GMOクリック証券が提供するプラチナチャートは、複数インジケーターを使った分析や、便利な相関チャート機能が搭載されています。投資初心者はもちろん、中上級者にもメリットがあるツールです。
そこで今回は、GMOクリック証券(FXネオ)の使い方について解説します。
※本記事は2月16日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- GMOクリック証券について
- GMOクリック証券のメリット3つ
2-1.スプレッドが業界最狭水準
2-2.スワップ金利が高水準
2-3.取引ツールが多様 - FXネオで使える機能は?5つ紹介
3-1.はっちゅう君FXプラス
3-2.スピード注文
3-3.4種類のインジケーター
3-4.プラチナチャート
3-5.スマートフォンで使えるGMOクリック FXneo - インジケーターと相関チャートの使い方
4-1.複数インジケーターを利用した複雑なチャート分析
4-2.便利な相関チャート機能
4-3.相関チャートをトレードに活用する方法は? - まとめ
1.GMOクリック証券について
まず初めに、GMOクリック証券のFX会社の基本的な事項を解説します。
GMOクリック証券とは、東証一部上場企業である「GMOインターネット」の孫会社にあたる金融商品取引業者です。2005年10月に設立されました。
GMOクリック証券のビジョンは、投資をさらに身近で便利なものにし、いつでも、どこでも、世界中のあらゆる投資商品を簡単に取引できる世界を創ることです。
2006年10月からFXネオ(店頭外国為替証拠金取引)のサービス提供を開始しています。FXに特化した情報を提供する「Finance Magnates」によると、GMOクリック証券の2021年のFX取引高は2020年に引き続き世界第1位となっており、国内では10年連続第1位を誇っています。
2.GMOクリック証券のメリット3つ
GMOクリック証券を特徴をみていきましょう。
- スプレッドが業界最狭水準
- スワップ金利が高水準
- 取引ツールが多様
2-1.スプレッドが業界最狭水準
まずスプレッドが業界最狭水準という点です。スプレッドとは買値と売値の価格差を指し、FXにおける取引コストとなります。GMOクリック証券(FXネオ)では、スプレッドが業界最狭水準となっています。
具体的には、1取引における注文上限が100万通貨までと定められている「通常モード」と1取引における注文上限が500万通貨までと定められている「大口モード」があり、通常モードではドル円で0.2銭、大口モードではドル円で0.7銭と、スプレッド差がかなり少なくなっています。
2-2.スワップ金利が高水準
次に、スワップ金利が高水準という点です。スワップ金利(スワップポイント)とは、異なる2カ国の通貨間に生じる金利差によって発生する利益のことを言います。通貨ペアを翌日に持ち越すことで、それぞれの通貨のスワップ金利に応じた収入を獲得できます。
GMOクリック証券のスワップ金利は他のFX会社と比べて高水準となっており、通貨ペアの長期保有にも適していると言えるでしょう。
2-3.スワップ金利が高水準
最後に、取引ツールが多様という点です。GMOクリック証券(FXネオ)には様々な取引ツールが用意されており、無料で利用可能です。
具体的には、パソコン用として「プラチナチャート」や「はっちゅう君FX」、「FXツールバー 」、スマートフォン用として「GMOクリック FX」、スマートウォッチ用として「FX watch」などが提供されています。
3.FXネオで使える機能は?5つ紹介
次に、GMOクリック証券のFXネオについて、解説します。
FXネオとは、GMOクリック証券が提供するFX取引サービスです。FXネオでは、最大25倍のレバレッジ取引が可能です。売買時の取引手数料は無料となっており、少ない元手で大きな利益をあげることが可能となっています。
「買い」と「売り」のどちらからも取引をスタートできるため、円高の場合には「売り」からの取引で利益を狙うなど、為替の変動に合わせて臨機応変な取引が可能です。
FXネオオリジナルの取引ツールが多数用意されているため、それらを駆使することによって効率の良い取引を行うことができるようになっています。
3-1.はっちゅう君FXプラス
FXネオにおいて提供されているオリジナルの取引ツールの機能を紹介します。FXネオのツールは全て自社開発となっており、中でもパソコン用の「はっちゅう君FXプラス」は発注関連の機能を網羅したツールとなっています。
はっちゅう君FXプラスでは、リアルタイムで更新される為替レートの一覧、注文一覧、保有ポジションの一覧などといった、取引に必要なあらゆる情報が一つの画面で表示できるほか、レイアウトは個人のニーズに応じて自由に変更が可能です。
