CATEGORY ESG・サステナビリティ・インパクト投資

ESG・サステナビリティ・インパクト投資

米イーライ・リリー、社会インパクト分野のベンチャーキャピタルに69億円追加出資。人種間の不平等解消や医療アクセスの向上目指す

米製薬大手イーライ・リリー(LLY)は5月9日、社会インパクト分野のベンチャーキャピタルに投資する「ソーシャルインパクト・ベンチャーキャピタル・ポートフォリオ」に5,000万ドル(約69億円)を追加出資すると発表した(*1)。同取り組みを通じて、人種間の不平等や医療アクセスの向上を目指す。

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オーステッド、CCSプロジェクト受注。マイクロソフトと史上最大級のオフテイク契約締結 JPモルガンや3Mも炭素除去推進

デンマークのエネルギー大手オーステッド(ティッカーシンボル:ORSTED)は5月15日、デンマークエネルギー庁(DEA)より20年間にわたる炭素回収・貯蔵(CCS)プロジェクトを受注したと発表した(*1)。同プロジェクトでは、米マイクロソフト(MSFT)と史上最大級の炭素除去クレジット購入契約を締結した。ネットゼロを達成する上で革新的な炭素除去(CDR)技術が求められる中、米国ではJPモルガンチェース(JPM)やスリーエム(MMM)もCDR推進に向けた取り組みを加速させる。

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イベルドローラ、ホルシムと提携。サステナブルビルディングと再エネプロジェクト推進

スペイン電力大手イベルドローラ(ティッカーシンボル:IBE)は5月24日、セメント世界大手スイスのホルシム(HOLN)と、ドイツで再生可能エネルギー由来の電力購入契約(PPA)を締結したと発表した(*1)。サステナビリティ分野における広範な取り組みでも協働していく方針である。

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ネットゼロで水素が果たす“現実的”な役割とは。シュローダーが考察

シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社は6月12日に発表したレポート「水素とネットゼロ~どの役割が現実的でどの役割が非現実的か?~」で、英国において、水素がネットゼロで期待される役割と、「柔軟性だが万能ではない」という懐疑的な部分の両面から解説している。

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住宅購入検討者の7割超が「環境に配慮した住宅に興味あり」、ZEHの認知度も6割。アットホーム調査

不動産情報サービスのアットホーム株式会社は6月5日、「省エネ意識に関する調査」によると、「省エネ」を意識して住まいを探した(または探している) 住宅購入経験者は49.5%、住宅購入検討者は70%に上り、さらに「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の認知度は約6割、「理解していて、人に説明ができる」人は15.5%と、関心の高まりをうかがわせた。

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サステナブル投資の認知度は過半数に達するも、投資リターンへの期待はまだ少数。フィデリティ、ESGやサステナブル投資に関する調査

フィデリティ投信株式会社は6月2日、ESG(環境・社会・企業統治)やサステナブル投資についての調査結果を発表した。調査は今年3回目で、6月5日の「世界環境デー」を前に、18歳~69歳までの男女2101人を対象に実施した。今回はサステナブル投資の認知度が男女とも初めて過半数を超え、女性では昨年比で約2倍と、急速な関心の高まりがみられた。

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SIIF、JVPFを通じ「地域・教育魅力化プラットフォーム」「ホームスタート・ジャパン」に資金提供・経営支援を決定

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は6月8日、一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズと共同で運営する「日本ベンチャー・フィランソロピー基金」(JVPF)を通じ、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームと特定非営利活動法人ホームスタート・ジャパン(HSJ)の2団体に対し、3年間にわたりそれぞれ3000 万円の資金提供と経営支援を提供すると発表した。

ふるさと納税

さとふる、ふるさとチョイス、ふるなびがふるさと納税を利用した台風被害支援の受付中

6月初旬に全国各地に被害をもたらした台風2号の災害支援のため、ふるさと納税サービスサイトを運営する企業が相次いで受付を開始した。株式会社さとふるは、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」で「令和5年6月台風・豪雨被害 緊急支援寄付サイト」を開設、6日から寄付の対象に静岡県島田市、和歌山県紀の川市を加え、同サイトで扱う自治体数は12自治体となった。

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シングルマザー支援のLivEQuality大家さん、総額3.2億円を調達。インパクトボンドなど活用し居住用物件を取得

シングルマザー居住支援事業を手掛ける株式会社LivEQuality大家さん(リブクオリティおおやさん)は6月2日、総額3.2億円の資金調達を完了し、「アフォーダブルハウジング」に活用するための住宅を、同社が本社を置く名古屋市で30戸取得したと発表した。

