GMO外貨の評判は?メリット・デメリット、取引時間やスプレッド比較も

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FXを始めてみたい方の中には、どの会社で口座開設をするか検討している方も多いのではないでしょうか。

国内FXサービスの一つである「外貨ex」は、GMO外貨株式会社が提供しているサービスで、「投資の教科書」が実施する「FX口座満足度ランキング2020」において総合満足度部門第1位を獲得しています。

この記事ではGMO外貨のメリット・デメリットや評判などを見ていきます。なお、GMO外貨はFX以外にもバイナリーオプションを提供していますが、今回はFXについて解説していきます。

目次

  1. GMO外貨とは?
  2. GMO外貨と国内FX会社のスプレッドを比較
  3. GMO外貨の5つのメリット
    3-1.キャンペーンがある
    3-2.カバー取引先件数が多い
    3-3.レバレッジの倍率を1倍・10倍・25倍から選べる
    3-4.電話での顧客サポートがある
  4. GMO外貨の3つのデメリット
    4-1.スワップポイントが高くない
    4-2.自動売買取引ができない
    4-3.受け取れるニュースが1つのみ
  5. GMO外貨の評判・口コミを紹介
    5-1.スマホアプリが使いやすい
    5-2.自己資本規制比率が高い
  6. まとめ

1.GMO外貨とは?

外貨exを提供しているGMO外貨株式会社について、解説していきます。


サービス名 外貨ex
URL https://www.gaikaex.com/[PR]
運営会社名 GMO外貨株式会社
本社所在地 東京都渋谷区道玄坂1-2-3渋谷フクラス
設立 2003年9月1日
代表取締役社長CEO 松本 好史
資本金 4億9千万円(2020年3月31日現在)
自己資本規制比率※ 948.8%(2023年7月末)
通貨ペア数 24通貨ペア
取引単位 1,000通貨単位(南アフリカランド/円・トルコリラ/円・メキシコペソ/円・人民元/円・香港ドル/円の最低取引単位は10,000通貨)
レバレッジ 1倍・10倍・25倍
スプレッド 原則固定スプレッド(トルコリラ/円を除く)
投資ツール Exツール・外貨exアプリ(サイモ)など
電話によるお客さまサポート時間(問い合わせ時間) 平日・祝日 午前8:00~午後5:00(土日休み)

※自己資本規制比率は、金融商品取引法により120%を下回らないようにしなければならないものとなります。

GMO外貨、トルコリラ/円を除き、スプレッドが固定され一定に保たれる「原則固定スプレッド」を採用しています。また、電話によるお客さまサポートは平日・祝日 午前8:00~午後5:00(土日休み)の間で対応しています。

2.GMO外貨と国内FX会社のスプレッドを比較

FXサービスを選ぶ際に把握しておきたいのが、「スプレッド」です。スプレッドとは、FXの取引コストにあたります。スプレッドとは買値(Ask)と売値(Bid)の差のことで、狭ければ狭いほどコストが低いことを意味します。ここではGMO外貨と国内FX会社の主要通貨ペアのスプレッドを比較してみましょう。

FX会社 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 南アフリカランド/円
GMO外貨※1 0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.5銭 0.7銭 1.3銭
DMM FX 0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.5銭 0.7銭 1.0銭
松井証券 0.2銭 0.5銭 1.1銭 0.7銭 1.2銭 1.0銭
GMOクリック証券※1 0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.5銭 0.7銭 0.9銭原則固定
インヴァスト証券 0.3銭 0.5銭 1.0銭 0.6銭 1.7銭 1.8銭
みんなのFX 0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.6銭 0.7銭 0.9銭
SBI FXトレード※2 0.18銭~ 0.48銭~ 0.88銭~ 0.58銭~ 1.18銭~ 0.88銭~

(2024年2月13日時点)
※1 スプレッドは原則固定
※2 注文数量に応じてスプレッドが変わる

GMO外貨のスプレッドは、他の大手国内FX会社と大きな違いはありません。また、特に最もメジャーな通貨ペアの米ドル/円は業界最狭水準です。

3.GMO外貨の5つのメリット

続いて、GMO外貨でFXをする以下の5つのメリットを解説します。

  • キャンペーンがある
  • カバー取引先件数が多い
  • レバレッジの倍率を1倍・10倍・25倍から選べる
  • 平日・祝日 午前8:00~午後5:00(土日休み)であれば電話問い合わせができる

