FXネオのメリット・デメリットは?スプレッドの比較やデモ取引も

FXを始めてみたいという方のなかには、GMOクリック証券のFXネオを使おうか検討している方もいるのではないでしょうか。

GMOクリック証券は2020年のFXの取引高が世界1位、国内では9年連続1位と多くの投資家から支持されている証券会社です。(Finance Magnates「2020年年間FX取引高調査報告書」において、2020年1~12月のFX取引高(売買代金/ドル換算)1位を獲得。)

しかし、自分に合っているかはまた別の話であり、証券会社を選ぶ際には、メリット・デメリットをしっかり把握することが大切です。

この記事ではGMOクリック証券のFXネオを使うメリット・デメリットを解説していきます。

目次

  1. GMOクリック証券とは?
  2. FXネオを使う5つのメリット
    2-1.スプレッドが業界最狭水準
    2-2.取引ツール・スマホアプリが豊富
    2-3.デモ取引ができる
    2-4.24時間電話サポート体制がある
    2-5.他の金融商品へも投資可能
  3. FXネオを使う3つのデメリット
    3-1.取引単位は原則1万通貨
    3-2.自動ロスカット時に手数料が発生する
    3-3.1度の上限注文数が少ない
  4. まとめ

1.GMOクリック証券とは?

GMOクリック証券FXネオ
GMOクリック証券は、東証一部上場企業であるGMOインターネット株式会社のグループ企業です。2020年のFXの取引高世界1位、国内では9年連続1位となっています。

GMOクリック証券では、FX以外にも株式や投資信託、先物・OP(オプション)取引、CFDなど豊富な商品ラインナップが取り揃えてあります。

また、手数料の安さや取引ツールの使いやすさ、さらに電話やメールにて24時間サポート体制が整っている点も特徴であり、操作に不安のある方にとってメリットがあります。

FXに関しては、「FXネオ」と「くりっく365」を提供しています。「FXネオ」がGMOクリック証券が運営・管理を行っているのに対し、「くりっく365」は取引所が運営・管理を行っています。

なお「くりっく365」は、限られた証券会社での取り扱いであり、この点もGMOクリック証券の特徴です。

2.FXネオを使う5つのメリット

FXネオを使うメリットを以下5点、解説していきます。

  1. スプレッドが業界最狭水準
  2. 取引ツール・スマホアプリが豊富
  3. デモ取引ができる
  4. 24時間電話サポート体制がある
  5. 他の金融商品へも投資可能

2-1.スプレッドが業界最狭水準

FXネオは、スプレッドが業界最狭水準です。スプレッドとは、買値と売値の差のことで、FXにおける「取引コスト」にあたります。このスプレッドは狭ければ狭いほど、取引コストが低いことになります。

以下がGMOクリック証券を含めた、代表的な国内FX会社のスプレッドです。

FX会社 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 南アフリカランド/円
GMOクリック証券※1 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭 1.2銭 0.9銭
DMM FX 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭 1.2銭 1.0銭
YJFX! 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭 1.2銭 1.3銭
みんなのFX 0.2銭 0.4銭 0.8銭 0.6銭 1.0銭 0.9銭
外為どっとコム 0.2銭 0.4銭 0.6銭 0.4銭 1.0銭 0.3銭
外為オンライン 0.9銭 1.9銭 3.4銭 3.2銭 3.6銭 14.9銭
インヴァスト証券 0.3銭 0.5銭 1.0銭 0.6銭 1.7銭 1.8銭
SBI FXトレード※2 0.09銭~ 0.3銭~ 0.69銭~ 0.38銭~ 0.9銭~ 0.78銭~

2021年9月9日現在
※1 スプレッド原則固定
※2 SBI FXトレード(1通貨~取引可)は、注文数量に応じてスプレッドが変わる

通貨ペアによっては他のFX会社の方が狭い場合もありますが、FXネオのスプレッドは、概して最狭水準にあることが分かります。取引コストを抑えて取引したいFX初心者にとっては、FXネオのスプレッドの狭さは大きなメリットになります。

