リップル社(Ripple Inc.)の概要

現在のリップル社の原型となるプロジェクトの歴史は2000年代にまで遡ります。もともとの始まりはカナダのソフトウェア技術者であるライアン・フッガーが2004年に考案した「リップル・ペイメント・プロトコル」で、その後、同プロトコルを基にしてMt.Gox創業者のジェド・マケーレブがビットコイン技術を応用したコンセンサスレジャーを開発。2012年に同プロジェクトの指揮権を事業家のクリス・ラーセンに譲渡しました。

両者は同年にOpenCoin Inc.(後のRipple Inc.)を設立し、本格的に事業を開始します。そして同社は2013年にRipple Labs Inc.へ、2015年にはRipple Inc.へと社名を変更し、現在の主力事業である国際送金ソリューションの開発にシフトしていくこととなります。

リップル社では、インターネットを通じて情報やデータが場所や時間を問わず瞬時に伝達・交換できるのと同様に、金融資産をはじめとするあらゆる「価値」資産の交換が瞬時に実行できる世界「価値のインターネット(Internet of Value)」の実現を目指しています。

「価値のインターネット」の実現に向け、リップル社では世界中の異なる台帳やネットワークにおける決済を標準化するための規格(ILP:インターレジャープロトコル)づくりを提唱しており、現在ではW3C(World Wide Web Consortium)というウェブの標準化を進める非営利団体によって標準化が進められています。「情報のインターネット」の世界でHTTPが国際標準規格となったように、ILPは「価値のインターネット」の世界において国際標準規格となることを目指しています。

「価値のインターネット」の実現は、より多くの個人が金融システムへのアクセスを手にすることにもつながり、価値移転のハードルが下がることで、グローバルで新たな産業やイノベーションが生まれる可能性もあり、現在ではさまざまな金融機関や決済プロバイダーがリップル社と提携を進めながら実証実験を開始しています。

創業メンバーとその経歴

クリス・ラーセン(Chris Larsen)

リップル社の創業前はピアツーピアのレンディングマーケットプレイスであるProsperやE-LOANのCEOを務める。E-LOANでは個人の信用リスクをスコア化するFICOスコアを顧客向けに初めて提供。2012年からリップルプロジェクトに参加しリップル社の前身となるOpenCoin Inc.を創業、CEOに就任。現在はリップル社の理事長を務める。

ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)

2000年に分散型技術の開発者としてP2Pファイルシェアソフト「eDonkey」の開発を行う。その後、世界最大のビットコイン取引所となった「マウントゴックス(Mt.Gox)」を設立。マウントゴックスの売却後にはリップルプロジェクトを共同設立し、2014年には同社を辞任してStellarを設立。

ライアン・フッガー(Ryan Fugger)

2004年分散型技術の開発者としてリップル・ペイメント・プロトコルを考案、”Money as IOUs in Social Trust Networks & A Proposal for a Decentralized Currency Network Protocol”を発表しリップルプロジェクトを設立。2012年、Chris Larsenにリップルプロジェクトの指揮権を譲渡。

CEOの経歴

ブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)

VoIP業界でCEOを務めた後、2003年からのYahoo!に在籍。同社で上級副社長を務め、2009年にはAOLのCEO、ファイル送信サービス会社HightailのCEOに就任。リップル社に参画した後、2015年に同社COO、2017年に同社CEOに就任。

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HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チーム

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