リップル社のソリューション(xCurrent、xRapid、xVia)とは?

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リップル社は従来の国際送金が抱える問題を解決するために、ILP(Interledger Protocol:インターレジャープロトコル)を開発しました。リップルでは、このILPをベースに送金のすべてを可視化しリアルタイムメッセージングを可能にするxCurrent、流動性コストを最小化する金融機関・送金プロバイダを対象としたxRapid、リップルネットワークに接続可能なAPIのxViaの3つのソリューションを開発しており、さまざまな事業者を対象として統一された送金規格づくりに注力しています。

xCurrentとは?

xCurrentは、リップル社の提供するリップルネットに接続するソフトウェアで、リップルネットの参加者すべてが利用するものです。現時点では、銀行を対象としたソリューションですが、即時の国際送金と送金のプロセスの可視化を提供する法人向けソフトウェアソリューションとなっています。xCurrentは以下の4つのコンポーネントから構成されており、リアルタイムメッセージングが可能となり、取引前に決済内容の確認や決済後の着金確認ができるようになることが特徴です。

メッセンジャー

メッセンジャーは双方向性のAPIベースのコンポーネントです。このコンポーネントの存在によって、銀行は瞬時に顧客情報やリスク、費用、為替、支払いの詳細を把握でき、送金を完了できます。

バリデーター

バリデーターは支払いの成否を確認するコンポーネントで、ILPレジャー上の資金移動を決済リスクや遅延を最小化するための調整をします。また、バリデーターは支払いに関する取引相手を証明する役割も担っています。

ILPレジャー

ILPレジャーは、銀行向けに構築された一般的な台帳の補助的な台帳となるものです。ILPレジャーは取引のクレジット、デビット、流動性をトラッキングするために利用され、異なる台帳を含むすべての取引で資金決済が即座に行われるようにします。異なる台帳での取引が可能になることで、手数料や即時決済が可能となり、決済リスクも大幅に低減することが特徴です。

FXティッカー

FXティッカーは、流動性プロバイダーによって台帳間の取引をスムーズにするコンポーネントで、台帳間にあるさまざまなペアでの取引レートを設定する役割をもっています。また、ILPレジャー上のアカウント、通貨、認証のトラッキングも行っています。

xRapidとは?

xRapidは、リップル社のデジタルアセットであるXRPを活用した流動性コストを最小化するソリューションです。ノストロ口座を利用する国際送金で課題となる多額の準備金や手数料を削減することが特徴で、送金業者や金融機関を対象としています。xRapidではXRPを保有する必要がなく、指定した送金額が取引所でXRPに変換・送金された後に送金先の通貨に変換、受取金融機関の銀行に振り込まれる仕組みとなっています。

xViaとは?

xViaは、xRapidと同様にRippleNetを活用した送金を行いたい事業者や送金業者、銀行のためのソリューションです。xRapidとの違いは、xViaはシンプルなAPIでソフトウェアのインストールが不要なことにあります。RippleNetを利用することで複数の異なる台帳であっても、オンデマンドで着金の確認やトラッキングが可能となることが特徴です。

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