JPモルガン・チェースは今週、パンデミック下における投資動向に関するレポートを報告している。レポートでは高年層の投資家は金を好む傾向があるのに対し、若年層の投資家がビットコインを選ぶ傾向があるとしている。
Bloombergに掲載された同社のレポートでは、すべての投資家がこのパンデミック下の経済が不透明な中でオルタナティブ投資に注目をしているとされている。高年層の投資家は価値の保存とインフレ対策に安全資産の金を好むのに対し、若年層の投資家は同様の目的をビットコインに見出している。また、伝統的な投資商品の中でも、若年層はテック株を好み、高年層は株式を手放す傾向があることも分かった。
金価格は先月末に最高値を更新し高値を維持し続けているが、ビットコインは2017年の最高値となる19,665米ドル近辺にすら到達できないままだ。それでも、最近は高年層の投資家もビットコインや他の暗号資産に注目し始めているという。まだまだ、金と比較すると価格が不安定なビットコインだが、ベビーブーマーやX世代でもミレニアル世代やZ世代のようなビットコイン購入増加が見られるという調査もある。
ビットコインが安全資産として投資の対象となるにはまだまだ時間がかかるというのは一般的な意見だが、再び価格が上昇する中でビットコインは着実に注目を集めている。
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高橋奈夕
国際基督教大学4年。NYに支社を置くブロックチェーン専門のベンチャーキャピタルで半年以上インターンとして勤める。バイリンガルを生かして海外の記事を翻訳し、よりよい情報を国内に広めることにコミットしている。
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