それでは順番に見ていきましょう。

3-1.キャンペーンがある

GMO外貨では、さまざまなキャンペーンを随時開催しています。最新情報はGMO外貨のHPをご覧ください。

3-2.カバー取引先件数が多い

GMO外貨は、カバー取引先数が30社(2019年9月時点)と他の大手国内FX会社と比べても多いです。カバー取引先とは、FX会社が注文を流す先のことを指します。FX会社はカバー取引先が掲示するレートの中から、顧客へ掲示するレートを決めます。

出典:GMO外貨 安心のレート掲示と約定のロジック

そのため、カバー取引先は多ければ多いほど、FX会社は多数のレートから、顧客にとって最良のレートを提供できるようになります。すると、投資家にとっては、希望のレートで約定できる可能性が高くなるというメリットがあります。

3-3.レバレッジの倍率を1倍・10倍・25倍から選べる

GMO外貨では、レバレッジの倍率を1倍・10倍・25倍の3つから選べます。FXではレバレッジをかけることで、預けた証拠金の何倍もの資金を取引することが可能です。ただし、レバレッジは倍率が高ければ高いほど、取引する金額が大きいことを意味するので、価格の変動リスクが高くなります。

FX会社によってはレバレッジが25倍に固定されているところも珍しくありませんがGMO外貨ではレバレッジを1倍・10倍・25倍の3つから選べます。そのため、レバレッジ25倍で固定されているFX会社に比べると、リスク管理がしやすいという特徴があります。

3-4.電話での顧客サポートがある

GMO外貨では、平日・祝日 午前8:00~午後5:00(土日休み)であれば、電話による問い合わせを受け付けています。FXはいつでも取引できるので、緊急性の高い疑問が出てくる可能性があります。その点、GMO外貨では電話での受付をしているので、必要があれば利用しましょう。

なお、電話での受付時間は下記のとおりです。

  • 受付時間:平日・祝日(土日休み)
  • 午前8:00~午後5:00

4.GMO外貨の3つのデメリット

続いて、GMO外貨でFXをするデメリットを3つ解説します。

  • 自動売買取引ができない
  • 情報量が豊富とはいえない
  • スワップポイントが高くない

それでは順番に見ていきましょう。

4-1.スワップポイントが高くない

GMO外貨のスワップポイントは他のFX会社に比べて決して高くはありません。

スワップポイントとは、低金利の国の通貨を売り、高金利の国の通貨を買う際に毎日得られる収益のことを指します。逆に低金利の国の通貨を買い、高金利の国の通貨を売るとスワップポイントを支払わなければいけません。

このスワップポイントは高ければ高いほど、得られる収益の大きいことを意味します。ここでGMO外貨と国内FX会社のスワップポイントを比較してみましょう。下の表では、各通貨ペアを「買ったとき」と「売ったとき」に、もらえるor支払うスワップポイントを記載しています。

FX会社 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円
GMO外貨 買:21
売:-66
買:-24
売:9
買:21
売:-66
買:6
売:-21
買:3
売:-18
DMM FX 買:30
売:-39
買:1
売:-11
買:8
売:-11
買:1
売:-4
買:3
売:-6
松井証券のFX 買:0
売:-120
買:-37
売:7
買:0
売:-30
買:0
売:-30
買:5
売:-35
GMOクリック証券 買:18
売:-27
買:-14
売:11
買:13
売:-16
買:2
売:-5
買:3
売:-6
インヴァスト証券 買:21
売:-105
買:-28
売:5
買:2
売:-32
買:1
売:-55
買:1
売:-55
みんなのFX 買:111
売:-120
買:5
売:-7
買:27
売:-30
買:0
売:0
買:3
売:-3
SBI FXトレード※ 買:48
売:-60
買:-13
売:8
買:10
売:-15
買:2
売::-7
買:5
売:-10

