AmazonがDeFi人材を募集、AWSのブロックチェーン事業を強化へ

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米Amazonが、ブロックチェーンプロダクト責任者の募集を行う中で、特に分散型金融(DeFi) に精通した人物が好ましいと明記していることがわかった。好ましい条件として、「DeFiの経験があればなお良い」と記載されている。

今回の募集は、Amazonの運営するクラウド事業AWSにおけるブロックチェーン部門「Amazon Managed Blockchain(AMB)」の製品責任者を募るものだ。ブロックチェーンを使ったアプリケーション開発をサポートするためのインフラシステムであり、これまでにHyperledgerを中心に対応を進めてきた。

3月にはイーサリアムへのサポートも開始しており、DeFiについて「オープンでプログラム可能かつ中央機関なしで運用され、支払いや投資、貸付、取引などのための新たな手段を提供できるという点において、既存の金融ネットワークとは異なる。」と言及している。

Amazonは、AMBを通してDeFiやサプライチェーン、その他金融サービス、アイデンティティなどに対応するとし、分散型アプリケーションの構築を促進したいと説明。大規模開発の経験がある人材を探しているとした。

募集の中では、計3回DeFiについて言及している。その他、ブロックチェーンの開発フレームワーク及びイーサリアムとHyperledgerの開発経験が求められるという。

AMBは、エンタープライズブロックチェーンの領域を牽引するサービスだ。この領域にはMicrosoftやIBMといった大手テック企業が古くから参入しており、既にレッドオーシャンになりつつあった。しかしながら5月にMicrosoftが「Azure Blockchain Service」の提供を終了することを発表し、大きく話題となっている。

米暗号資産メディアDecryptによると、2020年よりDeFi市場は右肩上がりを続けており、今年の5月には総供給額が900億ドルに迫る勢いだったという。その後の市場の暴落により現在は600億ドル弱にまで減少したものの、安定した市場が形成されつつあることがわかる。

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec