Libraに対して米国、英国、EU、オーストラリア、カナダのデータとプライバシー保護規制機関が共同声明

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米国、英国、EU、オーストラリア、およびカナダのデータとプライバシー保護規制機関は8月6日、Facebookの仮想通貨プロジェクトLibraに関する共同声明を発表した。

当局は共同声明内で、Facebookが過去に個人情報を流出させたことを理由に、Libraネットワークが数百万人の個人情報を保持することに懸念を示している。そのため、当局はLibra Associationに参加する28団体に対して、個人情報の使用方法や個人情報を第三者に共有するかどうかなど、Libraから得られる個人情報の取り扱いについて情報を求めた。

Libraプロジェクトは、FacebookがLibraのために設立した子会社代表Calibraによって主導されるデジタル通貨プロジェクトで、その目的は銀行口座を持てない貧困層(アンバンクト)を経済に参加させることにある。一方で、Libraはその影響の大きさから金融政策への悪影響があると指摘する識者もおり、今世界で議論が進行中だ。

【参照記事】Facebook’s Libra crypto project faces new heat from global privacy regulators

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藤田 正義

「難解な用語を誰でもわかるように」をモットーに「HEDGE GUIDE」では、ニュース記事・コラム記事・プレスリリースなどの執筆を担当。チャートを1日中見続ける、海外の情報収集により投資判断を行うなどの経験から、独自のマーケット分析を行う。原動力は、好奇心。