3-2.スピード注文
また、ワンクリックのみで注文が完了する「スピード注文」機能も搭載しています。新規・決済・ドテン・同一通貨ペアの決済が瞬時に行えるため、チャートや関連のニュース画面と横並びにレイアウトすれば、タイミングを逃すことなく即時に注文することが可能です。
3-3.4種類のインジケーター
そのほか、インジケーターの種類も多岐にわたり、「SMA(単純移動平均線)」や「ボリンジャーバンド」といったトレンド系インジゲーターが4種、「MACD(移動平均収束拡散手法)」や「ストキャスティクス」といったオシレーター系インジゲーターが4種利用可能となっています。
3-4.プラチナチャート
「プラチナチャート」は相関関係や複雑なチャート分析が可能となってたツールです。トレード中級者以上にもメリットがあります。
FXネオではチャート機能も充実しており、チャート上の各種ラインから注文が行えるようになっています。指値・逆指値ラインがチャート上に表示されるため、複合注文の際も視覚的に判断しやすい仕様となっており、テクニカルに照らし合わせながら価格設定をすることも可能です。
そのほか、ライン描画は12種類、テクニカル指標は12種類用意されており、テクニカル指標の表示設定を最大で3種類保存できます。自身が使いやすいテクニカル指標を保存し、適宜切り替えることで効率よく、詳細なチャート分析を行うことができるようになっています。
3-5.スマートフォンで使えるGMOクリック FXneo
FXネオではスマートフォン用として「GMOクリック FXneo」も提供しています。Apple Watchでも利用可能なGMOクリック FXneoは、ウィジェット機能が搭載されています。アプリ自体を起動しなくても、取引情報を即座に確認することができます。
4.インジケーターと相関チャートの使い方
FXネオツールの使い方についてトレーダー目線で解説します。
4-1.複数インジケーターを利用した複雑なチャート分析
プラチナチャートでは、ペンタゴンチャートやエリオット波動などの複雑なチャート分析も可能となります。環境分析をする際に、ペンタゴンチャートやエリオット波動のどの位置にレートが位置しているかを確認し、トレードで選択するインジケーターの選択に活かすといった事ができます。
例えば、エリオット波動の第3波であると推定されたタイミングでは、トレンドの発生に強いインジケーターであるウイリアムズアリゲーターで売買サインを確認し、トレンドの終焉をオーサムインジケーターで判断するという使い方ができるでしょう。
4-2.便利な相関チャートの機能
FXトレードにおいて相関関係を利用しながらのトレードはメリットがあります。特にアメリカの10年債の金利と基軸通貨であるアメリカドルの相関関係は、確認しておきたい要素の1つとなるでしょう。
GMOクリック証券のプラチナチャートの「相関チャート機能」であれば、10年債の金利のチャートとFXの通貨ペアのチャートを同時に表示できます。
4-3.相関チャートをトレードに活用する方法は?
相関チャートの使い方について、具体例を紹介します。
※取引ツールより筆者作成
まず、FXでは、基軸通貨である米ドルが中心的な存在となるため、ドルの強弱を確認しましょう。米ドルの強さは、ドルインデックスを利用する方法や、米10年債のチャートとトレード対象とドルの通貨ペアの相関を見る方法で確認できます。
米10年債のチャートは、10年債の金利を描くものです。10年債の金利と米ドルの強さには高い相関があります。現在は正の相関が強く、米10年債の金利が高くなればドルが強くなります。米10年債の金利が低下すればドルが弱くなります。
この相関関係をトレード判断の一つにできます。金利が先行して動いた際に、FXの動きの前兆として捉えることができます。
他にも資源系のCFDと資源国通貨を同時に表示させることができるため、相関関係を利用したトレードにメリットがあります。
ただし、相関関係を利用するには、ファンダメンタルに対する理解も必要です。ある時期を境にこれまで正の相関であったものが、逆相関となる事もあるという点には注意してください。
5.まとめ
GMOクリック証券の取引ツールは、FX初心者はもちろん中上級者となってもその要求に十分耐えられる高スペックなツールを無料で使用することができます。
また、GMOクリック証券は総合証券会社であり、FX以外の商品にも投資可能です。口座を開設を検討してみてください。
中島 翔
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