2-2.取引ツール・スマホアプリが豊富

GMOクリック証券の取引ツールには「FXネオ」と「はっちゅう君FXプラス」、「プラチナチャート」、「FXツールバー」の4つ、スマホアプリは「GMOクリック FXneo」があります。

「FXネオ」はシンプルなツールで、「はっちゅう君FXプラス」・「プラチナチャート」は複雑な分析をしたい方にメリットがあります。順番に見ていきましょう。

FXネオ

「FXネオ」はブラウザから利用する取引ツールです。レートやニュース、取引状況などが1画面にまとめて表示されるため、取引ツールに慣れていない人でも簡単に操作ができるのが特徴です。

注文は、新規注文や注文変更、注文取消などを1画面で完結することができます。また、「スピード注文」を利用することで1クリックでの注文が可能です。

はっちゅう君FXプラス

「はっちゅう君FXプラス」は、FX初心者から上級者にいたる幅広い投資家が利用できるように、GMOクリック証券が開発したシステムです。

直感的な操作が可能で、1クリックで即時注文可能な「スピード注文」や、基本的なテクニカル指標(全8種類)が搭載されています。また、ワンクリックで入出金・振替の手続きができる点もポイントです。

ただし、精緻なテクニカル分析をしたいという人は、より多くのテクニカル指標が搭載された「プラチナチャート」を利用しましょう。

プラチナチャート

「プラチナチャート」は、FXネオの通貨ペア以外にCFDにも対応している取引ツールです。

「プラチナチャート」は、「はっちゅう君FXプラス」のテクニカル指標(全8種類)が搭載されている点と比較すると搭載されているテクニカル指標が38種類と、豊富です。そのため、テクニカル分析をして取引したい人にとってメリットがあります。

また、プラチナチャートでは為替以外の金や原油などの動きもひとつの画面で比較することができます。そのため、コモディティの動きも参考にしたい人にとっては便利なツールです。

FXツールバー

「FXツールバー」は、「Internet Explorer」で利用できるツールバーです。GMOクリック証券以外のページを見ているときでも、ツールバー上で為替や指数、商品の動き、経済指標をリアルタイムレートで確認できます。

ふとした時に「FXツールバー」で為替の動きを確認でき、さらに為替が大きく動きやすい経済指標・イベント前にはアラートも設定できるため、取引タイミングを逃すリスクを抑えることができるでしょう。

GMOクリック FXneo

「GMOクリック FXneo」は、FX専用のスマホアプリです。チャートからワンタップで発注できる「スピード注文チャート」や日々のトレード結果が確認できる「FXトレード日記」、各種経済指標が表示される経済カレンダーなどの機能が搭載されています。スマホアプリではありますが、機能が充実しているため外出先でも利用できます。

2-3.デモ取引ができる

FXネオは、1ヶ月間無料でデモ取引をすることができます。

FXネオのデモ取引では、本番に近い為替レート・環境で取引ができるため、チャートの読み方や相場について実践的に学ぶことができます。

また、「はっちゅう君プラス」や「プラチナチャート」、スマホアプリ「GMOクリック FXneo」などの取引ツールを、実際の取引同様に使うことができます。

実際の取引と同じように体験してみたいという方は、デモ取引を利用するメリットがあります。

2-4.24時間電話サポート体制がある

FXネオでは、24時間電話サポート体制が整っています。月曜日7:00~土曜日7:00の時間内であれば、深夜であっても電話で問い合わせができます。

そのため、「深夜だけど確認したい」という場合にも対応しています。FXを始めたばかりの頃は、心強いサービスです。また、電話以外にも問い合わせフォームからも質問可能であり、緊急性に応じて電話と使い分けて利用しましょう。

2-5.他の金融商品へも投資可能

また、GMOクリック証券は、株式や投資信託などFX以外の商品ラインナップも豊富です。そのため、「FX以外にも投資をしてみたい」と感じた場合でも、他の金融商品へ投資をすることができます。

また、FXに限らず「投資の勉強がしたい」という投資初心者にとっても、GMOクリック証券を利用してさまざまな金融商品へ投資をして、資産運用の学習をすることができます。