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GLM、自社初の環境認証を取得した都内の2物件を竣工。資産価値と地球環境保全の両立へ前進

投資用不動産の株式会社グローバル・リンク・マネジメント(GLM)は5月31日、自社初の「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」5つ星を取得した「アルテシモ上十条(仮称)」、同じく自社で初のZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション・オリエンテッド)物件である「アルテシモ中野(仮称)」を竣工した。

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SIIFの富裕層におけるフィランソロピー事業チームが独立、新会社設立

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は5月31日、富裕層に対するフィランソロピーアドバイザリー事業を手掛けるフィランソロピー・アドバイザーズ株式会社と連携し、日本におけるフィランソロピーをさらに活性化させるとともに、インパクト創出を志向する資金のエコシステムの形成に努めていくと公表した。

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ネスレ、食品・飲料業界初の人工衛星画像を活用した森林再生プロジェクトのモニタリング実証開始。エアバスと協働

食品・飲料世界大手のネスレ(ティッカーシンボル:NESN)は4月27日、欧州航空機大手エアバス(AIR)の新型人工衛星「Pléiades Neo」から取得した超高解像度の画像を活用し、森林再生プロジェクトの取り組みをモニタリングする実証実験を行うと発表した(*1)。食品・飲料会社として初の取り組みになる。

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米ネクステラ・エナジー、全米網羅する商用電動車・水素燃料電池車向け公共充電・充填ネットワーク構築目指す。ダイムラートラック、ブラックロックと協働

米電力大手ネクステラ・エナジー(ティッカーシンボル:NEE)は4月28日、傘下のネクステラ・エナジー・リソーシズと、ダイムラートラック・ノースアメリカ、ブラックロックのオルタナティブ運用部門が合弁会社「Greenlane」を設立すると発表した(*1)。Greenlaneを通じて、中・大型のバッテリー式商用電動車と水素燃料電池車向けに、全米を網羅する公共充電・充填ネットワークの構築を目指す。

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SIIF、日本インパクト投資2号ファンドで家庭料理宅配サービス運営のAntwayに投資

一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は5月24日、SBIグループで新生企業投資株式会社の子会社である新生インパクト投資株式会社と共同運営する日本インパクト投資2号ファンド(はたらくFUND)を通じて、株式会社Antwayが実施する第三者割当増資を引き受けたと公表した。

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2022年度の国内インパクト投資残高5兆8480億円、前年度比4.4倍に。SIIF調査

GSG 国内諮問委員会の事務局を務める一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)は5月19日、「日本におけるインパクト投資の現状と課題2022年度調査報告書」を公開した。アンケート調査結果から算出された2021年度末時点の日本におけるインパクト投資残高が5兆8480億円となり、前年度のインパクト投資残高の1兆3204億円から4.4倍と急成長した。

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ロレアル、インパクト投資ファンドを通じて生物多様性の保全推進。炭素回収、森林・マングローブ再生企業に資金拠出

仏化粧品大手ロレアル(ティッカーシンボル:RO)は4月20日、同社インパクト投資ファンド「L’Oréal Fund for Nature Regeneration」を通じ、土壌中の炭素回収、森林再生、マングローブ再生に資する革新的な取り組みを実践する企業3社に新たに資金を拠出すると発表した(*1)。同ファンドを活用して生物多様性の保全を推進する。

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リンデとハイデルベルグ・マテリアルズ、セメント業界初の大規模CCU施設建設へ。25年にも運用開始

工業ガス大手英リンデ(ティッカーシンボル:LIN)は4月12日、独セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズ(HEI)と、セメント業界としては世界初となる商用規模の二酸化炭素(CO2)回収・利用(CCU)施設を建設すると発表した(*1)。早ければ2025年に運用を開始する計画だ。

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米スタバ、世界3500店舗超で独自グリーンビルディング認証取得。リソースポジティブ推進

米スターバックス(ティッカーシンボル:SBUX)は4月17日、世界20市場の3,508店舗が、同社独自のグリーンビルディング認証プログラム「Greener Stores」を取得したと発表した(*1)。地球から得た以上のものを還元する「リソースポジティブ」の実現に向けて、世界自然保護基金(WWF)と共同開発した同プログラムを今後も推進していく方針だ。

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大和ハウス工業、投資用不動産の投資判断基準に日本で初めてインターナル・カーボンプライシング導入

住宅総合メーカーの大和ハウス工業株式会社は今年4月、社内の投資用不動産の投資判断基準としてインターナルカーボンプライシング制度(ICP)を導入したと発表した。ICPは「社内炭素価格」とも呼ばれ、企業が独自に対象不動産のCO2削減量により環境価値を金額換算して加算すること。