※調査日:2021年8月24日

このようにGMO外貨でもらえるスワップポイントの数字を見ると、どの通貨ペアも際立って高いわけではないことがわかります。ただし、GMO外貨よりも低いスワップポイントのFX会社もあります。

4-2.自動売買取引ができない

GMO外貨には自動売買取引がありません。自動売買取引とは、始めに簡単な取引に関わる設定をすれば、あとはシステムが自動で売買してくれるサービスです。自動売買取引はシステムが設定に沿って自動で売買してくれるので、投資家は画面に張り付く必要はありません。

GMO外貨では、自動売買取引ができず、自分で取引をする裁量取引のみ対応しています。そのため、自動売買取引もしたい方はGMO外貨以外で自動売買取引ができるFX会社の口座を開く必要があります。

4-3.受け取れるニュースが1つのみ

為替は日々のニュースに反応するため、リーチできる情報量が多ければ売買の判断材料が増えて、取引を進めやすくなります。

複数社からニュースを受け取れるFX会社もあるなかで、GMO外貨で投資家が受け取れるニュースは「FXi24ニュース」のみです。

ただし、投資スタイルによって、ニュースの速報性・網羅性の重要度は異なります。例えば、超短期取引(スキャルピング)の場合、小さなニュースでも情報漏れが致命傷になりかねません。一方、ファンダメンタルズを重視した長期投資の場合は、日々のニュースをリアルタイムで全て確認せずとも、大きなニュースでなければ取引に影響ないケースも多々あります。

情報が必要な場合は、他の証券会社と組み合わせて利用することで情報収集を行うのも良いでしょう。

5.GMO外貨の評判・口コミを紹介

GMO外貨を使っているユーザーの、実際の評判・口コミを紹介していきます。良い口コミも悪い口コミも紹介しますので、是非参考にしてください。

  • パソコンの取引ツールは使いにくいが、スマホアプリは使いやすい
  • 初心者がFXをするには十分な機能がある
  • スプレッドは、通貨ペアによるが、比較的良い水準
  • PC用、スマホ用、タブレット用に取引ツールがある
  • 為替情報、ニュースはわりと頻繁に更新される
  • スマホアプリは初心者には使いやすく見やすい
  • 情報はやや少なく感じる。他サイトや他ツールと併用している

※上記はすべて個人の感想です。ご自身でもよくお調べの上、利用の検討をして下さい。

5-1.スマホアプリが使いやすい

口コミの中では「スマホアプリが使いやすい」という主旨のコメントがありました。GMO外貨では「外貨exアプリ(サイモ)」というFXトレードアプリを提供しています。外貨exアプリはiPhone向け、Android向けにアプリがあり、どちらも直感的な操作感が特徴です。外貨exアプリの黒背景に落ち着きのあるティールカラーの画面は、見やすいという口コミもありました。また、外貨exアプリでは損益状況やレート、チャート、ニュースを一つの画面で見られるような、一覧性の高いカスタマイズも可能です。

5-2.自己資本規制比率が高い

FX会社を判断する指標の一つに「自己資本規制比率」があります。自己資本規制比率とは、金融会社の財務の健全性を示す指標のことで、FX会社は金融商品取引法によって自己資本規制比率を120%以上に保たなければいけません。

その点、GMO外貨の自己資本規制比率は、「948.8%(2023年7月末)」※と、120%を大きく超えています。
※2023年10月末時点

6.まとめ

今回はGMO外貨の評判やメリット・デメリットを紹介しました。GMO外貨は「キャンペーンがある」「GMOインターネットグループの基盤のもと取引ができる」という特徴があります。また「スマホアプリが使いやすい」「初心者は使いやすい」という口コミもありました。

GMO外貨を利用するか迷っている方は、この記事を参考に利用の検討を進めてみてはいかがでしょうか。

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庄子 鮎

証券会社および求人広告会社を経て、2019年よりフリーライターに。証券会社時代では営業職に従事し、主に株式や投資信託、債券の販売を経験。また現在、投資家でもあり、FX・日本株・米国株などへ投資をしている。"どういう表現でどこまで説明すれば、より分かりやすくなるか"を意識し、解説していきます。