ブロックチェーンでプラスチックのサプライチェーンに透明性を。EUが180万米ドルを支援へ

オランダのブロックチェーンスタートアップCirculariseが、全欧州規模で実施される、研究及び革新的開発を促進するための欧州研究・イノベーション枠組み計画「Horizon 2020」を通して180万米ドルの支援金を獲得した。同社は、プラスチックの製造工程を樹脂から最終製品、途中の添加剤まで追跡するプロジェクトを進めている。Ledger Insightsが9月9日、報じている。

Circulariseは製品のサプライチェーンの透明性を高め、環境への取り組みを推し進めるだけでなく、リサイクル過程のために重要なデータを提供できるようにすることが可能だ。同社の創設者Jordi de Vos氏は今回の資金調達について、「EU委員会は循環型経済を成長させる新興テクノロジーに対して前向きな姿勢を示している」と述べている。

Horizon2020は、既にプラスチックのサプライチェーンにブロックチェーンベースのトレーサビリティソリューションを実験的に試していた素材化学分野の化学品メーカーのコベストロや自動車向け合成樹脂を手がけるドーモケミカルスから継続的なサポートを受けており、Circulariseもこうした文脈で今回の資金調達に至る結果となった。

Circulariseはサプライチェーン全体を通じて、プラスチックはQR、RFID、NFC、化学トレーサー、DNAなどを使用して管理する。一方で、他のブロックチェーンソリューションでは、リサイクルプロセスを重視したりなどプロジェクトによって特徴は異なっている。今後もさまざまな領域でのブロックチェーン活用が期待される。

【参照記事】EU backs blockchain plastics recycling startup Circularise

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高橋奈夕

高橋奈夕

国際基督教大学4年。NYに支社を置くブロックチェーン専門のベンチャーキャピタルで半年以上インターンとして勤める。バイリンガルを生かして海外の記事を翻訳し、よりよい情報を国内に広めることにコミットしている。