崎ガーデンタワー22階

LINE証券株式会社は、野村證券で有名な「野村ホールディングス」とLINEの子会社である「LINE Financial(ライン フィナンシャル)」が共同で開発したFX会社です。

設立が2018年の6月ですから、FX業者ではまだ新興企業です。以下では、LIINE FXの特徴について詳しく見ていきましょう。

1-1. 低水準のスプレッド

LINE FXのスプレッドは業界でも狭い水準となっています。スプレッドとは、ユーザーが取引の際にFX会社に実質的に支払う手数料のようなものです。スプレッドが狭いほど、FXで収益を上げやすくため、スプレッドが小さいFX会社を選ぶのは重要なポイントです。

LINE FXでは23通貨ペアが取引できます。以下は、その中のスプレッドの一例です。(2024年3月時点)

通貨ペア スプレッド(原則固定※例外あり)
USD/JPY 0.2銭
EUR/JPY 0.4銭
GBP/JPY 0.7銭
AUD/JPY 0.5銭 原則固定※例外あり
NZD/JPY 0.7銭

中でもドル円のスプレッドは他社と比べても低水準のスプレッドのため、ドル円を中心に売買を繰り返すユーザーにとって、メリットがあると言えるでしょう。スプレッドは取引コストと同じ意味合いのため、スプレッドが小さいということは取引コストが低いということになります。

詳細についてはご自身でLINE FXのHPをご確認ください。

1-2. スマホだけで使える高機能チャート


LINE FXはスマホ専用取引となっていますが、PCと同じレベルの取引機能を搭載しています。内蔵されている取引ツール(インジゲーター)も全11種類あり、高度なテクニカル分析が可能です。

取引ツール(インジゲーター)

  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • 一目均衡表
  • エンベローブ
  • MACD
  • ストキャスティクス
  • モメンタム
  • RSI
  • DMI
  • ヒストリカル・ボラティリティ
  • サイコロジカル

LINE FXはコミュニケーションアプリ会社の強みを活かし、操作性が高く手軽に取引ができるため、とても使いやすくなっています。またマーケット情報や為替情報などもLINEアプリの通知機能を使って、スピードで情報収集が可能なのも強みの一つです。

この点だけでもLINEに口座開設を行う大きなメリットです。LINEアプリを普段使う中でFXの情報収集ができる手軽さは大きく、現金の入出金もスマホ用アプリ一つでスムーズに手続きすることが可能です。

2.DMM FXの特徴とポイント

DMM FX

DMM FXはDMM.com証券が提供しているFXサービスで、口座開設数は80万口座(2020年8月31日当社調べ。DMM FXと外為ジャパンFXを合算した数値になります。)を超えているなどFX業界の中でもトップクラスで利用者の多い証券会社です。

会社名 株式会社DMM.com証券
設立 2006年12月6日
資本金 98億円
住所 東京都中央区日本橋2-7-1東京日本橋タワー26階

DMM FXは2006年から運営している業界大手の証券会社です。PC・スマホ両方で取引することができ、PCでは29種類の豊富なテクニカルツールを利用可能です。また、出金手数料や口座維持手数料は無料となっています。以下では、DMM FXの特徴について詳しく見ていきましょう。

2-1. 業界最狭水準のスプレッド

DMM FXのスプレッドは業界最狭水準(※原則固定)となっています。スプレッドの水準によって収益性も大きく左右されるため、スプレッドが狭い証券会社を選ぶことは非常に重要です。

以下は、通貨ペアで代表的な「ドル円 USD/JPY」についてDMM FXのスプレッドと他の証券会社のスプレッドを比較してみた表となります。

会社名 ドル円 USD/JPYのスプレッド
DMM FX 0.2銭
アイネット証券 0.7~1.8銭
SBIネオトレード証券 0.09銭
外為オンライン 0.9銭
ひまわり証券 1銭

このように、スプレッドは証券会社によって大きく差があります。DMM FXでは、上記のドル円以外でも各通貨ペアは業界最狭水準のスプレッド(※原則固定)でサービスを提供していますので、短期トレードをする上では重宝できるFX会社と言えるでしょう。

また、入出金手数料や口座維持手数料などの各種手数料も無料のため、スプレッド以外の取引コストを抑えられるのもメリットです。入金に関しては、340行以上の金融機関から入金が可能で、取引をするためにわざわざ新規銀行口座を作る必要がないのもメリットです。

2-2. 取引の回数に応じて付与されるポイントで現金が貯まる

DMM FXでは取引の回数に応じてポイントが付与される「取引応援ポイント」サービスを提供しています。「取引応援ポイント」とは、ポジションを持つごとにユーザーにポイントが進呈され、獲得したポイントは現金キャッシュバックを受けることができるお得なポイント制度です。

ポイントには取引頻度によってランクが分かれており、それぞれブロンズランク・シルバーランク・ゴールドランクでポイントの還元率が変わってきます。

ポイントランク ランクアップの条件 ポイント還元率
ゴールドランク 直近の取引実績が200回以上 通常ポイントの3倍
シルバーランク 前月の取引実績が200回以上、または直近3か月連続での新規取引が10回以上 通常ポイントの2倍
ブロンズランク 上記以外 通常ポイント

3. LINE FXとDMM FXの特徴・ポイントを比較

本記事ではLINE FXとDMM FXの特徴とそれぞれのポイントを解説しました。FXの新規口座開設には、自分の取引スタイルや取引のしやすさなどでFX会社を選ぶ必要があります。以下では、LINE FXとDMM FX、二つのFX会社の要点をまとめていきます。

LINE FXの特徴まとめ

  • 国内のFX会社の中でも新しい会社
  • スプレッドは業界最狭クラス
  • PCに劣らない高機能チャートがスマホで利用可能
  • スマホで簡単に取引ができる
  • 口座開設が簡単

DMM FXの特徴まとめ

  • 業界大手のFX会社
  • PCでもアプリでも取引ができる
  • スプレッドは業界最狭水準
  • 取引に応じて付与されるポイント制度がお得

どちらのFX会社もメリットがありますが、手軽にはじめたいFX初心者は「LINE FX」、FXを本格的にはじめていきたい場合には「DMM FX」がおすすめです。それぞれの特徴をしっかりと把握したうえで、自分に合ったFX会社を選んでいきましょう。

この記事を参考に、LINE FXとDMM FXの検討を進めてみてはいかがでしょうか。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12