3.FXネオを使う3つのデメリット

続いて、FXを始めたい方がGMOクリック証券を使う以下3つのデメリットを解説します。

  • 取引単位は原則1万通貨
  • 自動ロスカット時に手数料が発生する
  • 1度の上限注文数が少ない

順に見ていきましょう。

3-1.取引単位は原則1万通貨

FXネオの取引単位は、原則1万通貨(南アフリカランド/円とメキシコペソ/円では10万通貨)です。FXネオでは取引単位が1万通貨ずつとなり、1万通貨・2万通貨・3万通貨・・・と1万通貨単位で注文していきます。

ここで「通貨」がイマイチ、ピンと来ない人もいるでしょうか。

例えば米ドルの場合は、1ドルが「1通貨」となり、1ドルが100円の場合は、「1通貨」×100円=100円を取引することを意味します。また、同じ条件で「1万通貨」取引する場合、「1万通貨」×100円=100万円が取引金額となります。

FXネオは1万通貨単位ですが、1,000通貨単位のFX会社や、100通貨単位のFX会社も珍しくありません。そのため、1,000通貨単位のFX会社に比べ、GMOクリック証券は初期の費用が必要となります。

ここで取引単位が1万通貨と1,000通貨の場合の、必要証拠金や取引金額を以下の条件で比較してみます。

  • 1ドル=100円
  • 1lot注文※
  • レバレッジ25倍

※1万通貨単位の場合は1万通貨、1,000通貨単位の場合は1,000通貨を指す。

取引単位 取引金額 必要証拠金
1,000通貨単位の場合 10万円(100円×1,000通貨×1lot) 4,000円(取引金額10万円÷レバレッジ25倍)
1万通貨単位の場合 100万円(100円×1万通貨×1lot) 4万円(取引金額100万円÷レバレッジ25倍)

このように、1,000通貨単位の場合と比べ、1万通貨単位の場合だと、取引金額・必要証拠金ともに大きな金額となります。なお、レバレッジ25倍での取引は急な相場変動があった際に追証やロスカットなどにつながりやすいため、4倍~5倍程度に抑えるなどリスクヘッジをしていきましょう。

3-2.自動ロスカット時に手数料が発生する

FXネオでは、自動ロスカット時に、1万通貨単位あたり税込500円(南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は、10万通貨単位あたり税込500円)の手数料が発生します。

自動ロスカットとは、自分のポジションと相場が逆の方向へ動き、含み損が大きくなってしまった際に、損失拡大を防ぐために自動的にロスカット(強制決済)される措置のことを指します。

FXネオは、自動ロスカットはポジションを決済するだけに留まらず、手数料が発生するため、認識しておく必要があります。

なお、手数料が掛かるのは自動ロスカットの時であり、自分でロスカット(損切り)をした場合には手数料は掛かりません。

3-3.1度の上限注文数が少ない

FXネオの1度の上限注文数は、通常モードで100万通貨、大口モード(Exモード)に切り替えると500万通貨です。

1度の上限注文数が1,000万通貨以上のFX会社もあるため、1,000万通貨以上の取引をしたい方にとってはデメリットとなります。

ただ、100万通貨というと、米ドル=100円だと仮定した場合、取引金額は1億円(レバレッジ25倍時の必要証拠金は400万円)となります。それ以下の金額で取引を検討している方にとっては、特にデメリットに感じないでしょう。

4.まとめ

今回はFXネオを使うメリットとデメリットを解説してきました。FXネオはスプレッドが業界最狭水準であることや、サポート体制が充実しており、FX初心者にとってメリットのある会社です。

一方、取引単位が1万通貨からであることや、自動ロスカット時に手数料が掛かる点など、デメリットも存在します。メリットとデメリットをしっかり把握した上で、FXネオの利用の検討を進めてみてはいかがでしょうか。

The following two tabs change content below.
庄子 鮎

庄子 鮎

証券会社および求人広告会社を経て、2019年よりフリーライターに。証券会社時代では営業職に従事し、主に株式や投資信託、債券の販売を経験。また現在、投資家でもあり、FX・日本株・米国株などへ投資をしている。"どういう表現でどこまで説明すれば、より分かりやすくなるか"を意識し、解説していきます。