暗号資産・ブロックチェーン領域に特化したベンチャーキャピタルPantera CapitalのパートナーPaul Veradittakit氏が、2022年の業界動向を予測した。DeFi市場の成長に伴いマルチチェーン化が加速した2021年を受けて、2022年の注目トピックを6つ紹介している。
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セカンドレイヤー・Rollup
ArbitrumやStarkExなどのイーサリアムのセカンドレイヤーソリューションが成熟。イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決する長期的な取り組みとして、今年は開発が加速する
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マルチチェーン化が継続
SolanaやBinance Smart Chain(BSC)などのイーサリアム以外のブロックチェーンが引き続き盛り上がると予想。併せて、異なるチェーンを繋ぐブリッジの開発が加速し、クロスチェーンの流動性増加が期待できる。
なお、2022年はビットコインのブロックチェーン上にもDeFiを中心としたDAppsが構築されると予想している。ビットコインは、2021年のアップデートでスマートコントラクト機能の強化が行われており、これがエコシステムの拡大要因として見られているようだ。
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コンポーザビリティとWeb3.0
オンラインで統一されたエコシステム全体を繋ぐブロックチェーンのコンポーザビリティが有効活用され、Web3.0全体として更なる資金流入が予想される
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NFTの拡大
2021年に続き今年もNFTは右肩上がりを続けると予想。これまでのような単純な画像だけでなく、より多くの場面でNFTが活用されるようになる
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DAO
2021年はDAOのコンセプトに共感が集まった1年だった。DAOの成長と共に、DAOをサポートするためのツールや仕組みが登場することになると予想される
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DeFiとセキュリティ
大規模なエクスプロイトが目立つDeFi業界は、2021年も複数の事件が起きてしまった。今年は、DeFiのセキュリティにより多くの注目と資金が集まることになる。セキュリティを高めないことには、DeFi市場のこれ以上の発展は考えにくい
2021年は、日本でもWeb3.0やDAOといった言葉が知名度を高め、マルチチェーン化も加速した。2022年は、2021年の流れを引き継ぎつつ、イーサリアムのセカンドレイヤーが成熟のフェーズを迎え、DeFiのセキュリティも高まればより強固な暗号資産・ブロックチェーンエコシステムが構築されることになるだろう。
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【参照記事】Pantera’s Paul Veradittakit’s 2022 Predictions
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